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hage.10
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気がついたら、保健室のベッドで寝ていて、他に人がいなくて、なんでかリツキが迫ってくる。
「…誘う、お前が悪い」
なんのハナシっ??
抵抗する間もなく、リツキがオレに口づける。
形のいいリツキの唇がもてあそぶようにオレの唇を食み、
甘いリツキの舌先がオレの口内を我が物顔で動く。
舌と舌を絡ませられると身体の奥から熱いものが込み上げてきて、
息が上がって、すがるようにリツキに手を伸ばしていた。
リツキがオレの手に手を絡めてベットに縫い止めた。
リツキの唇とリツキの舌が繰り返し繰り返し、オレに注がれる。
身体中から力が抜けて、リツキが触れる唇だけが全てになる。
息も絶え絶えになったころ、リツキが一度離れて、舌で唇をぬぐった。
そのしぐさがハンパなくエロくて、直視できない。
そんなオレを満足そうに眺めた後、もう一度唇に軽く触れてから、
いっ…!?
リツキは鎖骨辺りに強く吸いつき、フッと口の端を上げて、やっと離れた。
なんかもう、ぐったりして怒る気力もないオレに、
「先生呼んでくるから待ってろよ」
言い残して、リツキが保健室を出て行った。
起き上がって、何気なく頭に手をやり、
リボンがない! やべー、ハゲがバレるっ
慌ててベットや保健室の中を探すけど、どこにも見つからない。
保健の先生とリツキが戻ってきて
「ボールぶつかったところ、まだ痛む?」
頭を押さえているオレを心配してくれたけど、ただのハゲ隠しです、とは言えず曖昧に笑ってごまかした。
帰り道、頭から手を離せないオレに、何も言わず、リツキがコンビニに寄って、髪ゴムを買ってくれた。
金色のゴムを取り出して、オレの頭にくくり付ける。
「ちょんまげになってねぇ?」
妙に優しいリツキに慣れなくて、オレがぶつぶつ言うと、
「首輪だろ。似合ってるよ」
ヤツは、ものすごく楽しそうに笑った。
「…誘う、お前が悪い」
なんのハナシっ??
抵抗する間もなく、リツキがオレに口づける。
形のいいリツキの唇がもてあそぶようにオレの唇を食み、
甘いリツキの舌先がオレの口内を我が物顔で動く。
舌と舌を絡ませられると身体の奥から熱いものが込み上げてきて、
息が上がって、すがるようにリツキに手を伸ばしていた。
リツキがオレの手に手を絡めてベットに縫い止めた。
リツキの唇とリツキの舌が繰り返し繰り返し、オレに注がれる。
身体中から力が抜けて、リツキが触れる唇だけが全てになる。
息も絶え絶えになったころ、リツキが一度離れて、舌で唇をぬぐった。
そのしぐさがハンパなくエロくて、直視できない。
そんなオレを満足そうに眺めた後、もう一度唇に軽く触れてから、
いっ…!?
リツキは鎖骨辺りに強く吸いつき、フッと口の端を上げて、やっと離れた。
なんかもう、ぐったりして怒る気力もないオレに、
「先生呼んでくるから待ってろよ」
言い残して、リツキが保健室を出て行った。
起き上がって、何気なく頭に手をやり、
リボンがない! やべー、ハゲがバレるっ
慌ててベットや保健室の中を探すけど、どこにも見つからない。
保健の先生とリツキが戻ってきて
「ボールぶつかったところ、まだ痛む?」
頭を押さえているオレを心配してくれたけど、ただのハゲ隠しです、とは言えず曖昧に笑ってごまかした。
帰り道、頭から手を離せないオレに、何も言わず、リツキがコンビニに寄って、髪ゴムを買ってくれた。
金色のゴムを取り出して、オレの頭にくくり付ける。
「ちょんまげになってねぇ?」
妙に優しいリツキに慣れなくて、オレがぶつぶつ言うと、
「首輪だろ。似合ってるよ」
ヤツは、ものすごく楽しそうに笑った。
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