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Ⅰユイの章【帝都】
01.
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自分の身体の中心で、熱く大きなものが弾ける。
ドクドクと脈打つそこから、溢れるほどの液体が注ぎ込まれ、身体中隅々にまで深く浸透していくのが分かった。
「や、…も、…っ」
「…まだ。ダメだ」
それは感じたことのない激しい快感の爆発で、ユイの身体は粉々に弾け飛び、ただひたすらに身体を繋ぎ合わせている白い毛並みの美しい人狼にしがみつくしかない。
命綱のように。
怖いくらいの快感に目の前に閃光が走り、身体中を熱い衝撃が駆け巡って、幾度となく恍惚に昇り詰めているのに、しっかりとねじり込まれた彼の固く屹立したものは容赦なくユイの最奥を穿つ。
「や、…ぁっ、……も、…っ、…あ、あ…―――――…っ」
立て続けに達しながら、まるで、自分のものではないような甘く濡れた嬌声が涙と共に零れ落ちる。それを長く甘い舌で舐め取りながら、
「ユイ、大丈夫だから、…」
白き人狼はぴったりと肌を重ね合わせ、逞しい手足を絡め合わせ、滑らかな白い毛ですっぽりとユイの身体を覆って、ユイの中に決して逃れられない楔を打ちつける。快感に喘ぐ声も歓喜に震える身体も、人狼はしなやかに強く大きな体躯で全て受け止め、長い舌を巧みに伸ばして、口内をまさぐり、歯列をなぞり、舌を弄び、喉奥まで突き入れて快感を増幅させる。
なんでこんな、…
いつのまにこんな、…
肌触りも匂いも温度も。ずっと長くそこにあって。
誰よりも安心して。何もかも知っていると思っていたのに。
こんな、…こんな、…
「…ユイ」
こんなに甘く愛おしげな声を聞くのは初めてで。
その声が耳朶をくすぐって体内に浸透するときゅうきゅう胸が締め付けられて、奥深くまで咥え込んでいる彼のものを否応なしに強く締め付けてしまう。そこからまた新たな快感が生じ、舌も胸も手足も腰も、彼に繋がれているあらゆる個所が熱く溶け落ちて混ざり合い、頭も身体も快感に痺れて、どこまでが自分でどこからが彼なのか、境界線が分からなくなる。
だって、ずっと一緒にいたから。
生まれる前から一緒にいたから。
「ユイ、もっと、…」
彼の甘い舌と大きなものが上からも下からもユイを深々と貫き、背中に回された鍛えられた腕と髪を撫でる優しい指が、限界を超えてユイを絶頂に導き出す。
もうどのくらいこうしているんだろう。
時間と空間の感覚がなくなって、感じるのは身体を辿る彼の巧みな感触と、内側を穿つ奔放な彼に甘く繋ぎ止められた一点だけ。その固く繋ぎ合わされた中で、また彼が一層深く大きな快感の波を起こし、ユイを連れて激しく爆ぜた。
気が遠くなるほどの凄まじい快感に、五感の全てが恍惚の煌めきに満ちていく。彼に何もかもを溶かされて緩やかなまどろみに落ちながら、自分がなにか大切な、かけがえのない存在になったような気がして、
「…ロウ」
ユイは未だ自分の中に熱い迸りを注ぎ込んで止まない、双子の兄である白き狼を抱きしめた。
ドクドクと脈打つそこから、溢れるほどの液体が注ぎ込まれ、身体中隅々にまで深く浸透していくのが分かった。
「や、…も、…っ」
「…まだ。ダメだ」
それは感じたことのない激しい快感の爆発で、ユイの身体は粉々に弾け飛び、ただひたすらに身体を繋ぎ合わせている白い毛並みの美しい人狼にしがみつくしかない。
命綱のように。
怖いくらいの快感に目の前に閃光が走り、身体中を熱い衝撃が駆け巡って、幾度となく恍惚に昇り詰めているのに、しっかりとねじり込まれた彼の固く屹立したものは容赦なくユイの最奥を穿つ。
「や、…ぁっ、……も、…っ、…あ、あ…―――――…っ」
立て続けに達しながら、まるで、自分のものではないような甘く濡れた嬌声が涙と共に零れ落ちる。それを長く甘い舌で舐め取りながら、
「ユイ、大丈夫だから、…」
白き人狼はぴったりと肌を重ね合わせ、逞しい手足を絡め合わせ、滑らかな白い毛ですっぽりとユイの身体を覆って、ユイの中に決して逃れられない楔を打ちつける。快感に喘ぐ声も歓喜に震える身体も、人狼はしなやかに強く大きな体躯で全て受け止め、長い舌を巧みに伸ばして、口内をまさぐり、歯列をなぞり、舌を弄び、喉奥まで突き入れて快感を増幅させる。
なんでこんな、…
いつのまにこんな、…
肌触りも匂いも温度も。ずっと長くそこにあって。
誰よりも安心して。何もかも知っていると思っていたのに。
こんな、…こんな、…
「…ユイ」
こんなに甘く愛おしげな声を聞くのは初めてで。
その声が耳朶をくすぐって体内に浸透するときゅうきゅう胸が締め付けられて、奥深くまで咥え込んでいる彼のものを否応なしに強く締め付けてしまう。そこからまた新たな快感が生じ、舌も胸も手足も腰も、彼に繋がれているあらゆる個所が熱く溶け落ちて混ざり合い、頭も身体も快感に痺れて、どこまでが自分でどこからが彼なのか、境界線が分からなくなる。
だって、ずっと一緒にいたから。
生まれる前から一緒にいたから。
「ユイ、もっと、…」
彼の甘い舌と大きなものが上からも下からもユイを深々と貫き、背中に回された鍛えられた腕と髪を撫でる優しい指が、限界を超えてユイを絶頂に導き出す。
もうどのくらいこうしているんだろう。
時間と空間の感覚がなくなって、感じるのは身体を辿る彼の巧みな感触と、内側を穿つ奔放な彼に甘く繋ぎ止められた一点だけ。その固く繋ぎ合わされた中で、また彼が一層深く大きな快感の波を起こし、ユイを連れて激しく爆ぜた。
気が遠くなるほどの凄まじい快感に、五感の全てが恍惚の煌めきに満ちていく。彼に何もかもを溶かされて緩やかなまどろみに落ちながら、自分がなにか大切な、かけがえのない存在になったような気がして、
「…ロウ」
ユイは未だ自分の中に熱い迸りを注ぎ込んで止まない、双子の兄である白き狼を抱きしめた。
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