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第三部 俺のハーレム・パーティはやっぱりおかしい/ラッキースケベは終了しました!
平内 源賀
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「平内ーーーーー!!」
「白田さーーーーん!!」
召喚紋に囲まれバリアのような障壁に包まれた僕を助けるために白田さんは手を差し伸べてくれた。
が、間に合わず僕だけが異世界へ召喚されてしまった。
僕らは学校が終わると雨宮 加奈さんの家の近くの公園に集まり毎晩ハルフェルナへ旅立った。
今日もこれからハルフェルナへ行くはずだったのに。
ハルフェルナの人のために役に立ちたかった。
白田さんのためにも。
僕がたった一人で召喚されてから数日が過ぎていた。
だけど、幸運な事にまたハルフェルナに召喚されたのだ。
偶然なのだろうか?それとも僕らはハルフェルナ以外の世界に行くことは出来ないのだろうか?
今の僕にはそれを証明できる力は無い。
ハルフェルナに召喚されたのは幸運なのだが、残念なことにガルメニアという王国の王都に召喚された。
昨夜、白田さんたちと一緒にハルフェルナに来てから百数十年が経過していた。
ハルフェルナも僕たちの世界と同じように大国が出来ては分裂し、分裂したら再統合されるを繰り返していた。
そのいつも繰り返される大国の分裂で出来たばかりの小国だったような記憶があった。
ガルメニア王国は今代のフェルナンド3世の代で大国までに登りつめたようだ。
なかなかの傑物なのだろう。
この世界の『傑物=碌で無し』ということも僕は知っている。
ガルメニアの王都に召喚されたということは、ガルメニアのどこかで100人が犠牲にされたのだろう。
どうも召喚されたのは僕一人のようだ。
これは不幸中の幸いと言っても良いだろう。
もう一人いれば犠牲者がもう100人。
3人目がいれば、もう100人・・・・・・
召喚されてすぐにステータスの鏡で調べられると、いきなりガッカリされた。
それはそうだろう。
だいたい召喚する方は勇者や賢者などハイレベルの戦闘系職業を望むものだ。
残念ながら僕は錬金術師であり戦闘職ではない。
召喚する方は勇者や賢者などのハイクラスの戦闘職を望むもの。
錬金術師などお呼びでは無い。
召喚を担当した僧侶っぽいおじいさんはガッカリした顔をした顔を忘れることは出来ないだろう。
しかもレベルは1とステータスの鏡に表示されている。
レベル1は薬草くらいしか調合できないからね。
でも、本当のレベルは100を超えている。
昔に作っておいたステータス偽造のバッジが役に立っている。
僧侶のおじいさんは去り際に
「せめてもゲンガーヒ・ラーチのような偉大な発明をしなさい」
というと僕の前から去っていった。
あ~~はい。左様でございますか。
そのゲンガーヒ・ラーチはハルフェルナでは町を吹き飛ばしたり、血を入れ替える人体実験をした悪しきマッド・サイエンティスト呼ばわりされている危険人物なのですけど・・・・・
町が吹き飛んだのは僕が悪いわけじゃない。多分。
スケシャールさんとカクタスさんが火薬の側で火遊びしていたからだ。
あの二人はすぐにケンかを始めるから・・・・・・
何度も「ガソリンや火薬の側で火は使わないでくださいね!!」と言ったのだから。
僕が悪いわけじゃないはず!!
王都にはフェルナンド王はおらず、チェガーデという町へ行けと命令された。
人使いが荒い国だ。
最初の召喚以来、何度か現代日本と行き来したのだけどハルフェルナは謎だらけだ。
ファンタジー世界の定番である念話とかワープなどの長距離移動はどうやってもできない。
それはなぜか!
ミノタウロスの呪いがあるからだ。
ハルフェルナにはファンタジーのお約束モンスターの一つ、ミノタウロスが極端に少ない。
ミノタウロスの肉は美味しいので人間、亜人、魔族がこぞって乱獲したのだ。
乱獲されたミノタウロスの恨み辛みがハルフェルナに漂って念話などを妨害しているのだ。
僕はこれを『ミノタウロスキー粒子』と名づけた!
・・・・・そうしたら織田君にアイアンクローを喰らった。
どうせなら白田さんから喰らいたかった。
が、呪いは恐ろしい。
無敵の白田さんでさえも呪いで苦しんでいる。
歩く事はままならず、綺麗で美しい顔の半分も今は・・・・・
一刻も早く呪いを解く方法を見つけ出すのが僕の使命だ!
召喚早々、チェガーデへと向かうことになったのだが王城を出ると驚くべき光景が広がっていた。
王都の北側と西側が破壊されていた。
北側は小競り合いで破壊されたような小規模の破壊活動の後だったが、西側は極大魔法かダイナマイトで破壊されたような爆心地を中心に放射線状に爆発したような状態だった。
護衛のためについている騎士に尋ねると、魔族がいきなり襲ってきたそうだ。
・・・・誰だろう?僕の知っている人たちか、それとも別の魔族の人たちなのか?
魔族といえば大魔王さんなのだが、大魔王さんでもすべての魔族を従えているのではない。
僕らの国クリムゾンに敵対する魔族かもしれない。
前回召喚されてから100年ほどたっているのでどういう状況なのか想像がつかない。
龍王さんが内政を仕切り伯爵さんが外政を仕切っているから大丈夫だとは思うけど・・・・・
獣王が暴れさえしなければ・・・・
大魔王さんがお茶目をしなければ大丈夫だと思うけど・・・・
二人の顔が浮かんだ瞬間、不安になるのは何故だろう。
馬車で移動すると思っていたのだが、驚くことに装甲車が用意されていた。
装甲車を見た瞬間、僕は『負けた』と、深く失望を感じた。
この数百年の間に誰かが車を開発したのだと思ったのだが、どうも違うようだ。
運転手は軍服を着ていた。
尋ねると日本人の転移者が召喚したコリレシア軍人だそうだ。
思い出した!
一ヶ月ほど前にコリレシア軍・一個師団が行方不明になったとかニュースで言っていた。
行方が一切分からず、秘密裏にチャイ国へ亡命したのではないかと実しやかに言われていた。
まさか、ハルフェルナに来ていたとは夢にも思わなかった。
ひょっとすると、その日本人は白田さんのお兄さんか同級生の誰かなのかもしれない?
僕たちが最初に召喚されたのは現代日本の20日前、ハルフェルナ時間の2000年前。
現代日本で一日過すとハルフェルナは100年前後、時間が進んでいる。
そろそろ、お兄さんたちのいるハルフェルナ時間になっても良さそうな気がする。
「白田さーーーーん!!」
召喚紋に囲まれバリアのような障壁に包まれた僕を助けるために白田さんは手を差し伸べてくれた。
が、間に合わず僕だけが異世界へ召喚されてしまった。
僕らは学校が終わると雨宮 加奈さんの家の近くの公園に集まり毎晩ハルフェルナへ旅立った。
今日もこれからハルフェルナへ行くはずだったのに。
ハルフェルナの人のために役に立ちたかった。
白田さんのためにも。
僕がたった一人で召喚されてから数日が過ぎていた。
だけど、幸運な事にまたハルフェルナに召喚されたのだ。
偶然なのだろうか?それとも僕らはハルフェルナ以外の世界に行くことは出来ないのだろうか?
今の僕にはそれを証明できる力は無い。
ハルフェルナに召喚されたのは幸運なのだが、残念なことにガルメニアという王国の王都に召喚された。
昨夜、白田さんたちと一緒にハルフェルナに来てから百数十年が経過していた。
ハルフェルナも僕たちの世界と同じように大国が出来ては分裂し、分裂したら再統合されるを繰り返していた。
そのいつも繰り返される大国の分裂で出来たばかりの小国だったような記憶があった。
ガルメニア王国は今代のフェルナンド3世の代で大国までに登りつめたようだ。
なかなかの傑物なのだろう。
この世界の『傑物=碌で無し』ということも僕は知っている。
ガルメニアの王都に召喚されたということは、ガルメニアのどこかで100人が犠牲にされたのだろう。
どうも召喚されたのは僕一人のようだ。
これは不幸中の幸いと言っても良いだろう。
もう一人いれば犠牲者がもう100人。
3人目がいれば、もう100人・・・・・・
召喚されてすぐにステータスの鏡で調べられると、いきなりガッカリされた。
それはそうだろう。
だいたい召喚する方は勇者や賢者などハイレベルの戦闘系職業を望むものだ。
残念ながら僕は錬金術師であり戦闘職ではない。
召喚する方は勇者や賢者などのハイクラスの戦闘職を望むもの。
錬金術師などお呼びでは無い。
召喚を担当した僧侶っぽいおじいさんはガッカリした顔をした顔を忘れることは出来ないだろう。
しかもレベルは1とステータスの鏡に表示されている。
レベル1は薬草くらいしか調合できないからね。
でも、本当のレベルは100を超えている。
昔に作っておいたステータス偽造のバッジが役に立っている。
僧侶のおじいさんは去り際に
「せめてもゲンガーヒ・ラーチのような偉大な発明をしなさい」
というと僕の前から去っていった。
あ~~はい。左様でございますか。
そのゲンガーヒ・ラーチはハルフェルナでは町を吹き飛ばしたり、血を入れ替える人体実験をした悪しきマッド・サイエンティスト呼ばわりされている危険人物なのですけど・・・・・
町が吹き飛んだのは僕が悪いわけじゃない。多分。
スケシャールさんとカクタスさんが火薬の側で火遊びしていたからだ。
あの二人はすぐにケンかを始めるから・・・・・・
何度も「ガソリンや火薬の側で火は使わないでくださいね!!」と言ったのだから。
僕が悪いわけじゃないはず!!
王都にはフェルナンド王はおらず、チェガーデという町へ行けと命令された。
人使いが荒い国だ。
最初の召喚以来、何度か現代日本と行き来したのだけどハルフェルナは謎だらけだ。
ファンタジー世界の定番である念話とかワープなどの長距離移動はどうやってもできない。
それはなぜか!
ミノタウロスの呪いがあるからだ。
ハルフェルナにはファンタジーのお約束モンスターの一つ、ミノタウロスが極端に少ない。
ミノタウロスの肉は美味しいので人間、亜人、魔族がこぞって乱獲したのだ。
乱獲されたミノタウロスの恨み辛みがハルフェルナに漂って念話などを妨害しているのだ。
僕はこれを『ミノタウロスキー粒子』と名づけた!
・・・・・そうしたら織田君にアイアンクローを喰らった。
どうせなら白田さんから喰らいたかった。
が、呪いは恐ろしい。
無敵の白田さんでさえも呪いで苦しんでいる。
歩く事はままならず、綺麗で美しい顔の半分も今は・・・・・
一刻も早く呪いを解く方法を見つけ出すのが僕の使命だ!
召喚早々、チェガーデへと向かうことになったのだが王城を出ると驚くべき光景が広がっていた。
王都の北側と西側が破壊されていた。
北側は小競り合いで破壊されたような小規模の破壊活動の後だったが、西側は極大魔法かダイナマイトで破壊されたような爆心地を中心に放射線状に爆発したような状態だった。
護衛のためについている騎士に尋ねると、魔族がいきなり襲ってきたそうだ。
・・・・誰だろう?僕の知っている人たちか、それとも別の魔族の人たちなのか?
魔族といえば大魔王さんなのだが、大魔王さんでもすべての魔族を従えているのではない。
僕らの国クリムゾンに敵対する魔族かもしれない。
前回召喚されてから100年ほどたっているのでどういう状況なのか想像がつかない。
龍王さんが内政を仕切り伯爵さんが外政を仕切っているから大丈夫だとは思うけど・・・・・
獣王が暴れさえしなければ・・・・
大魔王さんがお茶目をしなければ大丈夫だと思うけど・・・・
二人の顔が浮かんだ瞬間、不安になるのは何故だろう。
馬車で移動すると思っていたのだが、驚くことに装甲車が用意されていた。
装甲車を見た瞬間、僕は『負けた』と、深く失望を感じた。
この数百年の間に誰かが車を開発したのだと思ったのだが、どうも違うようだ。
運転手は軍服を着ていた。
尋ねると日本人の転移者が召喚したコリレシア軍人だそうだ。
思い出した!
一ヶ月ほど前にコリレシア軍・一個師団が行方不明になったとかニュースで言っていた。
行方が一切分からず、秘密裏にチャイ国へ亡命したのではないかと実しやかに言われていた。
まさか、ハルフェルナに来ていたとは夢にも思わなかった。
ひょっとすると、その日本人は白田さんのお兄さんか同級生の誰かなのかもしれない?
僕たちが最初に召喚されたのは現代日本の20日前、ハルフェルナ時間の2000年前。
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