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hage.09
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…抱かれる。
…抱かれる。
「おーい、古町。ボール行ったぞ~」
抱かれる、ってあれだろ?
あっは~ん、とか、うっふ~ん、とかいう、
要するに、その、オトコとオンナの。
「アイ~、ボール!」
「アイ~っ、危ない~っ!」
それをリツキとヤれって!?
くわっと目を開いた瞬間、飛んできたサッカーボールが、もろに顔面を直撃し、地面に吹っ飛ばされた。
目がチカチカする。
「アイっ」
あれ? オレ、リツキに抱き起こされてる?
「大丈夫か?」
イケメンによるイケメンのためのイケメンコンテストでも優勝間違いないと言われる、リツキの無駄にイケてる顔がドアップでオレに迫る。
『オンナになりたいなら、リツキくんに抱かれるのが一番よ』
とたんに、休み時間にチナツに言われた言葉が脳内再生された。
「うおっ」
猛烈に恥ずかしくなって、急いでリツキを押しのけて立ち上がろうとしたら、急激に動いたせいか、めまいがした。
「アイ?」
ぐったりしたオレに何を思ったのか、リツキがオレを抱えて立ち上がる。
「本多?」
集まってきた部員や監督をものともせず、
「保健室行ってきます」
リツキがさっさと歩きだした。
キャアア~~~
またも、応援女子の黄色い悲鳴が上がり、
「おい、リツ。降ろせよ」
慌てて降りようとすると、
「黙れ。暴れんな。動いたらここで、めっちゃめちゃエロいキスしてやる」
リツキがすげーキレてて、背筋が凍った。
…てか。
エロいキス、って。
え。あの、アレ…、より?
打ち所が悪かったらしいオレは、裸のリツキにめちゃくちゃエロいことをされてる自分の映像を思い浮かべてしまい、一気に頭に血が上ったあげく、完全にキャパオーバーで、
…意識を手離した。
なんか、くすぐったい。
額に目じりに、こめかみに鼻に、頬に、…柔らかいものが繰り返し触れる。
優しく頭をなでられている気もする。
耳にも首にも柔らかく触れて、くすぐったくて笑いそうになる。
そのうち、優しく唇をなめられた。
あー、…チナツが飼ってるコーギーのカルメン、かぁ。
ちゅ。ちゅ。
なんか、キスされてるみてー。
ふわふわして、気持ち、イイ。
と思ってたら、急になくなって、なんかさみしくて、
「…もっと」
とたんに、激しく唇をふさがれて、口の奥深くまで舌が差し込まれて、一気に口内をまさぐられた。
「んんー…っ!?」
息ができなくなって、必死でもがいて目を開けると、超絶ドアップのリツキがいた。
「な、…なにしてくれて…??」
パニくるオレをガン無視で
「…誰も見てないからイイだろ?」
リツキがベッドに這い上がってくる。
…抱かれる。
「おーい、古町。ボール行ったぞ~」
抱かれる、ってあれだろ?
あっは~ん、とか、うっふ~ん、とかいう、
要するに、その、オトコとオンナの。
「アイ~、ボール!」
「アイ~っ、危ない~っ!」
それをリツキとヤれって!?
くわっと目を開いた瞬間、飛んできたサッカーボールが、もろに顔面を直撃し、地面に吹っ飛ばされた。
目がチカチカする。
「アイっ」
あれ? オレ、リツキに抱き起こされてる?
「大丈夫か?」
イケメンによるイケメンのためのイケメンコンテストでも優勝間違いないと言われる、リツキの無駄にイケてる顔がドアップでオレに迫る。
『オンナになりたいなら、リツキくんに抱かれるのが一番よ』
とたんに、休み時間にチナツに言われた言葉が脳内再生された。
「うおっ」
猛烈に恥ずかしくなって、急いでリツキを押しのけて立ち上がろうとしたら、急激に動いたせいか、めまいがした。
「アイ?」
ぐったりしたオレに何を思ったのか、リツキがオレを抱えて立ち上がる。
「本多?」
集まってきた部員や監督をものともせず、
「保健室行ってきます」
リツキがさっさと歩きだした。
キャアア~~~
またも、応援女子の黄色い悲鳴が上がり、
「おい、リツ。降ろせよ」
慌てて降りようとすると、
「黙れ。暴れんな。動いたらここで、めっちゃめちゃエロいキスしてやる」
リツキがすげーキレてて、背筋が凍った。
…てか。
エロいキス、って。
え。あの、アレ…、より?
打ち所が悪かったらしいオレは、裸のリツキにめちゃくちゃエロいことをされてる自分の映像を思い浮かべてしまい、一気に頭に血が上ったあげく、完全にキャパオーバーで、
…意識を手離した。
なんか、くすぐったい。
額に目じりに、こめかみに鼻に、頬に、…柔らかいものが繰り返し触れる。
優しく頭をなでられている気もする。
耳にも首にも柔らかく触れて、くすぐったくて笑いそうになる。
そのうち、優しく唇をなめられた。
あー、…チナツが飼ってるコーギーのカルメン、かぁ。
ちゅ。ちゅ。
なんか、キスされてるみてー。
ふわふわして、気持ち、イイ。
と思ってたら、急になくなって、なんかさみしくて、
「…もっと」
とたんに、激しく唇をふさがれて、口の奥深くまで舌が差し込まれて、一気に口内をまさぐられた。
「んんー…っ!?」
息ができなくなって、必死でもがいて目を開けると、超絶ドアップのリツキがいた。
「な、…なにしてくれて…??」
パニくるオレをガン無視で
「…誰も見てないからイイだろ?」
リツキがベッドに這い上がってくる。
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