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第4話 1000年間ずっと寝ちゃっていました
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血で汚れた身体を清めるため、教会の浴室を借りることにしました。
私は人間の血液しか飲まない主義。
だから髪にべっとりとついたこの赤色の血を、洗い流すことに抵抗はない。
そして湯浴みをして体を清めると、見たことのない衣服が用意されていた。
「これが聖女の服」
白を基調とした、まぶしい色をしている。
夜に生きるヴァンパイアが好む色とは正反対。
他に服もないので、仕方なく袖を通すことにします。
聖女の衣装に身を包んだ私は、神官たちが集まっている部屋へと戻る。
「美しい……テレネシア様、お似合いでございます」
私の姿を見て早々、大神官ドルネディアスがそんなことを言ってくる。
別に、人間に褒められても嬉しくはない。
でも、私の美しさがわかるとは、やはり見る目がありますね。
そんなに似合っているのであれば、聖女の衣装を着るのもやぶさかではありませんとも。
「それにしても、テレネシア様が水操魔法を使えるとは驚きました」
水操魔法とは、水などの液体を操る水属性の魔法のことのはず。
そんな魔法、使った覚えがないのだけど?
「このドルネディアス、しかとこの目で見せていただきました。まさか赤ワインを使って水操魔法で剣を作り出し、ヘルハウンドを倒すとは。御見それいたしました」
それ、紅血魔法の《血破剣》で作った魔剣のことね。
私がさっき零したワインを使って、剣を作ったのだと誤解したみたい。
同じ赤色の液体だから、見間違えたのでしょう。
「神聖魔法以外にも魔法が使えるとは、さすが伝説の聖女様です!」
「別に私は伝説の聖女ではないのだけれど」
「ご謙遜を。俺……私の祖先も、そうやってテレネシア様に命を救われたのです」
大神官ドルネディアスの祖先を、私が助けた?
はて、そんな覚えはないのだけれど。
もしかして私が助けたことがある人間の中に、ドルネディアスの祖先がいたのかしら。
命を助けるお礼に、血を飲ませてもらったことが何度もあった。
きっとその中の誰かなのでしょう。
「それにしても、外は良い天気みたいね……」
壁が壊れたことで、外の様子がよく見える。
時刻は昼間。
眩しい太陽光に当たらないよう、室内から外を眺めます。
ヴァンパイアの王族である私は、太陽の下でも行動ができる。
一般的なヴァンパイアのように、塵となって消えることはない。
それでも、太陽の下は嫌。
肌がピリピリするし、日焼けだってする。
──まあ理由は、それだけではないのだけれど。
最強の吸血姫と恐れられても、太陽の下は弱点になる。
圧倒的な戦力差があるとはいえ、ここの人間たちにそのことを知られるわけにはいかないのだ。
「そんなことよりも、気のせいかしら」
なんだか外の様子、おかしくない?
私が知っている街並みと、なんか違う。
前に見た人間の街よりも、かなり綺麗。
それに家の造りが精密になって、立派になっている気がする。
この教会の室内を見た時からまさかとは思っていたけど、もしかして人間の文明が進歩している?
さっきの浴槽も、かなりの物だった。
魔法石を利用して、温かい水が自動で出てくるのだ。
シャワーというのも初めて見た。
浴槽からジャグジーなる謎の泡が出てくるのも、不思議な光景だった。
ヴァンパイアの文明にも、あんな高度なものはなかったっていうのに。
「この街は王都だって言っていたけど、だから建物が特別立派なのかしら?」
「いええ、テレネシア様。長らく眠られていたので驚かれるのも無理ありませんが、今の世の中ではこれが普通です」
「たった数十年でこんなにも変わるんなんて、人間って実はすごいのね」
ちょっと見直しちゃった。
「なにせ1000年も経っていますからね。無理もありませんとも」
「え、1000年……?」
あまり聞きなれない言葉が、耳に入った気がする。
気のせいかしら。
「ねえドルネディアス。まるで私が1000年も封印されていたみたいなことを口にしたけど、100年の間違いよね?」
「1000年であっていますよ。なにせテレネシア様と一緒に魔王を封印し、神聖ウルガシア王国を建国した勇者は、1000年前の歴史上の人物なのですから」
う、うそでしょう。
私、そんなに長い間、封印されたっていうの?
まったく実感がない。
封印されたのだって、まるで昨日のことのように覚えているっているのに。
「そういえばこの1000年の間で、封印されていた魔王は消滅していたようですね。さきほどのヘルハウンドは魔王の残滓でしょう。さすがは『封印石』です」
ヴァンパイアの寿命は長い。
それでも1000年も経てば、大半の者はいなくなっているはず。
お父様や、兄弟たち、それに他の仲間のヴァンパイアはどうなっているのだろうか。
こんな長い間、行方不明になっているヴァンパイアは例がない。
きっと死んだと思われているはず。
そうなれば、王女としての私の立場はきっと無くなっているに違いない。
最悪、私を知っている者は、もう誰もいないことだってありえる。
な、なんで、こんなことに。
1000年も経っていたら、私が帰る場所は、もう……。
私が視線を下げていると、連絡係と思わしき神官が大神官ドルネディアスに何か耳打ちをしているのが目に入りました。
ドルネディアスはそれを聞き終わると、私の前まで移動してきてコホンと咳ばらいをします。
「テレネシア様、お疲れのところ申し訳ないのですが、一緒に来ていただけますでしょうか?」
「頭の整理をしたから、できれば少し休みたいのだけど、どうやら難しそうね」
ドルネディアスの顔を見ればわかる。
おそらく、大神官であるドルネディアスでも逆らえないような命令が下ったのでしょう。
「それで、1000年ぶりに目覚めたばかりの忙しいこの私に、何の用なの?」
ドルネディアスは壊れた壁の向こうにある、市街地へと視線を向けます。
視線の先には、ひと際大きくそびえる巨大な城が鎮座していました。
「国王陛下がお呼びです」
私は人間の血液しか飲まない主義。
だから髪にべっとりとついたこの赤色の血を、洗い流すことに抵抗はない。
そして湯浴みをして体を清めると、見たことのない衣服が用意されていた。
「これが聖女の服」
白を基調とした、まぶしい色をしている。
夜に生きるヴァンパイアが好む色とは正反対。
他に服もないので、仕方なく袖を通すことにします。
聖女の衣装に身を包んだ私は、神官たちが集まっている部屋へと戻る。
「美しい……テレネシア様、お似合いでございます」
私の姿を見て早々、大神官ドルネディアスがそんなことを言ってくる。
別に、人間に褒められても嬉しくはない。
でも、私の美しさがわかるとは、やはり見る目がありますね。
そんなに似合っているのであれば、聖女の衣装を着るのもやぶさかではありませんとも。
「それにしても、テレネシア様が水操魔法を使えるとは驚きました」
水操魔法とは、水などの液体を操る水属性の魔法のことのはず。
そんな魔法、使った覚えがないのだけど?
「このドルネディアス、しかとこの目で見せていただきました。まさか赤ワインを使って水操魔法で剣を作り出し、ヘルハウンドを倒すとは。御見それいたしました」
それ、紅血魔法の《血破剣》で作った魔剣のことね。
私がさっき零したワインを使って、剣を作ったのだと誤解したみたい。
同じ赤色の液体だから、見間違えたのでしょう。
「神聖魔法以外にも魔法が使えるとは、さすが伝説の聖女様です!」
「別に私は伝説の聖女ではないのだけれど」
「ご謙遜を。俺……私の祖先も、そうやってテレネシア様に命を救われたのです」
大神官ドルネディアスの祖先を、私が助けた?
はて、そんな覚えはないのだけれど。
もしかして私が助けたことがある人間の中に、ドルネディアスの祖先がいたのかしら。
命を助けるお礼に、血を飲ませてもらったことが何度もあった。
きっとその中の誰かなのでしょう。
「それにしても、外は良い天気みたいね……」
壁が壊れたことで、外の様子がよく見える。
時刻は昼間。
眩しい太陽光に当たらないよう、室内から外を眺めます。
ヴァンパイアの王族である私は、太陽の下でも行動ができる。
一般的なヴァンパイアのように、塵となって消えることはない。
それでも、太陽の下は嫌。
肌がピリピリするし、日焼けだってする。
──まあ理由は、それだけではないのだけれど。
最強の吸血姫と恐れられても、太陽の下は弱点になる。
圧倒的な戦力差があるとはいえ、ここの人間たちにそのことを知られるわけにはいかないのだ。
「そんなことよりも、気のせいかしら」
なんだか外の様子、おかしくない?
私が知っている街並みと、なんか違う。
前に見た人間の街よりも、かなり綺麗。
それに家の造りが精密になって、立派になっている気がする。
この教会の室内を見た時からまさかとは思っていたけど、もしかして人間の文明が進歩している?
さっきの浴槽も、かなりの物だった。
魔法石を利用して、温かい水が自動で出てくるのだ。
シャワーというのも初めて見た。
浴槽からジャグジーなる謎の泡が出てくるのも、不思議な光景だった。
ヴァンパイアの文明にも、あんな高度なものはなかったっていうのに。
「この街は王都だって言っていたけど、だから建物が特別立派なのかしら?」
「いええ、テレネシア様。長らく眠られていたので驚かれるのも無理ありませんが、今の世の中ではこれが普通です」
「たった数十年でこんなにも変わるんなんて、人間って実はすごいのね」
ちょっと見直しちゃった。
「なにせ1000年も経っていますからね。無理もありませんとも」
「え、1000年……?」
あまり聞きなれない言葉が、耳に入った気がする。
気のせいかしら。
「ねえドルネディアス。まるで私が1000年も封印されていたみたいなことを口にしたけど、100年の間違いよね?」
「1000年であっていますよ。なにせテレネシア様と一緒に魔王を封印し、神聖ウルガシア王国を建国した勇者は、1000年前の歴史上の人物なのですから」
う、うそでしょう。
私、そんなに長い間、封印されたっていうの?
まったく実感がない。
封印されたのだって、まるで昨日のことのように覚えているっているのに。
「そういえばこの1000年の間で、封印されていた魔王は消滅していたようですね。さきほどのヘルハウンドは魔王の残滓でしょう。さすがは『封印石』です」
ヴァンパイアの寿命は長い。
それでも1000年も経てば、大半の者はいなくなっているはず。
お父様や、兄弟たち、それに他の仲間のヴァンパイアはどうなっているのだろうか。
こんな長い間、行方不明になっているヴァンパイアは例がない。
きっと死んだと思われているはず。
そうなれば、王女としての私の立場はきっと無くなっているに違いない。
最悪、私を知っている者は、もう誰もいないことだってありえる。
な、なんで、こんなことに。
1000年も経っていたら、私が帰る場所は、もう……。
私が視線を下げていると、連絡係と思わしき神官が大神官ドルネディアスに何か耳打ちをしているのが目に入りました。
ドルネディアスはそれを聞き終わると、私の前まで移動してきてコホンと咳ばらいをします。
「テレネシア様、お疲れのところ申し訳ないのですが、一緒に来ていただけますでしょうか?」
「頭の整理をしたから、できれば少し休みたいのだけど、どうやら難しそうね」
ドルネディアスの顔を見ればわかる。
おそらく、大神官であるドルネディアスでも逆らえないような命令が下ったのでしょう。
「それで、1000年ぶりに目覚めたばかりの忙しいこの私に、何の用なの?」
ドルネディアスは壊れた壁の向こうにある、市街地へと視線を向けます。
視線の先には、ひと際大きくそびえる巨大な城が鎮座していました。
「国王陛下がお呼びです」
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