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本編
マイラの嫉妬
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ルイside
マイラ様が珍しくむくれている。
理由をあれやこれや考えても全然思いつかない。
プク~っと頬を膨ませているのはハムスターのようでとっても可愛いけれど…
「マイラ様、良かったら理由をお聞かせください」
マイラ様を嫌な気分にさせたのは一体、誰か、何か気になる。
「やぁーよ」
「そんな意地悪仰らずに…」
「ふーんだ」
さて、どうしようか。
考えていると、あっ!と声を出すマイラ様。
「どうされましたか?」
「ふふ、ルイ!ちょっとこっち来て。」
手を引っ張り横に座らされた。
「いいこと?これは、我慢比べよ」
「我慢比べ??」
「そうよ!ルールは簡単。顔を近づけて、先に離した方が負けよ!ルイが勝ったら、なんで私が不機嫌だったか教えても良くってよ」
「なるほど。ではマイラ様が勝ったら?」
「そうね…ルイにお姫様抱っこしてもらうわ」
「かしこまりました」
そんな勝負、僕に有利でしかない。
だって、てこでも動かさない自信がある。
「それじゃ、行くわよ?」
ジリジリと近づいてくるマイラ様の顔。
「「……………」」
ピトッと鼻と鼻が触れた。
「!?」
そのまま鼻を擦り付けるマイラ様。
ムラムラッ……。
『~~っ。勘弁してください…』
超至近距離。
下半身に熱が溜まるのが分かる。
こんな寸止め、意地悪すぎます…!
「ふふっ、ルイ顔が赤くてよ?降参かしら?」
「マイラ様、少々天然が過ぎやしませんか…?」
「あっ…!」
顎を持ち、軽くキスをした。
顔を離すマイラ様。
「ふふ、僕の勝ち…ですね」
「あっ、ずるいわ!んっ……!?」
カウチの背もたれに押し付け、また深くキスをする。
「ちょっ…んぅ、ん、ふぁっ、んんっ……」
手を絡め、だんだんと、マイラ様に覆い被さるように体制を変える。
唇を離して、また鼻をくっつけた。
「さて…勝負は僕の勝ち、のようです」
「むぅ…仕方ないわ、教えるわ」
「………ルイがメイドの女の子に優しくしているのが嫌だったのよ」
「えっ?」
意外な理由に面食らった。
なんの事だろう…?
「お姫様抱っこまで、してたじゃない」
あ…エミリーの事か…!
「見てらしたのですか?」
「ルイは…誰にでも、優しすぎるんじゃない?」
ふん。とむくれるマイラ様。
今…もしかして…ヤキモチ妬かれてる??
可愛い、可愛い、可愛い……!!
「あぁ、マイラ様!」
思わず、ギュッと抱きしめた。
「ルイッ…」
腕の中の貴方がこんなにも愛しい。
「私がなによりも大事にしているのはマイラ様ですよ」
マイラ様が言葉を発する前に、また2人で深い口付けを交わした。
マイラ様が珍しくむくれている。
理由をあれやこれや考えても全然思いつかない。
プク~っと頬を膨ませているのはハムスターのようでとっても可愛いけれど…
「マイラ様、良かったら理由をお聞かせください」
マイラ様を嫌な気分にさせたのは一体、誰か、何か気になる。
「やぁーよ」
「そんな意地悪仰らずに…」
「ふーんだ」
さて、どうしようか。
考えていると、あっ!と声を出すマイラ様。
「どうされましたか?」
「ふふ、ルイ!ちょっとこっち来て。」
手を引っ張り横に座らされた。
「いいこと?これは、我慢比べよ」
「我慢比べ??」
「そうよ!ルールは簡単。顔を近づけて、先に離した方が負けよ!ルイが勝ったら、なんで私が不機嫌だったか教えても良くってよ」
「なるほど。ではマイラ様が勝ったら?」
「そうね…ルイにお姫様抱っこしてもらうわ」
「かしこまりました」
そんな勝負、僕に有利でしかない。
だって、てこでも動かさない自信がある。
「それじゃ、行くわよ?」
ジリジリと近づいてくるマイラ様の顔。
「「……………」」
ピトッと鼻と鼻が触れた。
「!?」
そのまま鼻を擦り付けるマイラ様。
ムラムラッ……。
『~~っ。勘弁してください…』
超至近距離。
下半身に熱が溜まるのが分かる。
こんな寸止め、意地悪すぎます…!
「ふふっ、ルイ顔が赤くてよ?降参かしら?」
「マイラ様、少々天然が過ぎやしませんか…?」
「あっ…!」
顎を持ち、軽くキスをした。
顔を離すマイラ様。
「ふふ、僕の勝ち…ですね」
「あっ、ずるいわ!んっ……!?」
カウチの背もたれに押し付け、また深くキスをする。
「ちょっ…んぅ、ん、ふぁっ、んんっ……」
手を絡め、だんだんと、マイラ様に覆い被さるように体制を変える。
唇を離して、また鼻をくっつけた。
「さて…勝負は僕の勝ち、のようです」
「むぅ…仕方ないわ、教えるわ」
「………ルイがメイドの女の子に優しくしているのが嫌だったのよ」
「えっ?」
意外な理由に面食らった。
なんの事だろう…?
「お姫様抱っこまで、してたじゃない」
あ…エミリーの事か…!
「見てらしたのですか?」
「ルイは…誰にでも、優しすぎるんじゃない?」
ふん。とむくれるマイラ様。
今…もしかして…ヤキモチ妬かれてる??
可愛い、可愛い、可愛い……!!
「あぁ、マイラ様!」
思わず、ギュッと抱きしめた。
「ルイッ…」
腕の中の貴方がこんなにも愛しい。
「私がなによりも大事にしているのはマイラ様ですよ」
マイラ様が言葉を発する前に、また2人で深い口付けを交わした。
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