上 下
184 / 304
第二部 お兄ちゃん、待っててね!/ラッキースケベは必・・・あぁ! そんなものねぇーよ!!

第2部 登場人物1

しおりを挟む

白田 茜(ガチヒロイン)

第2部の主人公であり彼女こそがガチなバトルヒロイン。
第1部白田 碧の実の妹であり兄を探すために喜んで異世界へ旅立つ。
兄に対する思いは一般の兄妹の関係を超えており少々問題のある子。
なんでも力技で解決する事を得意としているのだが家事、裁縫、料理と無駄に女子力は高い。
本人は一番万能な勇者、次に優秀な賢者・・・・・・などを希望していたのだがクラスメイトに横取りされキレて名無しの女神を恫喝してステータスなどの能力をMAXにしてもらった。
全ての魔法、スキルなども使えるのだが、あまりにも多すぎて本人も何があるのか良く分かっていないためほとんどの能力が無駄と化している。

恫喝の手段は常にアイアンクロー。
アイアンクローを掛ければ何でも解決すると思っている。
タナの剣、ロゼのローブの真の所有者では無いのだが無駄な馬鹿力で使っているだけ。

彼女は裸体どころかパンチラするところでも『聖なる白い光』が肝心な部分はガードする仕様になっている。
なお、設定上、最強なのは彼女です。


雨宮 加奈(魔法使い)

魔法使いとしては並以下のレベルだが、現世界、ハルフェルナで唯一、茜の暴走を止めることが出来る。
茜が素直に聞くのは加奈に対する信頼の証であり、逆らった後に手がつけられない事になるのをよく知っているからでもある。

普段は理知的で冷静なのだがキレると茜より怖いと言われており、多くの魔王や魔族たちからも
「あの女を怒らせるな!」
と言われている。
後に『机叩き』は必殺技と呼ばれ、恐れられる事になる。

名無しの女神から現世界とハルフェルナを行き来できるペンダントを授かった。


早川 詩織(聖女)

茜の友人であり学年一の美少女。
学校でも七海紫音と並ぶ美少女と言われており、その性格は聖女そのものと言われている。
スタイルも抜群で絵に書いたような巨乳を誇っている。
誰にでも心優しくウインレルの王女、聖女・アリアの「民を労わる心」に深く心酔しており、自分もアリアのようになりたいと思っている。
が、この物語は『聖女と勇者は割を食う』のである。


松平 千代(聖騎士)

剣道部所属の茜のクラスメイト。
一部で出てきた黒木則之の後輩であり県でも有数の剣道少女。
子供の頃から則之と同じ剣道場で腕を磨いており則之を慕っている。
正義感も強く則之を探し出すために積極的に茜に協力をする。
茜たちの中では剣に関しては最高の技量を持っている。
剣術スキルMAXを持つ茜でも千代の長年培ってきた経験の前では互角に持ち込むのがやっとである。


 
織田 吉法(勇者)

調子に乗ってノリだけで勇者を選んでしまった典型的なダメ勇者兼茜のオモチャ。
『封印』だけは勇者しか使えないためハルフェルナに転移する度に本人の意思は無視され強制的にハルフェルナに連れてこられる事になる。
口癖は「早く帰りたい」


平内 源賀(錬金術師)

影が薄く苛められっ子体質の気弱な少年。
史上初めてMP回復ポーションの製作に成功した。
他にもハイ・ポーション、アンチポイズン・ポーション、アンチパラライズ・ポーションなども彼によってもたらされた。
実は最もハルフェルナに貢献しているのは平内なのかもしれない。
茜が転移する度に必ず参加している。
それは茜に対する・・・・・・
 
碧たちも平内が残した功績に多いに助けられるのであった。



その他の巻き込まれたクラスメイト


小松 理紗(賢者)

茜とは犬猿の仲の女子。
緑山将太が大好きで仲の良い茜を敵視している。
彼女が賢者を選んだのも茜に対する嫌がらせなのかもしれない。
     
明石 秀光(剣聖)

ほとんど活躍の場もなく真っ先に現代へ戻った少年。
     
藤吉 秀吉(魔法剣士)

茜たちとは別行動が多かったがファイレル城の周りを荒らす騎士団と共にモンスターの討伐に精を出した。   

氷室 桃花(僧侶)
 
茜が唯一、巻き込んでしまった事を申し訳ないと心から思った少女。
大人しく目立つ事を極度に嫌う心優しい少女。
茜たちと別行動をとっていたときファイレルの怪我人、病人達を無償で治していた。
理沙と共に聖女ではないが聖女と呼ばれていた。



ファイレル王国


アルファ・ファイレル第一王子

茜にいきなりチャームの魔法を掛けハルフェルナでのアイアンクローの犠牲者第一号。
冒険者ではないためSランク冒険者ではないがハルフェルナの誰もが知っている剣豪の一人。
正義感が強く民を護るために何度もファイレル国内の魔王討伐に赴くが一度たりとも討伐に成功はした事は無い。
が、魔王の強さを知っている国民は誰一人アルファを攻める事は無かった。 
後にアリア王女と結婚しウインレルの王となる。

グレーコ・ファイレル国王

現ファイレル国の国王。
若い頃は『白銀』の異名を取るハルフェルナでも名の知れた強者であった。
国民が安全に健やかに暮らせる事を常に念頭においている心優しい国王。

ベルファ・ファイレル第二王子

アルファの弟であり現皇太子のちのファイレル国王である。
武芸に優れた兄とは異なり学問に優れた弟であり、夢は兄が国王になったとき宰相として仕えるのが夢だった。

オットー・マストン

ファイレル国の宰相。
元はロゼ教の大神官だったがグレーコに請われ宰相になった。
アルファやベルファのみならずグレーコの若い頃の先生でもある。
国王一家から信頼の厚い人物である。


ウインレル王国


アリア・ウインレル

当代随一の聖女でありウインレル王国の王女。
アルファ・ファイレルの婚約者でもある。
聖女としての力は転移・ギフトで聖女となった詩織を遥かに凌ぎ、年の大半を国民への奉仕として国を回り病人、怪我人を慰問している。
その行いに茜をはじめ転移してきたクラスメイトは心を打たれた。
が、その優しい心が物語では詳しく語られることの無い悲劇を産む。

エドワード・ウインレル5世国王

アリアの父でありウインレルの現国王。
グレーコと同じく若いころは武勇を馳せ『黄金』と言われていた。
娘アリアとアルファが婚姻を結び、アルファが自分の息子になる事を心の底から喜んだ。
王とは思えないほど気さくな国王。

レイラン

ウインレル王国の宰相。
『東のマストン、西のレイラン』と言われている。
二人は対立していると思われているが、お互い悪口しか言わないが当代随一の傑物同士、考えていることが分かるようで内心は尊敬しあっている。
王二人も同じなのだが、この二人がいるおかげでウインレル、ファイレルはけして深刻な対立はする事は無かった。



ウオレル王国


アクア・ウオレル王女

武勇に優れた王女。
常に戦の先頭に立ち兵士達から熱狂的な支持を受ける騎士であり将軍であり戦術・戦略家。
この時代『姫騎士』といえばアクアを指す言葉であった。
が、プライドが高く嫉妬心、敵愾心が異常に強い。
彼女のプライドが低ければ、この時代の動乱は無かったかもしれないし、人間と魔族・亜人の相互理解は無かったかもしれない。


カイト・ウオレル国王

野心とプライドだけは高い王。
極端な差別主義者。
彼の頭の中は亜人=奴隷としか思っていない人物。

宰相・ニッケルメッヒ

ウオレルを間違った方向へ導いた男。
正体は憎しみと対立を生むために地上界へやってきた『嫉妬と戦いの女神・アリーナ』
全ての諸悪の根源。

ちなみに第1部で脈らもなく出てきた
「フフフフフ」
と言う笑い声の正体。

しおりを挟む
感想 87

あなたにおすすめの小説

「専門職に劣るからいらない」とパーティから追放された万能勇者、教育係として新人と組んだらヤベェ奴らだった。俺を追放した連中は自滅してるもよう

138ネコ@書籍化&コミカライズしました
ファンタジー
「近接は戦士に劣って、魔法は魔法使いに劣って、回復は回復術師に劣る勇者とか、居ても邪魔なだけだ」  パーティを組んでBランク冒険者になったアンリ。  彼は世界でも稀有なる才能である、全てのスキルを使う事が出来るユニークスキル「オールラウンダー」の持ち主である。  彼は「オールラウンダー」を持つ者だけがなれる、全てのスキルに適性を持つ「勇者」職についていた。  あらゆるスキルを使いこなしていた彼だが、専門職に劣っているという理由でパーティを追放されてしまう。  元パーティメンバーから装備を奪われ、「アイツはパーティの金を盗んだ」と悪評を流された事により、誰も彼を受け入れてくれなかった。  孤児であるアンリは帰る場所などなく、途方にくれているとギルド職員から新人の教官になる提案をされる。 「誰も組んでくれないなら、新人を育て上げてパーティを組んだ方が良いかもな」  アンリには夢があった。かつて災害で家族を失い、自らも死ぬ寸前の所を助けてくれた冒険者に礼を言うという夢。  しかし助けてくれた冒険者が居る場所は、Sランク冒険者しか踏み入ることが許されない危険な土地。夢を叶えるためにはSランクになる必要があった。  誰もパーティを組んでくれないのなら、多少遠回りになるが、育て上げた新人とパーティを組みSランクを目指そう。  そう思い提案を受け、新人とパーティを組み心機一転を図るアンリ。だが彼の元に来た新人は。  モンスターに追いかけ回されて泣き出すタンク。  拳に攻撃魔法を乗せて戦う殴りマジシャン。  ケガに対して、気合いで治せと無茶振りをする体育会系ヒーラー。  どいつもこいつも一癖も二癖もある問題児に頭を抱えるアンリだが、彼は持ち前の万能っぷりで次々と問題を解決し、仲間たちとSランクを目指してランクを上げていった。  彼が新人教育に頭を抱える一方で、彼を追放したパーティは段々とパーティ崩壊の道を辿ることになる。彼らは気付いていなかった、アンリが近接、遠距離、補助、“それ以外”の全てを1人でこなしてくれていた事に。 ※ 人間、エルフ、獣人等の複数ヒロインのハーレム物です。 ※ 小説家になろうさんでも投稿しております。面白いと感じたらそちらもブクマや評価をしていただけると励みになります。 ※ イラストはどろねみ先生に描いて頂きました。

大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです

飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。 だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。 勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し! そんなお話です。

異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。

久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。 事故は、予想外に起こる。 そして、異世界転移? 転生も。 気がつけば、見たことのない森。 「おーい」 と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。 その時どう行動するのか。 また、その先は……。 初期は、サバイバル。 その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。 有名になって、王都へ。 日本人の常識で突き進む。 そんな感じで、進みます。 ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。 異世界側では、少し非常識かもしれない。 面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。

転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ?

N
ファンタジー
目が覚めたら…目の前には白い球が、、 生まれる世界が間違っていたって⁇ 自分が好きだった漫画の中のような世界に転生出来るって⁈ 嬉しいけど…これは一旦落ち着いてチートを勝ち取って最高に楽しい人生勝ち組にならねば!! そう意気込んで転生したものの、気がついたら……… 大切な人生の相棒との出会いや沢山の人との出会い! そして転生した本当の理由はいつ分かるのか…!! ーーーーーーーーーーーーーー ※誤字・脱字多いかもしれません💦  (教えて頂けたらめっちゃ助かります…) ※自分自身が句読点・改行多めが好きなのでそうしています、読みにくかったらすみません

落第錬金術師の工房経営~とりあえず、邪魔するものは爆破します~

みなかみしょう
ファンタジー
錬金術師イルマは最上級の階級である特級錬金術師の試験に落第した。 それも、誰もが受かるはずの『属性判定の試験』に落ちるという形で。 失意の彼女は師匠からすすめられ、地方都市で工房経営をすることに。 目標としていた特級錬金術師への道を断たれ、失意のイルマ。 そんな彼女はふと気づく「もう開き直って好き放題しちゃっていいんじゃない?」 できることに制限があると言っても一級錬金術師の彼女はかなりの腕前。 悪くない生活ができるはず。 むしろ、肩身の狭い研究員生活よりいいかもしれない。 なにより、父も言っていた。 「筋肉と、健康と、錬金術があれば無敵だ」と。 志新たに、生活環境を整えるため、錬金術の仕事を始めるイルマ。 その最中で発覚する彼女の隠れた才能「全属性」。 希少な才能を有していたことを知り、俄然意気込んで仕事を始める。 採取に町からの依頼、魔獣退治。 そして出会う、魔法使いやちょっとアレな人々。 イルマは持ち前の錬金術と新たな力を組み合わせ、着実に評判と実力を高めていく。 これは、一人の少女が錬金術師として、居場所を見つけるまでの物語。

母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)

いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。 全く親父の奴!勝手に消えやがって! 親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。 俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。 母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。 なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな? なら、出ていくよ! 俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ! これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。 カクヨム様にて先行掲載中です。 不定期更新です。

攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?

伽羅
ファンタジー
 転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。  このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。  自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。 そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。 このまま下町でスローライフを送れるのか?

神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜

月風レイ
ファンタジー
 グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。  それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。  と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。  洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。  カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。

処理中です...