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hage.14
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「はぁぁ?? 付き合ってるんだから、彼氏に決まってるじゃん!」
どうにも自分じゃ解決出来なくて、学校でチナツに聞いてみると、チナツはかわいそうな子を見るような目を向けてきた。
「や、…付き合ってる、つか…」
「も~う、せっかく初体験の感想聞こうと思ってたのにぃ~」
ぷりぷりしても、チナツは可愛い。
けど、なんでヤッてる前提なんだ?
「リツキくん、告白してくれたんじゃないの~?」
ふっ。
ハゲがバレた、あの屈辱の「おもちゃ」宣言か?
あれは、通告であって告白ではない。
…よなぁ。
だいたいリツキがオレにコクハクとかするわけねーし。
アイツが告られてるのは、腐るほど見てるけど、
告ってんのは、見たことねーし。
アイツはオレで遊んでるだけで、
別に、オレのこと、…好きとかじゃねーし。
「あ、わかった! 好きって言ってくれないとか?」
ビクっ。
いや、ビクじゃねー。
「リツキくんの場合は、態度で分かるけどね~。
でも、まぁね~、わかってても言って欲しいよね」
うんうん、とチナツは一人で納得している。
かと思えば、急に詰め寄ってきて、
「聞いちゃえば? アタシのこと好き?とか」
耳打ちするから、
「ぶはぁっっ」
やべー、卵焼き吹いた。
「アイ~、何してんの、もぉ」
と言いつつ、ウェットティッシュで拭いてくれるチナツは優しい。
「てかさー、アイは言ってるの?好きって、ちゃんと」
「うげっほげほっっ」
今度は卵焼きを喉に詰まらせた。
「もぉ大丈夫?アイ」
チナツが背中をさすってくれる。
お前、とんちんかんなこと言うなよ。
死ぬだろ。
オレがリツキを好き、とか…
「…な、わけねーじゃんっ!!」
頭が沸騰しそうになって、立ち上がって叫んだら、食べかけの弁当が中庭に転がった。
5時間目に見たことのない若い先生がやってきた。
「産休代理の川嶋アヤです。
新崎先生の代わりに、このクラスの英語を担当します」
シンザキ、いつの間に産休?
全然授業を聞いていなかったオレには初耳なんだけど、誰もなんも言わないところを見ると、みんな知っていたらしい。
てか、男子のヤツら、妙に姿勢がいいうえに、顔がウハウハしている。
改めて川嶋センセを見ると、…美人だ。
足が長くて、胸もでかい。
谷間が見えそで見えない感じがまたそそる。
なーんてなっ、…と思っていると、視界にリツキが入った。
妙にマジメな顔で、センセをじっと見ている。
ハハ、なんだよ、リツもかよ。
ったくオトコってしょーもな。
あほらしくなって顔を背けたけど、胃の辺りがズキズキする。
弁当、半分食べ損ねたから、な…
どうにも自分じゃ解決出来なくて、学校でチナツに聞いてみると、チナツはかわいそうな子を見るような目を向けてきた。
「や、…付き合ってる、つか…」
「も~う、せっかく初体験の感想聞こうと思ってたのにぃ~」
ぷりぷりしても、チナツは可愛い。
けど、なんでヤッてる前提なんだ?
「リツキくん、告白してくれたんじゃないの~?」
ふっ。
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あれは、通告であって告白ではない。
…よなぁ。
だいたいリツキがオレにコクハクとかするわけねーし。
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告ってんのは、見たことねーし。
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別に、オレのこと、…好きとかじゃねーし。
「あ、わかった! 好きって言ってくれないとか?」
ビクっ。
いや、ビクじゃねー。
「リツキくんの場合は、態度で分かるけどね~。
でも、まぁね~、わかってても言って欲しいよね」
うんうん、とチナツは一人で納得している。
かと思えば、急に詰め寄ってきて、
「聞いちゃえば? アタシのこと好き?とか」
耳打ちするから、
「ぶはぁっっ」
やべー、卵焼き吹いた。
「アイ~、何してんの、もぉ」
と言いつつ、ウェットティッシュで拭いてくれるチナツは優しい。
「てかさー、アイは言ってるの?好きって、ちゃんと」
「うげっほげほっっ」
今度は卵焼きを喉に詰まらせた。
「もぉ大丈夫?アイ」
チナツが背中をさすってくれる。
お前、とんちんかんなこと言うなよ。
死ぬだろ。
オレがリツキを好き、とか…
「…な、わけねーじゃんっ!!」
頭が沸騰しそうになって、立ち上がって叫んだら、食べかけの弁当が中庭に転がった。
5時間目に見たことのない若い先生がやってきた。
「産休代理の川嶋アヤです。
新崎先生の代わりに、このクラスの英語を担当します」
シンザキ、いつの間に産休?
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てか、男子のヤツら、妙に姿勢がいいうえに、顔がウハウハしている。
改めて川嶋センセを見ると、…美人だ。
足が長くて、胸もでかい。
谷間が見えそで見えない感じがまたそそる。
なーんてなっ、…と思っていると、視界にリツキが入った。
妙にマジメな顔で、センセをじっと見ている。
ハハ、なんだよ、リツもかよ。
ったくオトコってしょーもな。
あほらしくなって顔を背けたけど、胃の辺りがズキズキする。
弁当、半分食べ損ねたから、な…
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