どこにでもある異世界転移~第三部 俺のハーレム・パーティはやっぱりおかしい/ラッキースケベは終了しました!

ダメ人間共同体

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第三部 俺のハーレム・パーティはやっぱりおかしい/ラッキースケベは終了しました!

俺たちは逃げた!!

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龍之介の背に乗りワイハルトに戻るためにツバーグへ向かい。
そして、ヨーク砦の南方を迂回するようにアウスペ山脈を越えロンド砦で一休みをしオリタリアを目指す。
チーフテンさんはロンド砦で休んでいる間、砦の指揮官らにワイハルトが侵攻して来る恐れがある旨を伝え警戒態勢をしておくように指示を出した。

俺たちは宛がわれた一室で今後の事を話し合った。

「龍之介、疲れてないか?」

「大丈夫だよ、お兄ちゃん」

「あまり無理はするな!」

「龍之介! 本当に無理はするな! リーパスに着いたら則之たちと合流したら、急いでリーパスから脱出する」

智弘がいきなり危険な事を言い出した。

「何故?どうして?」

「碧の身の安全が保障されたわけじゃないだろ!
 大統領やチーフテン外務大臣は良い方かもしれないが、こと政治的用件が加味されると碧の身柄と引き換えにワイハルトと同盟を結ぶ可能性もあるからな!
 100%身の安全が確保出来ない限り簡単に信用しないほうがいい」

「おお、そうじゃ。ちっこいのの言うとおりじゃ! 人間は信用できんからの! 平気で裏切るのじゃ!」

智弘よりもちっこいミリアが賛同の意を示す。

「それでだ! リーパスの50km近くまで近づいたら龍之介はもう飛べないフリをしろ! 
 そこから装甲車に乗り換えリーパスまで戻る。
 2時間くらいあれば体力も十分回復するんじゃないか? どうだ?龍之介!」

「そうだね、それくらいあれば、また200kmくらいは飛べると思う」

「則之たちはジーコさんが保護してくれていると思うから、すぐに合流してリーパスを脱出する!
 これを基本線でいこうと思うがどうだ?」

「俺は智弘の指示に従う!」

「僕もそれでいいと思う」

「妾も従う」

「お兄ちゃんたちに従う」

「私はみなさんの言う事に従います」

「良し! これを基本にしよう。チーフテンさんと別れたら則之と合流するためにアルファンブラ商会へ向かう!」

俺たちは智弘の言葉に全員で頷いた。



「エイジアさんは何故、ワイハルトにいたのですか?」

「え? それは・・・・アクアオーラにこれ以上、異世界人を召喚するのを止めさせたくて・・・・」

なんだか少し歯切れが悪い。

「デトロという村に人たちが生贄になったそうですが、エイジアさんはその村の出身なのですか?」

「え!?い、いえ、そこの出身では無いですけど・・・・」

何か歯切れが悪い。

「ガルメニアの方でも遭いましたけど?」

「あ、あれはガルメニアのフェルナンドがまた召喚の儀を行ったと聞いて・・・・
 これ以上、異世界人を召喚させるのは・・・・」

やっぱり歯切れが悪い! 何か言えない事でもあるのだろうか?
そこへ将太がやって来て

「もう!! アオ君! しつこいよ! エイジアさんに何度も助けてもらったんだから!」

エイジアさんの手を引っ張り俺から距離を取るのであった。

「ごめんね、エイジアさん。アオ君はしつこいよね~ 助けてもらったのに・・・・」

と背中越しに将太のボヤキが聞こえる。
智弘が俺に近寄ってくると

「エイジアさんにも何か目的があるのかもしれないが俺たちに敵対する気は無いだろう!?
 言えない理由があるのかもしれないがエイジアさんなら大丈夫じゃないか? 
 でなければ何度も俺たちを助けてくれないだろう」

「まぁ~そうだな。エイジアさんがいなければ俺も将太も・・・・
 お前もあの世に行っていたかもしれないんだからな。
 恩には恩で返さないとな」

「理由や目的は、もっと親しくなってからでも良いんじゃないか?」

智弘の言葉に頷いた。




チーフテンさんが部屋に戻ってくると間髪入れずリーパスへ戻る事にした。
一刻も早く戻らなくてはいけないのでロンド砦の中央広場で龍之介は龍の姿に戻り飛びたった。
龍を見た砦の兵士たちは何がなんだか分からない様子だったが、一瞬のことでキツネにつままれたような顔をしていた。

この2,3日のうちに多くのことが目まぐるしく回っていった・・・・
いや、召喚されてからというのが正しいかもしれない。

(七海は大丈夫かな? 則之がいれば何とかなるだろう。
 普段は自分を主張する男ではないが、ここ一番頼りになるからな~ アイツは芯が強いヤツだからな。
 根性も俺なんかよりあるし)

とゴリラ顔の則之が脳裏に浮かぶのだが・・・今は、金髪碧眼の美女! 解せん!納得できない!!


しばらく空を飛んでいると智弘が龍之介の首を叩き

「龍之介、疲れただろう。 もうすぐリーパスだから後は装甲車で行こう」

と言うと龍之介は頷き地上に降りた。
辺りに誰もいない街道に着地しみんなを降ろすと龍之介は人間の姿になり

「お兄ちゃん、疲れたよ~~」

「龍之介、お疲れ。これでも食べろ」

現代から取り寄せることができるスキルを使いシュークリームとエクレアをマジックバッグから取り出し龍之介に手渡した。
袋を開けシュークリームにガブッッと齧り付く。

「甘い~~お兄ちゃん、何これ!! 僕初めてこんな美味しいもの食べたよ」

「お主! 妾の分も早く出すのじゃ!!」

ミリアが催促をする。

俺はマジックバッグの中に手を入れみんなの分も取り出した。

「エイジアさんもどうぞ。大臣は甘い物大丈夫ですか?」

と言うと二人とも手に取った。
智弘、将太にも手渡すと袋を開けてムシャムシャと食べた。

「これ、美味しいですね。私、食べたことありませんよ」

エイジアさんの黒いローブのスリットから長い尻尾が飛び出てヘリコプターの羽のようにグルグルと回転していた。

「丸いのがシュークリーム、長いほうがエクレアと言って俺たちの世界のお菓子ですよ」

「美味しいですね~」

とさっきよりも尻尾がぐるぐると回る。

「お兄ちゃん、もっと欲しい!」
「妾にももっと寄こすのじゃ!!」

「仕方ないな~~ ちゃんと歯を磨くんだぞ!」

「龍は虫歯にならないから大丈夫だよ!」
「ヴァンパイアが虫歯なぞになるわけ無かろう!!」

「え!そうなのか!!」

「うん」
「そうじゃ!」

俺の服の裾をクイクイと引っ張られる。その方向を見ると

「犬の獣人も虫歯にならないので・・・・・」

と上目遣いでチラチラと見るエイジアさんがいた。

マジックバッグからシュークリーム、エクレアを取り出し渡すとエイジアさんの尻尾はさらに激しくグルングルンと振り回された。

「もう~アオ君は女の人に甘いんだから~」

という将太にも追加で渡しておいた。



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