83 / 304
第一部 俺のハーレム・パーティがちょっとおかしい/ラッキースケベは必要ですか?
聖水
しおりを挟む「活躍できると思ったのだけど・・・ゴーストじゃマシンガンも役立たずか。
これからは霊体との戦いも考えないとな・・・・何かいい方法ないかな」
「聖水なら霊体やアンデットに対しても効き目があるんじゃないか? そうですよね。アレックスさん」
智弘が尋ねる
「そうですね。聖水なら確実にダメージを与えられると思います」
「教会に寄るべきだったな。一本いくらぐらいするものですか?」
アレックスさんに尋ねると。
「教会で売っている聖水より・・・・・・」
「教会で売っている聖水より? 続きは?」
とアレックスさんに聞くがどうも歯切れが悪い。
「教会のモノよりも・・・・・・」
とアレックスさんが言うと手招きをして俺の耳元で
「聖女様のお○×■△・・・・・」
声が段々小さくなってしまった。
「聞こえないですよ。もっとはっきり言って下さい」
「聖女様のお小水のほうが効き目があります」
「エッ!? ションベン? 将太の?」
というと赤い顔をしながらコクッと頷く。
アレックスさん、可愛いです。
将太のほうを振り向くと
エッ! という顔をしている。
「教会で売っている安い聖水はあまり効き目が無いのです。
高いモノは聖女様の・・・・・を薄めて使っているという話を聞きました。
原液ならリッチにも効くという話を聞いたことがあります」
「えっ!アレックスさん、本当ですか?」
「実しやかに言われていますから。
遺跡調査のときお清めのために使うのですが安いヤツはあまり効果が無く、高いモノは一度撒くとゾンビやゴーストなどしばらく寄って来なくなりました」
「そうか~ よし!将太、ツレションだ! 行くぞ!」
「え、え~~~ 何言っているの!! 嫌だよ。僕!! 恥ずかしいじゃない!」
「恥ずかしがっている場合じゃないだろ!」
「だって僕、今、女の子の体なんだよ。昔みたいに連れ立ってトイレなんていけないよ」
「じゃ~すまん、七海一緒に行ってやってくれ」
「えっ、わ、わ、私!? 緑山君の・・・・・・私は危ないでしょ、だって緑山君の・・・・・」
「・・・・・・ってなぁに? 声が小さくて聞えなかったよ」
「もう、白田君、意地悪すぎる!」
と少しむくれながらプイっと顔をそむけた。
「そうだよ!アオ君、ハルフェルナに来て性格悪くなった!前はこんな意地悪しなかったもん!」
「美少女になった将太を苛めるのが唯一の楽しみなんだから」
「もう。ホント、ドS!!」
「ホント、白田君ってSなのね」
「碧さん、聖女様に対しても情け容赦ないのですね」
ヤ、ヤ、ヤバイ。俺、非難轟々!ここは上手く誤魔化さなくては!
「マジな話、将太の聖水はこれから必要になると思うんだ」
と智弘の顔を伺いながら話を振っておこう。
「確かにそうだな。碧の言うことは正しいと思う。
俺、碧、七海はゴースト系に対抗できる手段持ってないからな。
将太のションベンが有効なら活用するべきだな」
「ええええええーーーー」
智弘にまで言われて将太は諦めた顔をした。
マジカルランドセルから洗面器を取り出し将太に手渡すと洗面器を片手に聖水を溜めるためにしぶしぶ一人離れたのだった。
「薄めるのは水で良いのですか?」
「たぶん綺麗な水なら良いと思うですけど」
シュピーーーン!?
俺は閃いた!
「ちょっと思ったんだけどさぁ~
薄める水って将太の入った風呂の残り湯で薄めれば効果が上がるんじゃないか?」
ブッ!
ブーー
智弘と則之が吹き出した。
へっ!
えっ!?
という顔で七海とアレックスさんは俺の顔を見るのだった。
えっ? ちょ、ちょ、ちょっとその変な物を見る目で見ないでください。
変な性癖に目覚めそうです。
そこへ将太が戻ってきた。
恥ずかしそうに洗面器を差し出し。
「取ってきたよ。これでいい?」
と真っ赤な顔をしながら少し怒った様に。
智弘が将太に耳打ちをした。
多分、風呂の残り湯のことだろう。
将太は洗面器を両手で持ちながら
「もう。お嫁にいけない!! アオ君、責任とってね!! 絶対だからね!!!」
女の子座りをしながら泣き声で言った。
身も心も女体化してしまったようだ。
0
お気に入りに追加
781
あなたにおすすめの小説
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
異世界に転生した俺は農業指導員だった知識と魔法を使い弱小貴族から気が付けば大陸1の農業王国を興していた。
黒ハット
ファンタジー
前世では日本で農業指導員として暮らしていたが国際協力員として後進国で農業の指導をしている時に、反政府の武装組織に拳銃で撃たれて35歳で殺されたが、魔法のある異世界に転生し、15歳の時に記憶がよみがえり、前世の農業指導員の知識と魔法を使い弱小貴族から成りあがり、乱世の世を戦い抜き大陸1の農業王国を興す。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
突然だけど、空間魔法を頼りに生き延びます
ももがぶ
ファンタジー
俺、空田広志(そらたひろし)23歳。
何故だか気が付けば、見も知らぬ世界に立っていた。
何故、そんなことが分かるかと言えば、自分の目の前には木の棒……棍棒だろうか、それを握りしめた緑色の醜悪な小人っぽい何か三体に囲まれていたからだ。
それに俺は少し前までコンビニに立ち寄っていたのだから、こんな何もない平原であるハズがない。
そして振り返ってもさっきまでいたはずのコンビニも見えないし、建物どころかアスファルトの道路も街灯も何も見えない。
見えるのは俺を取り囲む醜悪な小人三体と、遠くに森の様な木々が見えるだけだ。
「えっと、とりあえずどうにかしないと多分……死んじゃうよね。でも、どうすれば?」
にじり寄ってくる三体の何かを警戒しながら、どうにかこの場を切り抜けたいと考えるが、手元には武器になりそうな物はなく、持っているコンビニの袋の中は発泡酒三本とツナマヨと梅干しのおにぎり、後はポテサラだけだ。
「こりゃ、詰みだな」と思っていると「待てよ、ここが異世界なら……」とある期待が沸き上がる。
「何もしないよりは……」と考え「ステータス!」と呟けば、目の前に半透明のボードが現れ、そこには自分の名前と性別、年齢、HPなどが表記され、最後には『空間魔法Lv1』『次元の隙間からこぼれ落ちた者』と記載されていた。
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした
せんせい
ファンタジー
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる