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二人目のヒーロー登場!
第29話 決着!ヘナゾーメ!
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俺が走り出すと同時に、ヘナゾーメは視界から消えた。と思った瞬間、俺の目の前に現れて日本刀で斬りかかって来る。動きを予想していた俺は咄嗟に仰け反って躱した。
あっぶねえなおい!!武器が今までの冗談みたいな敵とは全然違って、殺傷力の高い日本刀を使ってるから怖さが段違いだ。
「ちょこまかと小賢しいねえ。さっさと殺されてくれればいいものを」
「そんなサクッとやられて堪るか!」
軽口で返しながらも内心焦る俺。スピードと殺意が今までの敵と大きく違う。明確に俺を殺しにかかっているのを肌で感じるな。銀子はこんな敵とどうやって渡り合ったのだろうか。
とりあえずこの劇場で俺が有利に戦うには、染髪マンの能力を最大限使うしか無い。
「まずはこれだ!凍れ!」
俺はステージを凍らせ、スケートリンクのようにする。これでヘナゾーメの動きも制限されたはずだ。
「小癪な真似を……!」
「バラバラにされるのは勘弁なんでな。俺に有利な状況を作らせて貰ったぜ!」
ヘナゾーメは動こうとする度に足を取られ、バランスを崩しかけている。対して俺は足の裏にブレードを出し、スケートの要領で移動できる。かなり有利な状況を作り出せたぞ。
「これぐらい、どうってことはないねえ。どうせあんたは私に近づかないと攻撃できない。近づいて来た瞬間叩き斬ってやるよ」
「やってみろ!その瞬間俺がハンマーをぶち込む!」
とは言ったものの、剣の達人であるヘナゾーメに攻撃のスピードで勝てるとは思えない。かと言って俺の武器はハンマー。近づかないと攻撃はできない。さあどうする?
「どうしたんだい?さっさとかかって来な!」
「うるせえ!今考えてんだから黙ってろ!」
ヘナゾーメの挑発に返事をしつつ、頭をフル回転させる。どうする?どうすれば奴に遠距離から攻撃ができる?
そんな時、ふとさっき大輔から受け取ったスプレー缶のことを思い出した。あれなんかに使えないかな?取り出してみると、スプレー缶に説明文が書いてあった。
おい使い方書いてあんじゃねえか!ちゃんと見ろよ大輔のやつ!!
大輔への怒りを抑えて説明文を読む。そこには『これはヘアカラースプレーです。一度だけ想像した色に髪色を変えることができます。ただし、制限時間は3分です』
と書いてあった。
お、これめっちゃ使えるんじゃないか?まずはあの日本刀をなんとかしないといけないから、あれを叩き折れる何か、それも遠距離から攻撃できる武器が必要だ。その条件を満たす髪色は……。
「よし!決めた!」
俺はスプレー缶を頭の方へ持っていき、ボタンを押した。すると俺の髪色は一瞬にして鮮やかな緑色へと変化する。同時に俺の体を覆っている装甲も緑色へと変わった。
「緑の染髪マン……?何をしようっていうんだい?」
「見てりゃ分かるよ!大人しくそこで待ってろ!」
俺がベルトに手をやると、ベルトが光り、装甲と同じく緑色の銃が出現した。予想通り!ちゃんと変化した髪色の能力が使えるってわけだな!
なら話は早い。さっさとあの日本刀を叩き折ってやらないと!
俺は銃に力を込め始める。すると周囲の空気が渦巻き、銃口へと集まっていくのが分かった。
数秒してから狙いを定め、引き金を引いた。
「ハリケーンブラストおおおお!!」
物凄い勢いの竜巻がヘナゾーメの方へ向かっていく。ヘナゾーメは咄嗟に躱そうとするも、凍った地面に足を取られて転倒してしまう。計算通り!転んだヘナゾーメが握る日本刀に竜巻が直撃した。竜巻に巻き込まれ、ヘナゾーメの体は宙に舞い上がる。それでもヘナゾーメの手は日本刀を離さない。
そうだろうな。ここまでの執念を持って計画的に俺を殺そうとした奴だ。そう簡単に得物を手放すはずがない。
そこまで想定して、俺は次の手を打っていた。再び引き金を引くと、荒れる空気の中でヘナゾーメの右手が切り落とされる。
「ぐああっ!!な、何をしたんだい!?」
「お前に教える必要は無い!さあ、これで武器は無くなったぜ?」
俺が発射したのは鎌鼬。真空の刃がヘナゾーメの手を切り落としたんだ。流石の達人も手が無けりゃ刀の使いようが無い。後はトドメを刺すだけだ!
「痛いねえ……。この恨み、どうしてくれようか!!」
ヘナゾーメはそう言うと緑色のドロっとした物体を発射してきた。なんだこれ!?いや分かってる。ヘナなんだよな。
さっき大輔が櫛にかかっていたヘナに触れた時、その指先は黒く染まっていた。あのまま行くと大輔はどうなっていたか分からない。とりあえず避けるしか無い!
俺が飛んできたヘナを躱すと、さらに続いて大量のヘナが飛んでくる。視界一面ヘナだ。
いや多いって!!こんなもんどうやって避ければいいんだよ!?
「染髪マン!そのヘナに髪が触れると黒く染まっちゃうの!変身能力が奪われちゃう!」
カラーリングガールが俺に向かって叫ぶ。なるほど、こいつは攻撃というより俺の能力を奪いに来てるんだな。それが分かっても対処のしようが無いんだけども。
飛んで来るヘナから背走で逃げながら、俺は対処法を考える。が、飛んで来るヘナの量は増えるばかりだ。
上から降ってくるヘナを髪にかからないよう躱すのは至難の業。どうにかしてヘナの染める力を無くせれば良いんだけど……。
そうこうしているうちに俺の髪はアイスブルーに戻っていった。しまった!3分経ったのか!マズいぞ、これで遠距離攻撃はできなくなった。どうする!?
「聞いて染髪マン!ヘナは熱に弱いの!90℃以上になると、染料としての力を失うよ!」
「黙ってな小娘!余計なことを……!」
ヘナゾーメが恨み節を吐くが、時既に遅し。対処法が熱なら、アイスブルーでも勝ち目がある!
俺は周囲の温度を一気に90℃まで上げた。凍っていたステージから湯気が上がってくる。これでヘナゾーメは自由に動けるようになったが、同時にヘナの染める力も無くなったはずだ!
俺はそのままヘナゾーメに突っ込んで行く。奴は左手で刀を拾おうと動き出すが、俺の方が速い。
俺はハンマーの温度を思いっきり上げ、真っ赤になるまで熱した。
そのハンマーをヘナゾーメの頭に向かって全力で振り下ろす。
「これで終わりだ!!ヒートクラッシュ!!!」
落ちていた日本刀を間一髪で拾い上げたヘナゾーメは、俺のハンマーを刀で受けようとした。だがその勢いは刀の強度を遥かに上回っている。更に熱してあることで刀の強度を下げ、刀を叩き折りながらヘナゾーメの頭まで到達した。
「ぎゃああああああ!!!!」
ヘナゾーメは地面に叩き込まれ、半身がステージに埋まってしまった。
その体はだんだんとひび割れて行き、抵抗しようとする動きは完全に止まった。
「くっ……ここまでかねえ……。悔しいねえ、私の可愛い怪人たちを殺してきた染髪マンに制裁をと思ったんだけどねえ……」
「制裁を下されたのはお前の方だったな、ヘナゾーメ。俺はクロゾーメ軍団には屈しない!」
ひび割れて行く体を見ながら、ヘナゾーメは再び口を開いた。
「いい気になってるあんたに良いことを教えておいてあげようねえ。あんたが倒したと思ってるヘアマニキュアゾーメだけどねえ、生きてるよ。今も虎視眈々とあんたとの再戦を狙っているよ」
「何だと……!?」
ヘアマニキュアゾーメが生きてるだって!?あの時俺は確実にぶっ飛ばしたはずだ。急所を外したのか……?
何にせよ、危険な敵がまだいるということだ。ヘナゾーメを倒したからと言って油断はできなくなったな。
「ヘアマニキュアゾーメは、どこにいるんだ……?」
「それは私も知らないねえ。どこかで元気にやってるんじゃないかねえ」
嘘つけこいつ、絶対知ってんだろ。適当なことを言いやがって……。流石ベテラン幹部、どこからヘアマニキュアゾーメが襲って来るか分からない状況を作ってから死ぬつもりだ。
「おや、そろそろタイムリミットのようだねえ。さらばだよ染髪マン!あんたは必ず我がクロゾーメ軍団が殺してみせるからねえ!」
そう言い残してヘナゾーメは爆散。ステージ上には枯れた葉っぱのようなものがパラパラと落ちてきていた。
あっぶねえなおい!!武器が今までの冗談みたいな敵とは全然違って、殺傷力の高い日本刀を使ってるから怖さが段違いだ。
「ちょこまかと小賢しいねえ。さっさと殺されてくれればいいものを」
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俺はステージを凍らせ、スケートリンクのようにする。これでヘナゾーメの動きも制限されたはずだ。
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「これぐらい、どうってことはないねえ。どうせあんたは私に近づかないと攻撃できない。近づいて来た瞬間叩き斬ってやるよ」
「やってみろ!その瞬間俺がハンマーをぶち込む!」
とは言ったものの、剣の達人であるヘナゾーメに攻撃のスピードで勝てるとは思えない。かと言って俺の武器はハンマー。近づかないと攻撃はできない。さあどうする?
「どうしたんだい?さっさとかかって来な!」
「うるせえ!今考えてんだから黙ってろ!」
ヘナゾーメの挑発に返事をしつつ、頭をフル回転させる。どうする?どうすれば奴に遠距離から攻撃ができる?
そんな時、ふとさっき大輔から受け取ったスプレー缶のことを思い出した。あれなんかに使えないかな?取り出してみると、スプレー缶に説明文が書いてあった。
おい使い方書いてあんじゃねえか!ちゃんと見ろよ大輔のやつ!!
大輔への怒りを抑えて説明文を読む。そこには『これはヘアカラースプレーです。一度だけ想像した色に髪色を変えることができます。ただし、制限時間は3分です』
と書いてあった。
お、これめっちゃ使えるんじゃないか?まずはあの日本刀をなんとかしないといけないから、あれを叩き折れる何か、それも遠距離から攻撃できる武器が必要だ。その条件を満たす髪色は……。
「よし!決めた!」
俺はスプレー缶を頭の方へ持っていき、ボタンを押した。すると俺の髪色は一瞬にして鮮やかな緑色へと変化する。同時に俺の体を覆っている装甲も緑色へと変わった。
「緑の染髪マン……?何をしようっていうんだい?」
「見てりゃ分かるよ!大人しくそこで待ってろ!」
俺がベルトに手をやると、ベルトが光り、装甲と同じく緑色の銃が出現した。予想通り!ちゃんと変化した髪色の能力が使えるってわけだな!
なら話は早い。さっさとあの日本刀を叩き折ってやらないと!
俺は銃に力を込め始める。すると周囲の空気が渦巻き、銃口へと集まっていくのが分かった。
数秒してから狙いを定め、引き金を引いた。
「ハリケーンブラストおおおお!!」
物凄い勢いの竜巻がヘナゾーメの方へ向かっていく。ヘナゾーメは咄嗟に躱そうとするも、凍った地面に足を取られて転倒してしまう。計算通り!転んだヘナゾーメが握る日本刀に竜巻が直撃した。竜巻に巻き込まれ、ヘナゾーメの体は宙に舞い上がる。それでもヘナゾーメの手は日本刀を離さない。
そうだろうな。ここまでの執念を持って計画的に俺を殺そうとした奴だ。そう簡単に得物を手放すはずがない。
そこまで想定して、俺は次の手を打っていた。再び引き金を引くと、荒れる空気の中でヘナゾーメの右手が切り落とされる。
「ぐああっ!!な、何をしたんだい!?」
「お前に教える必要は無い!さあ、これで武器は無くなったぜ?」
俺が発射したのは鎌鼬。真空の刃がヘナゾーメの手を切り落としたんだ。流石の達人も手が無けりゃ刀の使いようが無い。後はトドメを刺すだけだ!
「痛いねえ……。この恨み、どうしてくれようか!!」
ヘナゾーメはそう言うと緑色のドロっとした物体を発射してきた。なんだこれ!?いや分かってる。ヘナなんだよな。
さっき大輔が櫛にかかっていたヘナに触れた時、その指先は黒く染まっていた。あのまま行くと大輔はどうなっていたか分からない。とりあえず避けるしか無い!
俺が飛んできたヘナを躱すと、さらに続いて大量のヘナが飛んでくる。視界一面ヘナだ。
いや多いって!!こんなもんどうやって避ければいいんだよ!?
「染髪マン!そのヘナに髪が触れると黒く染まっちゃうの!変身能力が奪われちゃう!」
カラーリングガールが俺に向かって叫ぶ。なるほど、こいつは攻撃というより俺の能力を奪いに来てるんだな。それが分かっても対処のしようが無いんだけども。
飛んで来るヘナから背走で逃げながら、俺は対処法を考える。が、飛んで来るヘナの量は増えるばかりだ。
上から降ってくるヘナを髪にかからないよう躱すのは至難の業。どうにかしてヘナの染める力を無くせれば良いんだけど……。
そうこうしているうちに俺の髪はアイスブルーに戻っていった。しまった!3分経ったのか!マズいぞ、これで遠距離攻撃はできなくなった。どうする!?
「聞いて染髪マン!ヘナは熱に弱いの!90℃以上になると、染料としての力を失うよ!」
「黙ってな小娘!余計なことを……!」
ヘナゾーメが恨み節を吐くが、時既に遅し。対処法が熱なら、アイスブルーでも勝ち目がある!
俺は周囲の温度を一気に90℃まで上げた。凍っていたステージから湯気が上がってくる。これでヘナゾーメは自由に動けるようになったが、同時にヘナの染める力も無くなったはずだ!
俺はそのままヘナゾーメに突っ込んで行く。奴は左手で刀を拾おうと動き出すが、俺の方が速い。
俺はハンマーの温度を思いっきり上げ、真っ赤になるまで熱した。
そのハンマーをヘナゾーメの頭に向かって全力で振り下ろす。
「これで終わりだ!!ヒートクラッシュ!!!」
落ちていた日本刀を間一髪で拾い上げたヘナゾーメは、俺のハンマーを刀で受けようとした。だがその勢いは刀の強度を遥かに上回っている。更に熱してあることで刀の強度を下げ、刀を叩き折りながらヘナゾーメの頭まで到達した。
「ぎゃああああああ!!!!」
ヘナゾーメは地面に叩き込まれ、半身がステージに埋まってしまった。
その体はだんだんとひび割れて行き、抵抗しようとする動きは完全に止まった。
「くっ……ここまでかねえ……。悔しいねえ、私の可愛い怪人たちを殺してきた染髪マンに制裁をと思ったんだけどねえ……」
「制裁を下されたのはお前の方だったな、ヘナゾーメ。俺はクロゾーメ軍団には屈しない!」
ひび割れて行く体を見ながら、ヘナゾーメは再び口を開いた。
「いい気になってるあんたに良いことを教えておいてあげようねえ。あんたが倒したと思ってるヘアマニキュアゾーメだけどねえ、生きてるよ。今も虎視眈々とあんたとの再戦を狙っているよ」
「何だと……!?」
ヘアマニキュアゾーメが生きてるだって!?あの時俺は確実にぶっ飛ばしたはずだ。急所を外したのか……?
何にせよ、危険な敵がまだいるということだ。ヘナゾーメを倒したからと言って油断はできなくなったな。
「ヘアマニキュアゾーメは、どこにいるんだ……?」
「それは私も知らないねえ。どこかで元気にやってるんじゃないかねえ」
嘘つけこいつ、絶対知ってんだろ。適当なことを言いやがって……。流石ベテラン幹部、どこからヘアマニキュアゾーメが襲って来るか分からない状況を作ってから死ぬつもりだ。
「おや、そろそろタイムリミットのようだねえ。さらばだよ染髪マン!あんたは必ず我がクロゾーメ軍団が殺してみせるからねえ!」
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