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真実×愛=?

ありがとう

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「あれ?いつの間にあたし寝てって!?!?アルト?」
あ、そっか。あれから昨日お話してて、2人とも寝落ちしちゃったのか。
『あ、ご主人。おはよう』
「おはよ、アルト。よし、準備したら学校に向かおう!」

ーーーー
「ハノン、おはよ♪」
「ユウ、おはよう。」
「ユウ、ハノン。はよ。それと昨日はありがと」
「体調よくなったからうれしいよ!」
「まぁ、ちょっと頭痛はあるけどな。」
「「無理は駄目だよ」」
「何ハモってんだよw」
正直、熱とかそういう、頭の痛さではない。
何か、思い出そうとしてるのか?
原因は、多分ーーーー。
昨日ハノンに言われたあの言葉。妙にひっかかる。

そして、午前授業、お昼休みが終わり、5時限目。

「次。移動だよ~」
「シン、ユウ!行くよ~って、あっ、やっぱり先行っといて!お願い!」
「「わかったー」」
ーガタンっ
あ、まさか。2人とも心配してるってことは、、
『ご主人~調子はどーう?』
「アルト、お前の仕業か、2人とも焦ってんじゃん(笑)」
『いいじゃないか、それで、今日がラストだよ?』
「わかってる。今日の23時まででしょ?」
『うん、わかってるなら大丈夫だ、頑張って、俺もあっちの世界に顔出しに行ってくる』
「はいはーい」
アルトってば、なーんでいつも学校なのよ。まぁいいか!
「………ん?2人共。どうしたの?」
「は?お前いきなり倒れるから心配しただけだし、」
「僕も♪」
「あたしは大丈夫だし、早く移動しないと…ってほら!チャイムなってる!!!!!!!」


ーー授業中
ふと、視界の中にシンがうつった。
何?シンの周りにうろついてる光の玉。嫌な感じがする。
今すぐ消えてほしい。
「アルト!?今授業中!」
『大丈夫、ご主人の心に話しかけてる状態だから、ご主人も意識を失ってないし、ご主人が話すことも俺にしか聞こえない。』
「あの光の玉、嫌な感じがする。」
『ご主人、アレが見えるの!?』
「え?まぁ。」
『それは、予想外だったな。とゆうことはアレが使えるのか!試してみよう!』
「え?あ?あれって?」
『説明は後で!俺の言うとうりにやってみてよ!えっと、あの光の玉に向かって人さし指を向けて、で、消えてほしいって願ってみて。大丈夫、その動きも周りにもわからない状態だから。』
「こう??」
『そうそうそう!』
「…失せろ」
あたしがそういった瞬間。気味の悪い光の玉は消えた。
『素晴らしい!』
「えっと、あたし?今何して、。」
『いわゆる魔法的な?』
「まじ………………」
『んじゃ、それだけ。23時にね?』
「りょうかーい」

ーーそして、、
「あ、22時…」
あれから私はいつもどうりに過ごした。
帰りのSHRうけて、一緒に帰って、また明日ねって言って。
「あ~あ~もう死んじゃうのか」

ーータイムリミットまで後1時間。

その頃。
「シン?これ、ハノンちゃんに持っていきなさい、この間のお礼!」
「は?こんな時間に?」
「本当は遅いからいつもなら明日でもいいんだけど、今日は特別に!」
「てか。なんで、俺なの?」
「え?だって、あんた、ハノンちゃんと幼馴染じゃない?」
は?何言ってるんだ?俺の幼馴染はユウだけだ。
「俺の幼馴染はユウだけなんだけど?」
「あんた、熱でもあるの?早く持っていって!」
どういうことだ??
「ちょっと着替えてくる。」
「玄関に置いとくわね」

ーカチャ
「どういうことだ?、」
俺とハノンが幼馴染?着替えながらそう考えてた時。
一枚の紙のようなものが足元に落ちた。
「何だこれ?」
それには、俺とハノン、ユウの3人が写っている写真だった。
ードクンっ

ーー「…あたしがシンの事ただの友達だと思ってんの?」ーー

あの言葉、今なら理解できる。それと同時だった。
今まで忘れていた記憶、ポケットから着信音が鳴り響く携帯。
そこにはハノンからのメール。


「ーシン、ありがとうー」

それだけ。絵文字もない。

何か嫌な予感がする。
俺は急いで走ってハノンのもとへ向かった。
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