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第三章 王立学校
無敵の金獅子
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「うそ……そんな……」
クロバは口元を手で押さえ、その顔色が段々と青くなっていく。
「誰か知ってるのか?」
「う、うん。この人も三年生。あの『金獅子』だよ!」
「あー……なんとなく聞いたことがあるような」
この学校で二つ名を持つ者は限られている。人の噂話程度に聞いた気がするな。
男は少し距離をおいたところで立ち止まると、クロバを指差し、
「そこの可愛いレディ、ひょっとしてワタシのファンかな?」
自信に満ちた声色で、指を鳴らす。
「え?」
「ふふ、いいだろう。試合のあと二人でゆっくりと語り明かそうじゃないカ」
空気を読まない物言いに俺もクロバも呆気にとられる。
言っちゃ悪いが、この男はゲテモノ系だ。一体どこからその自信が湧いているのだろう。
「ま、それはそれとしテ」
自身の二つに割れた顎をさすりながら男は続ける。
「ちょうど生存者を探していたところダ……申し訳ないが、退場願おウ」
開戦の合図ともとれる発言に、場の空気がガラッと変わる。
男は自慢の筋肉を見せびらかすように力を入れ、前傾姿勢でこちらに笑いかける。
不敵な笑みを浮かべる男の闘気はまさに獅子の如き様相だ。
こちらの準備などお構いなしに、問答無用で突進してくる。
「クロバ!」
「——————アクアロック!!」
男の勢いを抑えるように、足元から水が発生し、巨体に絡みつく。
「なんのこれしキ。フンッ!」
ただ力を入れ、踏ん張っただけ。たったそれだけで、魔法というものを無に帰す。弾け飛んだ水がその体に滴り、筋肉が光っている。
「はぁ!? んなのありかよ!」
魔法を魔法で……ではなく、こうして物理で無効化するのはガルドタイプだ。使ってるのは恐らく光魔法。こういうのは近づけずに、遠距離でチクチクするのが有効だ。
そう考え、同時に三つ生み出した雷の槍を男目掛けて放つが、
「ハハハハハハハハッ!!!}
そんなことおかまいなしに突っ込んでくる。魔法を恐れる素振りを見せない、笑顔のまま攻撃に飛び込む姿に目を疑う。
そして全て着弾……したが、傷どころか汚れすらない。
「なんでだ!?」
「『無敵』だよっ! この人の固有魔法!」
「くそチートじゃねぇか!」
信じられないが、このピンピンしてる様子を見ればそれが本当だと理解できる。
てか、動きが速い。いつの間にか、手を伸ばしたら届く位置まで接近してきていた。
男は拳を振りかぶり、俺の顔面を捉える。それを横に躱すが、すぐに第二、第三の攻撃がやってくる。
「チッ!」
「きみ、いい筋してるネ」
褒められたことに素直に喜ぶ暇もなく、服を掴まれ投げ飛ばされた。
勢いそのままに壁に激突し、全身に衝撃が巡る。
「がはっ!」
「せんぱいっ!」
急いで体を起こし、顔を上にあげるが、
「んのクソやろ――――おぉっ!?」
体勢を立て直す暇さえ与えられず、容赦ない追撃が襲う。魔法なんかじゃない、物理の殴りによるただの暴力だ。それなのに、死を知覚させるほどの威力がある。
なにせ、ただの拳が地面を粉砕し、空気を震撼させているのだ。力こそ全てと言わんばかりの脳筋具合を感じる。
「く、アクア・ランス!」
クロバの攻撃も無敵の男の表情を変えるに至らず、鼻歌混じりで攻撃をしかけてくる。
その場から一時回避をするが、男は確実に俺を仕留めようと、俺を追いかけ、獣のごとく食らいついてきた。
このままじゃ、とてもじゃないけど無理だ。なんだよ無敵って!
こんなの相手にしてられない。何か策はないか?
逃げ惑いながら、必死に頭を回転させ打開策を考えるが、一切案が浮かばない。無敵の攻略なんて、いくら何でも無理がすぎる。
仮に倒すことを考えても、能力の詳細を割り出すための隙がない。
てか、俺が攻撃を食らってもクロバに影響は出ていない。もう共鳴の糸は切れたってことでいいのか?
と、色々な思考を挟み、状況をいくら整理しても目の前にいる男に勝てるビジョンが見えない。
もはや、逃げることしか正解がないように思える。
「クロバ! ゲルニカを連れて逃げてくれ! こいつは俺がなんとかする!」
「でも、このままじゃ!」
「分かってくれ! 全員生き残るために!」
俺の呼びかけに、クロバも理解したのか、ゲルニカの元に駆け寄る。
「逃がすわけにはいかないネッ!」
その行動を許さない獅子が、一目散にそちらへと方向転換する。
「行かせるかよっ!!」
踵を返した巨体に蹴りを叩き込み、横の方へと飛ばす。
どうやら、ダメージは無くても衝撃そのものはあるっぽいな。
「厄介だネ、君」
ギラついた目で土埃を払い、男は俺と向かい合う。またあの姿勢だ。
「だったら見逃してくれ、先輩」
「そうはいかないサ。むしろ、やる気が出るものだヨッ!」
再びこちらを目標に走りだしてきた。
魔法が効かない以上、こちらも物理で殴って時間を稼ぐしかない。
俺は左手で右手の手首に触れ、因子を巡らせる。久しぶりに因子をフル稼働させるな。今の最高適合率は43%、これを全て解放させる。
そして、こちらも相手に向かい、走り出した。
目と目が交差し、拳と蹴りが互いを打ちのめさんと繰り出され、避けては向かい、止めては攻めを繰り返す。
避けることを重点に置きつつ、隙を見て反撃を加える。だが、やはりどうしてもダメージらしいダメージが与えられていない。
反対に俺が一撃でももらえば、一発アウトだ。
そんな危うい状況に心の蔵が跳ね上がり、鼓動が早まるのがわかる。
「早く終われ」そんな思いで、視界の端でゲルニカと共にクロバがいないことを確認する。
クロバはひとまず逃げられたっぽいな。
そろそろ潮時か。
突き飛ばすように真っすぐ蹴りを入れ、距離をとる。
「フハハハハハッ! こうやって肉体と肉体をぶつけ合うのは久しい! こうやって正面からぶつかることこそ、漢というものダ!」
ボディビルダーのようにポージングを決めながら、男は高らかに笑う。
「もっとやろウ! 逃がしはしないゾ!」
俺の魂胆を見透かしているみたいだが、
「—————————纏雷」
逃げに関しては俺は一級品だ。これ以上戦うメリットはこちらにはない。
森の中に俺は雷のように走り、その勝負から逃れ―――
「させないサ」
「んなっ!?」
『纏雷』の速度に追いつき、男の手刀が俺の体躯を空中に放り出す。
「な……んで……」
さっきはここまで速くなかったはずだ。それに、パワーも段違い。一体何が……
「『ヘル・アームド』という、とっておきサ」
そう魔法の名前を口にする男の周囲には、赤黒いオーラが渦巻いている。あれは、強化魔法か。
「失敬、ワタシとしたことが、名乗らなかったことを許してほしイ。ワタシはホフマン・イルクス。『金獅子』と、そう呼ばれていル」
丁寧に自己紹介をする様子に、一瞬見逃してもらえるのでは? という浅はかな考えが浮かぶのだが、なおのこと闘志に燃えるその姿にあっさりと希望は打ち砕かれる。
「今度はそちらの名を聞かせてくれるかナ?」
「お、れは……石動健一、だ」
「ケンイチ……か。楽しませてくれた君に敬意を払い、全力で相手をしよウ」
構え直すホフマンに、俺はすでに限界を感じていた。
このままじゃ負ける。確実に、だ。
「さぁっ、行くゾッ!」
飢えた獅子が俺の命を食らおうと、向かってきている。
もう出し惜しみしている場合じゃない。
「来い、らいめい―――」
切り札を切る覚悟を決めたところで、ゴーンという音がステージ全体に響き渡り、ホフマンも魔法を解除する。
どうやら、試合が終わったらしい。俺は生き残ったのか。
生存者も退場するようにアナウンスがかかる。
ホフマンはヤレヤレといった顔つきで、
「いやはや、残念だネ。君との決着はまた明後日にしようカ」
そう言い残し去っていった。
「いやもう……勘弁してくれ……」
緊張から解放された安堵感と、目を付けられた不安が入り乱れて不満が零れる。
ため息を空に吐きながら、俺も入り口へと戻るのだった。
こうして、手の内を隠したまま、俺の決勝進出が決定した。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
Aブロック生存者
石動健一
クロバ・ユーリシア
ゲルニカ・ユーストン
ホフマン・イルクス 『金獅子』
サカキバラ・サヤノ 『鉛姫』
ノト・サーフ
アイザック・アルベルト
ラァラ・メーティー
ロナリ・マヤヤルガ
アメリア・アダムズ
クロバは口元を手で押さえ、その顔色が段々と青くなっていく。
「誰か知ってるのか?」
「う、うん。この人も三年生。あの『金獅子』だよ!」
「あー……なんとなく聞いたことがあるような」
この学校で二つ名を持つ者は限られている。人の噂話程度に聞いた気がするな。
男は少し距離をおいたところで立ち止まると、クロバを指差し、
「そこの可愛いレディ、ひょっとしてワタシのファンかな?」
自信に満ちた声色で、指を鳴らす。
「え?」
「ふふ、いいだろう。試合のあと二人でゆっくりと語り明かそうじゃないカ」
空気を読まない物言いに俺もクロバも呆気にとられる。
言っちゃ悪いが、この男はゲテモノ系だ。一体どこからその自信が湧いているのだろう。
「ま、それはそれとしテ」
自身の二つに割れた顎をさすりながら男は続ける。
「ちょうど生存者を探していたところダ……申し訳ないが、退場願おウ」
開戦の合図ともとれる発言に、場の空気がガラッと変わる。
男は自慢の筋肉を見せびらかすように力を入れ、前傾姿勢でこちらに笑いかける。
不敵な笑みを浮かべる男の闘気はまさに獅子の如き様相だ。
こちらの準備などお構いなしに、問答無用で突進してくる。
「クロバ!」
「——————アクアロック!!」
男の勢いを抑えるように、足元から水が発生し、巨体に絡みつく。
「なんのこれしキ。フンッ!」
ただ力を入れ、踏ん張っただけ。たったそれだけで、魔法というものを無に帰す。弾け飛んだ水がその体に滴り、筋肉が光っている。
「はぁ!? んなのありかよ!」
魔法を魔法で……ではなく、こうして物理で無効化するのはガルドタイプだ。使ってるのは恐らく光魔法。こういうのは近づけずに、遠距離でチクチクするのが有効だ。
そう考え、同時に三つ生み出した雷の槍を男目掛けて放つが、
「ハハハハハハハハッ!!!}
そんなことおかまいなしに突っ込んでくる。魔法を恐れる素振りを見せない、笑顔のまま攻撃に飛び込む姿に目を疑う。
そして全て着弾……したが、傷どころか汚れすらない。
「なんでだ!?」
「『無敵』だよっ! この人の固有魔法!」
「くそチートじゃねぇか!」
信じられないが、このピンピンしてる様子を見ればそれが本当だと理解できる。
てか、動きが速い。いつの間にか、手を伸ばしたら届く位置まで接近してきていた。
男は拳を振りかぶり、俺の顔面を捉える。それを横に躱すが、すぐに第二、第三の攻撃がやってくる。
「チッ!」
「きみ、いい筋してるネ」
褒められたことに素直に喜ぶ暇もなく、服を掴まれ投げ飛ばされた。
勢いそのままに壁に激突し、全身に衝撃が巡る。
「がはっ!」
「せんぱいっ!」
急いで体を起こし、顔を上にあげるが、
「んのクソやろ――――おぉっ!?」
体勢を立て直す暇さえ与えられず、容赦ない追撃が襲う。魔法なんかじゃない、物理の殴りによるただの暴力だ。それなのに、死を知覚させるほどの威力がある。
なにせ、ただの拳が地面を粉砕し、空気を震撼させているのだ。力こそ全てと言わんばかりの脳筋具合を感じる。
「く、アクア・ランス!」
クロバの攻撃も無敵の男の表情を変えるに至らず、鼻歌混じりで攻撃をしかけてくる。
その場から一時回避をするが、男は確実に俺を仕留めようと、俺を追いかけ、獣のごとく食らいついてきた。
このままじゃ、とてもじゃないけど無理だ。なんだよ無敵って!
こんなの相手にしてられない。何か策はないか?
逃げ惑いながら、必死に頭を回転させ打開策を考えるが、一切案が浮かばない。無敵の攻略なんて、いくら何でも無理がすぎる。
仮に倒すことを考えても、能力の詳細を割り出すための隙がない。
てか、俺が攻撃を食らってもクロバに影響は出ていない。もう共鳴の糸は切れたってことでいいのか?
と、色々な思考を挟み、状況をいくら整理しても目の前にいる男に勝てるビジョンが見えない。
もはや、逃げることしか正解がないように思える。
「クロバ! ゲルニカを連れて逃げてくれ! こいつは俺がなんとかする!」
「でも、このままじゃ!」
「分かってくれ! 全員生き残るために!」
俺の呼びかけに、クロバも理解したのか、ゲルニカの元に駆け寄る。
「逃がすわけにはいかないネッ!」
その行動を許さない獅子が、一目散にそちらへと方向転換する。
「行かせるかよっ!!」
踵を返した巨体に蹴りを叩き込み、横の方へと飛ばす。
どうやら、ダメージは無くても衝撃そのものはあるっぽいな。
「厄介だネ、君」
ギラついた目で土埃を払い、男は俺と向かい合う。またあの姿勢だ。
「だったら見逃してくれ、先輩」
「そうはいかないサ。むしろ、やる気が出るものだヨッ!」
再びこちらを目標に走りだしてきた。
魔法が効かない以上、こちらも物理で殴って時間を稼ぐしかない。
俺は左手で右手の手首に触れ、因子を巡らせる。久しぶりに因子をフル稼働させるな。今の最高適合率は43%、これを全て解放させる。
そして、こちらも相手に向かい、走り出した。
目と目が交差し、拳と蹴りが互いを打ちのめさんと繰り出され、避けては向かい、止めては攻めを繰り返す。
避けることを重点に置きつつ、隙を見て反撃を加える。だが、やはりどうしてもダメージらしいダメージが与えられていない。
反対に俺が一撃でももらえば、一発アウトだ。
そんな危うい状況に心の蔵が跳ね上がり、鼓動が早まるのがわかる。
「早く終われ」そんな思いで、視界の端でゲルニカと共にクロバがいないことを確認する。
クロバはひとまず逃げられたっぽいな。
そろそろ潮時か。
突き飛ばすように真っすぐ蹴りを入れ、距離をとる。
「フハハハハハッ! こうやって肉体と肉体をぶつけ合うのは久しい! こうやって正面からぶつかることこそ、漢というものダ!」
ボディビルダーのようにポージングを決めながら、男は高らかに笑う。
「もっとやろウ! 逃がしはしないゾ!」
俺の魂胆を見透かしているみたいだが、
「—————————纏雷」
逃げに関しては俺は一級品だ。これ以上戦うメリットはこちらにはない。
森の中に俺は雷のように走り、その勝負から逃れ―――
「させないサ」
「んなっ!?」
『纏雷』の速度に追いつき、男の手刀が俺の体躯を空中に放り出す。
「な……んで……」
さっきはここまで速くなかったはずだ。それに、パワーも段違い。一体何が……
「『ヘル・アームド』という、とっておきサ」
そう魔法の名前を口にする男の周囲には、赤黒いオーラが渦巻いている。あれは、強化魔法か。
「失敬、ワタシとしたことが、名乗らなかったことを許してほしイ。ワタシはホフマン・イルクス。『金獅子』と、そう呼ばれていル」
丁寧に自己紹介をする様子に、一瞬見逃してもらえるのでは? という浅はかな考えが浮かぶのだが、なおのこと闘志に燃えるその姿にあっさりと希望は打ち砕かれる。
「今度はそちらの名を聞かせてくれるかナ?」
「お、れは……石動健一、だ」
「ケンイチ……か。楽しませてくれた君に敬意を払い、全力で相手をしよウ」
構え直すホフマンに、俺はすでに限界を感じていた。
このままじゃ負ける。確実に、だ。
「さぁっ、行くゾッ!」
飢えた獅子が俺の命を食らおうと、向かってきている。
もう出し惜しみしている場合じゃない。
「来い、らいめい―――」
切り札を切る覚悟を決めたところで、ゴーンという音がステージ全体に響き渡り、ホフマンも魔法を解除する。
どうやら、試合が終わったらしい。俺は生き残ったのか。
生存者も退場するようにアナウンスがかかる。
ホフマンはヤレヤレといった顔つきで、
「いやはや、残念だネ。君との決着はまた明後日にしようカ」
そう言い残し去っていった。
「いやもう……勘弁してくれ……」
緊張から解放された安堵感と、目を付けられた不安が入り乱れて不満が零れる。
ため息を空に吐きながら、俺も入り口へと戻るのだった。
こうして、手の内を隠したまま、俺の決勝進出が決定した。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
Aブロック生存者
石動健一
クロバ・ユーリシア
ゲルニカ・ユーストン
ホフマン・イルクス 『金獅子』
サカキバラ・サヤノ 『鉛姫』
ノト・サーフ
アイザック・アルベルト
ラァラ・メーティー
ロナリ・マヤヤルガ
アメリア・アダムズ
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