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hage.68
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オレの髪をなでながら、額に眼に鼻に耳に、…触れるリツキの唇が泣きたくなるくらい優しくて。
眠気を残しながらリツキを見たら、
「アイ…」
これ以上出来ないくらい、近くに引き寄せられて、溶けそうなくらい、ぴったりリツキに張り付いた。
リツキが遊ぶみたいに軽いキスを繰り返すから、リツキの耳に手を伸ばして触れると、深いキスが落ちてきた。
リツキの甘い舌が、言葉以上に想いを伝えてくれる気がした。
『彼女にしたいのは、一人だけなんだって。好きなのは、その子だけなんだって』
『お前だけだよ、離したくないの』
もっとリツキに近づきたくて、必死でしがみついた。
リツキのキスが甘いのに切なくて、必死で追いかけた。
身体の芯から熱いものが込み上げてきて、
「リツ…」
耐えきれなくて名前を呼んだら、呼吸ごと奪うようなキスをされた。
もっと。って思った。
なんかリツキが愛しいみたいな気分になって、切なくなって、もっと、…
もっと、リツキに近づきたい。
リツキの一番近くに行きたい。
リツキと一つに溶け合いたい。
オレが空気を求めてあえぐと、リツキの唇が首筋に降りてきた。
そのまま鎖骨に降りて、思わず、目を強くつむったら、…
「痛って…!」
背骨にナツキの膝蹴りを食らった。
「くらえ、…正義は、…ボクの…」
完全に寝ぼけているナツキは、オレを珍獣と思ってるらしく、正義の鉄拳が容赦なく降り注ぐ。
背中は痛てーわ、ケツは痛てーわ、
で、ナツキを取り押さえたら、ナツキがパッチリ起きて、
「アイ~、ボクのカピバラがかいじゅうになっておそってきた~」
…泣かれた。
そうか、オレもカピバラから進化したんだな。
ナツキをあやしてると、オレごとリツキが後ろから包んでくれた。
首筋を唇でなぞるからくすぐったくて、笑いたいのにゾクゾクして、胸の奥がぎゅってなる。
「でもボクちゃんとアイをまもったよ」
オレにしがみつくナツキはかわいくて、リツキに包まれてあったかくて、
なんか、幸せだな、って思った。
「なぁに~、アイ、赤くなってない??」
チナツの声で回想から覚めると、チナツがオレをのぞき込んでいた。
「ななな、なってねーよっ」
ちけーよ、チナツ。ムダに詰め寄るなよ。
「あーっ、朝からイチャイチャしてきたんだぁ」
「いっ、…」
…イチャイチャ。
「してねーし」
…ちょっとしか。
「いやぁ~ん、アイが幸せオーラ満載になってるぅぅ~、ヤらずにこれって、リツキくんテク恐るべし~~~」
チナツ、声でけーって。
眠気を残しながらリツキを見たら、
「アイ…」
これ以上出来ないくらい、近くに引き寄せられて、溶けそうなくらい、ぴったりリツキに張り付いた。
リツキが遊ぶみたいに軽いキスを繰り返すから、リツキの耳に手を伸ばして触れると、深いキスが落ちてきた。
リツキの甘い舌が、言葉以上に想いを伝えてくれる気がした。
『彼女にしたいのは、一人だけなんだって。好きなのは、その子だけなんだって』
『お前だけだよ、離したくないの』
もっとリツキに近づきたくて、必死でしがみついた。
リツキのキスが甘いのに切なくて、必死で追いかけた。
身体の芯から熱いものが込み上げてきて、
「リツ…」
耐えきれなくて名前を呼んだら、呼吸ごと奪うようなキスをされた。
もっと。って思った。
なんかリツキが愛しいみたいな気分になって、切なくなって、もっと、…
もっと、リツキに近づきたい。
リツキの一番近くに行きたい。
リツキと一つに溶け合いたい。
オレが空気を求めてあえぐと、リツキの唇が首筋に降りてきた。
そのまま鎖骨に降りて、思わず、目を強くつむったら、…
「痛って…!」
背骨にナツキの膝蹴りを食らった。
「くらえ、…正義は、…ボクの…」
完全に寝ぼけているナツキは、オレを珍獣と思ってるらしく、正義の鉄拳が容赦なく降り注ぐ。
背中は痛てーわ、ケツは痛てーわ、
で、ナツキを取り押さえたら、ナツキがパッチリ起きて、
「アイ~、ボクのカピバラがかいじゅうになっておそってきた~」
…泣かれた。
そうか、オレもカピバラから進化したんだな。
ナツキをあやしてると、オレごとリツキが後ろから包んでくれた。
首筋を唇でなぞるからくすぐったくて、笑いたいのにゾクゾクして、胸の奥がぎゅってなる。
「でもボクちゃんとアイをまもったよ」
オレにしがみつくナツキはかわいくて、リツキに包まれてあったかくて、
なんか、幸せだな、って思った。
「なぁに~、アイ、赤くなってない??」
チナツの声で回想から覚めると、チナツがオレをのぞき込んでいた。
「ななな、なってねーよっ」
ちけーよ、チナツ。ムダに詰め寄るなよ。
「あーっ、朝からイチャイチャしてきたんだぁ」
「いっ、…」
…イチャイチャ。
「してねーし」
…ちょっとしか。
「いやぁ~ん、アイが幸せオーラ満載になってるぅぅ~、ヤらずにこれって、リツキくんテク恐るべし~~~」
チナツ、声でけーって。
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