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第一章 私と殿下
晩餐会です(5)
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「お帰りなさいませ……ってお嬢様、如何なさったのですか!? 何故……」
馬車が公爵邸のエントランスに着いた途端、ルーナは主人の帰りに一度腰を折り、顔を上げた。そして悲鳴のような驚きのような声を上げて私に近づいてきた。
「あっルーナ。まだお母様とお父様は帰ってこないわ。私が先に帰ってきたの」
「そんなことはどうでもいいのです! いや、ダメなんですけど……何故アタナシア様が泣いているのですか? ギルバート殿下に何かされたのですか? それとも晩餐会で何か……?」
あたふたといつもは冷静な彼女が戸惑っている。
(泣いている……? 私が?)
ルーナはそっと持っていたハンカチを私の目じりに優しく置く。
「だっ大丈夫よルーナ! 私は……泣いてなんか……ヒック」
彼女にハンカチで目頭を押さえられ、気付いてしまった。私は先程の出来事が、今になって何故か酷く悲しくて泣いているのだ。
全てを受け入れるかのように優しく私を包み込んでくれるルーナに、顔を埋めて私は嗚咽混じりにいっそう泣いてしまう。
「お嬢様……大丈夫ですよ。ルーナはずっと何があってもお嬢様の味方です。晩餐会で何が起こったかは私には図りかねますが、きっとお辛かったのでしょう? お嬢様が泣き止むまでずっと一緒にいますよ」
「ルーナぁ」
──何故涙が出てくるのか。こんな悲しいのか。
それは私を優しく見てくる殿下も、仲睦まじくずっと夫婦でいるお母様とお父様。自分が慕うご令息と踊るために頑張るご令嬢、私を恨めしそうに見てくる貴族達、私が王妃となり、彼と結婚する未来を疑わない人々。悪意ある視線。
全部全部、辛くて悲くて羨ましい。だって周りが思っている、描いている未来は私には来ない。全部儚く消えてしまうことを知っているから。
それなのに私に期待させるような行動を取る殿下も仲睦まじいお母様とお父様の姿も恨めしくて羨ましい。
──私には手に入れられない未来と未来に繋がる瞞しだから。
このまま行けば私は王妃となり彼と共にこの国を支えていくと誰もが思っているだろう。だから、恨めしそうに貴族達は見てくる。仲睦まじいわねとからかう人もいる。
それは彼等が描いている「未来」があるのが大前提だ。それが覆ると思っていないから、信じているから言えるのだ。
でも私は知っている。私はこのままいくと真実の愛を見つけたという殿下に婚約破棄をされる悪役令嬢。
記憶さえ思い出さなければ私も未来を信じて、彼から向けられる視線にも嬉しさを持っただろう。
でも、蘇ってしまったからには持てないのだ。潔く身を引くことしか私には出来ないのだ。
だから、悲しくてルーナという私のことを一番知っている彼女を見たら安堵して泣いてしまった。
泣き続けている内に漠然と未来に向かう一歩を踏み出すのが怖いと思っている自分に気付く。
自分の行動によって、そのあとの出来事が変わってしまうかもしれない。嫌われてしまうかもしれない。ルーナからも見捨てられてしまうかもしれない。
────何もしてないのに私がしたことにされて、濡れ衣を着せられたあの日のように。
誰も助けてくれなかった。見捨てられた日のように。
ぞわりと足元から恐怖が私に襲いかかる。
「ルっルーナは私のことを見捨てないわよね? ずっと私の味方よね?」
「勿論ですよ。見捨てるわけないじゃないですか。お嬢様は私の中でたった一人の可愛いお嬢様です」
怯えて震えている私の手をそっと握り、目の位置まで持っていくと彼女は私を見ながら微笑んだ。
「そっそうよね。ルーナが私を見捨てるなんてないわよね……」
「……お嬢様どうしたのですか? いつものお嬢様らしくないですよ。さっ涙を拭いて、御屋敷の中に入りましょう?」
「いつもと同じよ。ただちょっとだけ悪い夢を見てしまったから不安になってしまったの。今日は疲れたから部屋に戻ってもう寝るわ」
夢なんて今見ているはずもないのに分かりやすい嘘をついてしまった。それでも、ルーナは何も言わなかった。
「……そうですか。分かりました。ネグリジェを持ってきますのでお嬢様は部屋の中に居てくださいね。くれぐれも、そのドレスのままベッドにダイブしないで下さいね! 絶対ですよ!」
「ねっ寝ないわよ。だってしわになっちゃうじゃない!」
「……そう言って、しわを作った人はどこのどなたでしたっけ?」
じーっとこっちを見つめるルーナ。きっ気まずい…そうよ。私……しわを作ったことあります。ええ。
「寝ないから! 寝ないから、そんな表情で見ないで! 悪いとは思ってたのよ? でも眠たかったんだもん! ……貴方、信用してないわね……」
そう言って一旦ルーナと別れてわたしは自室へと向かう。
数分経ってコンコンっとノックが聞こえたのでドアを開ける。
「お嬢様、これに着替えてください。あと今着ているお召し物を此方に」
「ええ分かったわ」
ルーナに手伝ってもらって素早くドレスや髪飾りを全て取る。
そしてゆったりとした光沢のある絹のネグリジェに着替え、靴を脱いでスリッパに履き替える。
「それではお嬢様、いい夢を。おやすみなさいませ」
「ルーナ、お休みなさい」
私がベッドに入ったことを確認して彼女は私の部屋から退出した。
目をつぶると直ぐに眠気が私を夢の中に誘い、すぐに私は眠ってしまった。
少し時間がたったあと、部屋のドアがゆっくりと中で寝ている彼女を起こさないように開く。
半分ほど開けた所で、中を覗いた人物はルーナだった。ルーナは抜き足さし足で起こさないようにアタナシアの元へ歩く。
そしてアタナシアを覗き込み、ちゃんと寝ているか確認してから傍にあった靴を見つけて目を見張る。
(これは……汚れているわ。何故お嬢様の靴が……)
大体予想はついていた。主が泣きながら帰ってくるなんて、基本的に嫌がらせを受けた時なのだ。
いつもは気高く振舞っているが、こういうのに主は弱い。まあ、誰であっても傷つくものではあるが。
(ロン様と公爵様にお伝えしないと)
そっと音を立てずに靴を持つと、急いで彼女は退出する。
ルーナは自室へと戻ると書き付けられる紙に急いでアタナシアの靴が汚れていたこと、泣きながら帰ってきた事を綴り魔法で王宮にいるはずの公爵とロンの元に飛ばす。
「お嬢様は何をあんなに恐れているのだろう? 嫌がらせだけにしては変だわ」
魔法で飛んでいく手紙を、窓から見ながらルーナは自身の主人を心配していた。
馬車が公爵邸のエントランスに着いた途端、ルーナは主人の帰りに一度腰を折り、顔を上げた。そして悲鳴のような驚きのような声を上げて私に近づいてきた。
「あっルーナ。まだお母様とお父様は帰ってこないわ。私が先に帰ってきたの」
「そんなことはどうでもいいのです! いや、ダメなんですけど……何故アタナシア様が泣いているのですか? ギルバート殿下に何かされたのですか? それとも晩餐会で何か……?」
あたふたといつもは冷静な彼女が戸惑っている。
(泣いている……? 私が?)
ルーナはそっと持っていたハンカチを私の目じりに優しく置く。
「だっ大丈夫よルーナ! 私は……泣いてなんか……ヒック」
彼女にハンカチで目頭を押さえられ、気付いてしまった。私は先程の出来事が、今になって何故か酷く悲しくて泣いているのだ。
全てを受け入れるかのように優しく私を包み込んでくれるルーナに、顔を埋めて私は嗚咽混じりにいっそう泣いてしまう。
「お嬢様……大丈夫ですよ。ルーナはずっと何があってもお嬢様の味方です。晩餐会で何が起こったかは私には図りかねますが、きっとお辛かったのでしょう? お嬢様が泣き止むまでずっと一緒にいますよ」
「ルーナぁ」
──何故涙が出てくるのか。こんな悲しいのか。
それは私を優しく見てくる殿下も、仲睦まじくずっと夫婦でいるお母様とお父様。自分が慕うご令息と踊るために頑張るご令嬢、私を恨めしそうに見てくる貴族達、私が王妃となり、彼と結婚する未来を疑わない人々。悪意ある視線。
全部全部、辛くて悲くて羨ましい。だって周りが思っている、描いている未来は私には来ない。全部儚く消えてしまうことを知っているから。
それなのに私に期待させるような行動を取る殿下も仲睦まじいお母様とお父様の姿も恨めしくて羨ましい。
──私には手に入れられない未来と未来に繋がる瞞しだから。
このまま行けば私は王妃となり彼と共にこの国を支えていくと誰もが思っているだろう。だから、恨めしそうに貴族達は見てくる。仲睦まじいわねとからかう人もいる。
それは彼等が描いている「未来」があるのが大前提だ。それが覆ると思っていないから、信じているから言えるのだ。
でも私は知っている。私はこのままいくと真実の愛を見つけたという殿下に婚約破棄をされる悪役令嬢。
記憶さえ思い出さなければ私も未来を信じて、彼から向けられる視線にも嬉しさを持っただろう。
でも、蘇ってしまったからには持てないのだ。潔く身を引くことしか私には出来ないのだ。
だから、悲しくてルーナという私のことを一番知っている彼女を見たら安堵して泣いてしまった。
泣き続けている内に漠然と未来に向かう一歩を踏み出すのが怖いと思っている自分に気付く。
自分の行動によって、そのあとの出来事が変わってしまうかもしれない。嫌われてしまうかもしれない。ルーナからも見捨てられてしまうかもしれない。
────何もしてないのに私がしたことにされて、濡れ衣を着せられたあの日のように。
誰も助けてくれなかった。見捨てられた日のように。
ぞわりと足元から恐怖が私に襲いかかる。
「ルっルーナは私のことを見捨てないわよね? ずっと私の味方よね?」
「勿論ですよ。見捨てるわけないじゃないですか。お嬢様は私の中でたった一人の可愛いお嬢様です」
怯えて震えている私の手をそっと握り、目の位置まで持っていくと彼女は私を見ながら微笑んだ。
「そっそうよね。ルーナが私を見捨てるなんてないわよね……」
「……お嬢様どうしたのですか? いつものお嬢様らしくないですよ。さっ涙を拭いて、御屋敷の中に入りましょう?」
「いつもと同じよ。ただちょっとだけ悪い夢を見てしまったから不安になってしまったの。今日は疲れたから部屋に戻ってもう寝るわ」
夢なんて今見ているはずもないのに分かりやすい嘘をついてしまった。それでも、ルーナは何も言わなかった。
「……そうですか。分かりました。ネグリジェを持ってきますのでお嬢様は部屋の中に居てくださいね。くれぐれも、そのドレスのままベッドにダイブしないで下さいね! 絶対ですよ!」
「ねっ寝ないわよ。だってしわになっちゃうじゃない!」
「……そう言って、しわを作った人はどこのどなたでしたっけ?」
じーっとこっちを見つめるルーナ。きっ気まずい…そうよ。私……しわを作ったことあります。ええ。
「寝ないから! 寝ないから、そんな表情で見ないで! 悪いとは思ってたのよ? でも眠たかったんだもん! ……貴方、信用してないわね……」
そう言って一旦ルーナと別れてわたしは自室へと向かう。
数分経ってコンコンっとノックが聞こえたのでドアを開ける。
「お嬢様、これに着替えてください。あと今着ているお召し物を此方に」
「ええ分かったわ」
ルーナに手伝ってもらって素早くドレスや髪飾りを全て取る。
そしてゆったりとした光沢のある絹のネグリジェに着替え、靴を脱いでスリッパに履き替える。
「それではお嬢様、いい夢を。おやすみなさいませ」
「ルーナ、お休みなさい」
私がベッドに入ったことを確認して彼女は私の部屋から退出した。
目をつぶると直ぐに眠気が私を夢の中に誘い、すぐに私は眠ってしまった。
少し時間がたったあと、部屋のドアがゆっくりと中で寝ている彼女を起こさないように開く。
半分ほど開けた所で、中を覗いた人物はルーナだった。ルーナは抜き足さし足で起こさないようにアタナシアの元へ歩く。
そしてアタナシアを覗き込み、ちゃんと寝ているか確認してから傍にあった靴を見つけて目を見張る。
(これは……汚れているわ。何故お嬢様の靴が……)
大体予想はついていた。主が泣きながら帰ってくるなんて、基本的に嫌がらせを受けた時なのだ。
いつもは気高く振舞っているが、こういうのに主は弱い。まあ、誰であっても傷つくものではあるが。
(ロン様と公爵様にお伝えしないと)
そっと音を立てずに靴を持つと、急いで彼女は退出する。
ルーナは自室へと戻ると書き付けられる紙に急いでアタナシアの靴が汚れていたこと、泣きながら帰ってきた事を綴り魔法で王宮にいるはずの公爵とロンの元に飛ばす。
「お嬢様は何をあんなに恐れているのだろう? 嫌がらせだけにしては変だわ」
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