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第一章 誰も望まないゲームスタート
プラネタリウムとカノープス
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目が覚めると同時に視界には無数の星が見える。
幸いここと似たような施設には来たことがあった。
プラネタリウム、私はあの小さな少女に撃たれた後ここにつれていかれたのだろうか。
あまり状況がわからないままだったが隣に人がいるのに気付き声をかける。
「あの、すいません」
「うーん…?」
私よりも小柄な子は目を擦りながらこちらをみる。
初めは女の子かと思ったが制服がズボンだから恐らく男の子だろう。
だがしかしまた眠ってしまう。
今度こそ眠らないようにと彼の耳元で大きな声を出す、
「あのー!」
「…うるさっ…誰…?」
彼はそう言いながら不機嫌そうにこちらを見た。
今度こそはさすがに起きたのだろう、俺騒がしいの苦手なんだよ…と呟いている。
誰?と聞かれたから一応名前は答えた方がいいのだろうか。
そう思い彼に話始める。
「私は有後夏乃、カノって呼んで。
君はここが何処か知ってるの?」
すると彼も気付いたかのように話始める。
が、あとで私は聞かなかった方がよかったと後悔することになる。
「俺は宇治貝明麻。こんな女みたいな見た目してるからか皆からアークとか呼ばれてる、よろしく」
「よろしくね、アーク」
「あぁ、あとここはアルゴーの破壊図によって作られた破壊兵器"カノープス"のスイッチがある部屋だと思うぜ」
「え?」
アルゴーの破壊図によって作られた破壊兵器…?
まさか、核兵器はすでに処分されているはず…そう思いながら最悪のシナリオを思い浮かべる。
それと同時にアークはまた話始める。
「数日前にアルゴーの破壊図が盗難されたと同時にアルゴー船に乗ってた奴は全員行方不明。
なんせあっという間に居なくなっちゃったらしいぜ」
「全員行方不明?」
「まぁお前船長の有後夏乃だろ、ということは船員はすぐ見つかるんじゃないか?」
「どうして私の事を…?」
「自分がどれだけ有名なのか知らないのか…アルゴー船は世界中のやつが知ってるぞ、勿論船長であるお前の事も。」
国家機密を護る船がそんなに有名でいいのか…と思いつつも私を知っている人がいることに驚いた。
すると背後から声がする。
「ねーねー!その話ぼくも混ぜてー!」
幸いここと似たような施設には来たことがあった。
プラネタリウム、私はあの小さな少女に撃たれた後ここにつれていかれたのだろうか。
あまり状況がわからないままだったが隣に人がいるのに気付き声をかける。
「あの、すいません」
「うーん…?」
私よりも小柄な子は目を擦りながらこちらをみる。
初めは女の子かと思ったが制服がズボンだから恐らく男の子だろう。
だがしかしまた眠ってしまう。
今度こそ眠らないようにと彼の耳元で大きな声を出す、
「あのー!」
「…うるさっ…誰…?」
彼はそう言いながら不機嫌そうにこちらを見た。
今度こそはさすがに起きたのだろう、俺騒がしいの苦手なんだよ…と呟いている。
誰?と聞かれたから一応名前は答えた方がいいのだろうか。
そう思い彼に話始める。
「私は有後夏乃、カノって呼んで。
君はここが何処か知ってるの?」
すると彼も気付いたかのように話始める。
が、あとで私は聞かなかった方がよかったと後悔することになる。
「俺は宇治貝明麻。こんな女みたいな見た目してるからか皆からアークとか呼ばれてる、よろしく」
「よろしくね、アーク」
「あぁ、あとここはアルゴーの破壊図によって作られた破壊兵器"カノープス"のスイッチがある部屋だと思うぜ」
「え?」
アルゴーの破壊図によって作られた破壊兵器…?
まさか、核兵器はすでに処分されているはず…そう思いながら最悪のシナリオを思い浮かべる。
それと同時にアークはまた話始める。
「数日前にアルゴーの破壊図が盗難されたと同時にアルゴー船に乗ってた奴は全員行方不明。
なんせあっという間に居なくなっちゃったらしいぜ」
「全員行方不明?」
「まぁお前船長の有後夏乃だろ、ということは船員はすぐ見つかるんじゃないか?」
「どうして私の事を…?」
「自分がどれだけ有名なのか知らないのか…アルゴー船は世界中のやつが知ってるぞ、勿論船長であるお前の事も。」
国家機密を護る船がそんなに有名でいいのか…と思いつつも私を知っている人がいることに驚いた。
すると背後から声がする。
「ねーねー!その話ぼくも混ぜてー!」
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