どこにでもある異世界転移~第三部 俺のハーレム・パーティはやっぱりおかしい/ラッキースケベは終了しました!

ダメ人間共同体

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第三部 俺のハーレム・パーティはやっぱりおかしい/ラッキースケベは終了しました!

両性具無!?

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チーフテンさんは砦の指揮官と会見はしたが、儀礼的なもので挨拶しただけのようで足早にヨーク砦を発ちツバーグの町へ向かった。
ツバーグの町はヨーク砦から、いくつかの村町を経由してたどりついた。
ワイハルトの東側で最も大きな町だそうだ。
オリタリアのほうで俺たちに気を使いツバーグで最も上質な宿を取ってくれた。


日は傾き、本日の宿までチーフテンさんたちを先頭に歩く。
そのオリタリアのナミラーやリーパス、ましてや現代日本の町並みを知っている俺たちとしては、そんなに驚くような町ではない。
目新しいものがある訳でもなく・・・・・・・ただ、首輪をした獣人たちが目に付くことだけだ。
幸いムチなどで打たれている姿を見る事は無かったが、獣人たちの目は暗く沈んでいる。
新しい町などに着けば、歩きながら「あ~でもない」「こーでもない」と会話が弾むのだが俺たちは誰一人話す事は無かった。
将太が俺の服の裾をギュッと掴む以外は。
オリタリアに肩入れする事はあってもワイハルト帝国に肩入れすることは無いだろう。


「さぁ~ここだよ!」

チーフテンさんが大きな宿・・・・いや、ホテルといった方が良さそうな建物の前で止まった。
6階建で砦の城壁よりも高いのでは無いだろうか?

「「うぉ~~~~~!!」」
「何か凄いね」
「ほほーーなかなか豪華な宿じゃな」

俺と智弘は唸り声を、龍之介はあまり興味無さそうに、ミリアは満足そうにホテルを見た瞬間、声を出した。


「この最上階がロイヤル・スイート・ルームになっているので、ここに泊まってもらうよ!
 ここは料理も超一流だからね。期待してもいいよ。」

「いいんですか!?」

「いいの、いいの。私が出すわけじゃないから。 
 一応、外務大臣が率いる使節団だから、安い所に泊まるわけにもいかないんだよ。
 普通ならこれほどの部屋は使わないけど、君たちは救国の英雄だからね」

「いえいえ、救国の英雄と言われても、七海がいての話ですからね!」

「チーフテンさん、ヨーク砦を攻略することがあれば声を掛けてくださいね。
 碧に破壊させますから!」

おい! 智弘!お前何をいきなり言い出すんだ!!

「そんなこと出来るの!?」

「やらせますから!!」

「ハハハハハ! 大統領に伝えておくよ」

智弘もワイハルトに味方をすることは無さそうだ。


ホテルのチェックインし,早速食事にありつく。
食堂などに行くのではなくシェフが直々に部屋で調理してくれる超高級仕様!
チーフテンさんが言うように、文句無しの味付けだった。
ただ一人、龍之介は

「僕、お兄ちゃんのカレーの方がいいな~」と

うんうん、愛いヤツ!
今度、寸胴一杯分、食わしてやるぞ!


ロイヤルスイートと言うことで部屋も広く何部屋もある。
窓を開けると最上階だけあってツバーグの町が一望でき夜景が眼下に広がる。
俺たちの世界で言う『100万ドル夜景』とまではいかないが『1万ドル』くらいはありそうだ。
が、風呂だけは一つしか無く交代で入ることになった。

「ミリア! お前は正真正銘の女だから最初に一人で入れよ。
 次は将太と智弘が一緒に入れ、俺と龍之介が一緒だ」

というとミリアは一人風呂場へと向かった。

「え??、ぼ、僕、嫌だよ。一人で入るよ」

将太が言うと

「え! 俺、将太に嫌われているの?」

と寂しそうな顔をしながら智弘が答える。

「え!だって恥ずかしいでしょ」

「俺も女体化してるんだぞ」

「え!でも・・・・・一人で入る」

と将太と智弘が話しだした。

「じゃ、将太の後に智弘が入れ。
 時間が無いから俺と龍之介は一緒だ。
 それでいいな!」

将太と智弘が黙って頷く。

ミリアが上がり、将太が入り、そして智弘も入り風呂から上がってくる。

「龍之介、行くぞ!」

「うん、分かった」

風呂へ向かうと脱衣場も十分なスペースがある。

「おお、さすが高級ホテル!!」
 色々なアメニティーグッズも用意されている。

「龍之介、さっさと脱いで風呂入るぞ!」

と龍之介に声を掛け服を脱ぐ。

「龍之介、先に入っているぞ!」

「待って!お兄ちゃん、僕も行く」

風呂の扉を空けると

「おお、広い広い!」

洗い場はバットスイングが出来る広さがあり、湯壷も3,4人まとめて入浴しても問題な広さがあった。
体に湯をかけ湯壷の入る。
バスタブにもたれ足を伸ばす。

「うぃ~っぷ! いい湯だ!
 足を伸ばしながら入る湯は格別だな~~」

濡れタオルで顔を拭く。

「お兄ちゃ~~ん! 来たよ~」

龍之介が素っ裸で入ってくる。

「わーーー広い!」

ぴょん!
バッシャーーン!

いきなりジャンプして浴槽に飛び込む!

サップーーン

「こら!龍之介!! お約束のように湯壷に飛び込むな!
 かけ湯をしてから入って来い!!」

「え!?ダメなの? 僕らはいつも水があれば飛びこんでいるから!」

「人間の世界では人間のマナーを守らないとダメだ!
 ほら、掛け湯するところからやり直し!!」

龍之介が俺の目の前で立ち上がる。



うん? 


あん??



思わず二度見をしてしまった。

エッ!? 

な、無い!! 付いてない!!

え! エーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

「ウギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
 龍之介! お、お、お前、雌なのか!????」

「え!?」

龍之介が不思議そうな顔して首を傾げる。

「雌じゃないよ!! 男だよ!!」

「つ、つ、付いていないじゃないか!!」

「え!? 何が?」

俺は立ち上がり自分の股間を指差しながら

「男はこういうのが付いているの!!
 お前は何も無くツルツルじゃないか!!」

ドタドタドタ!

脱衣所のほうから足音が聞こえガラガラと風呂場へ繋がる引き戸が空く。

「どうした!! 碧!」
「アオ君、どうしたの?」
「何じゃ! お主たちどうした!」

智弘、将太、ミリアたちが俺の声に驚き風呂場に入ってきた。

「つ、付いていない!! り、龍之介が女だった!!」

3人の視線が龍之介の股間に注がれる。

「な、無い!」
「龍ちゃん、女の子だったの?」
「小童は雌だったのか!」

「違うよ! 僕は男だよ!!」
龍之介は3人のほうを向きながら答える。

「だって、付いていないじゃないか!!」

今度は俺の方に向きながら

「そういうの必要なの?」

と答える。

「必要だ!! これが無くては『男』とは言えない!!」

「エーー、人間って面倒だね。 じゃ、付けるよ!」

と言うと幼年の体には不相応なサイズ物が生えてきた。

・・・・・あぁ、そうだった。
こいつは人間じゃなくて龍だったんだ。
今の姿は仮の姿であって本来の姿ではなかった。

「う~~~ん、やっぱり邪魔だよ!」

と言うと、みるみるうちに小さくなり、やがて消えた。

「両性具有ではなく両性具無!?」
と智弘が

「二人とも風邪をひかないようにね」
と将太が

「お主! なかなか立派な物を持っているではないか!」
と言うとミリアは浴場を後にした。
その言葉を聞いたとき、慌てて股間を両手で隠した。

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