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由貴との生活
12
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『晶?』
「兄さん。悪いんだけど今日泊めてくれないか?」
勢いで步夏と出てきたけど泊まるとこないから。
兄さんに頼むことに。
「ママ?」
「起こしちゃったか」
兄さんがほどなくしてやってきた。
風邪引いている步夏をとりあえず寝かせることに。
「晶。飯は?」
「まだ」
「カツ丼でよかったらあるよ?」
「ちょうだい」
沙希ちゃんはカツ丼を作ったあと携帯持ってベランダへ。
どこに電話するのかわかるけど。
************
しばらくして兄さんは戻ってきた。
「瑠衣さん怒ってた?」
「晶。いや怒ってないよ」
「そう……」
步夏育ててよくわかる。
1人だけでも大変だってことが。
それをもう1人増えるとなるともっと大変になる。
瑠衣さんはそう言いたかったんだ。
「なぁ、晶」
「ん?」
「今度の休みにその子に会いに行かないか?」
「どこにいるんだ?」
「沙希ちゃんたちの実家」
「え……」
「実は、火山のおじさんたちがとりあえず引き取ってくれててな」
「瑠衣さんには内緒で行くのか?」
「いやか?」
「出かける時いつもどこ行くか言えって」
瑠衣さんは過保護というか。
「大丈夫だよ。晶」
「わかった」
「というわけで、明日謝れよ?」
「わかってる!」
はっきり言って俺は謝るのが苦手だ。
けど仕方ない。
「じゃあ寝るか?」
俺たちはちょっと早いけど寝ることに。
そして、翌日。
瑠衣さんまだかな。
あ、いや。
別に瑠衣さんなんか待ってないし。
まるで瑠衣さんを待っているかのような言い方じゃん。
「来たか?」
そう言いながら兄さんは玄関を開ける。
「あーお兄ちゃん!何しに来たのよ」
「何しにって酷いね、沙希は。決まってるでしょ?迎えに来たんだよ」
沙希ちゃんてホント、瑠衣さんには優しくないよな。
「何よー!あっちゃんは渡さない」
「晶くんは沙希のじゃないでしょ?」
沙希ちゃん。
瑠衣さんと俺を奪わなくても……。
「沙希ーとおるがあきれてるよ」
「え!?」
沙希ちゃんは急に振り向いてきた。
けど兄さんさんは呆れてない。
「とおるさんー!笑ってる」
「いやっごめっ」
2人がケンカしている間に俺たちは帰ることに。
「兄さん。悪いんだけど今日泊めてくれないか?」
勢いで步夏と出てきたけど泊まるとこないから。
兄さんに頼むことに。
「ママ?」
「起こしちゃったか」
兄さんがほどなくしてやってきた。
風邪引いている步夏をとりあえず寝かせることに。
「晶。飯は?」
「まだ」
「カツ丼でよかったらあるよ?」
「ちょうだい」
沙希ちゃんはカツ丼を作ったあと携帯持ってベランダへ。
どこに電話するのかわかるけど。
************
しばらくして兄さんは戻ってきた。
「瑠衣さん怒ってた?」
「晶。いや怒ってないよ」
「そう……」
步夏育ててよくわかる。
1人だけでも大変だってことが。
それをもう1人増えるとなるともっと大変になる。
瑠衣さんはそう言いたかったんだ。
「なぁ、晶」
「ん?」
「今度の休みにその子に会いに行かないか?」
「どこにいるんだ?」
「沙希ちゃんたちの実家」
「え……」
「実は、火山のおじさんたちがとりあえず引き取ってくれててな」
「瑠衣さんには内緒で行くのか?」
「いやか?」
「出かける時いつもどこ行くか言えって」
瑠衣さんは過保護というか。
「大丈夫だよ。晶」
「わかった」
「というわけで、明日謝れよ?」
「わかってる!」
はっきり言って俺は謝るのが苦手だ。
けど仕方ない。
「じゃあ寝るか?」
俺たちはちょっと早いけど寝ることに。
そして、翌日。
瑠衣さんまだかな。
あ、いや。
別に瑠衣さんなんか待ってないし。
まるで瑠衣さんを待っているかのような言い方じゃん。
「来たか?」
そう言いながら兄さんは玄関を開ける。
「あーお兄ちゃん!何しに来たのよ」
「何しにって酷いね、沙希は。決まってるでしょ?迎えに来たんだよ」
沙希ちゃんてホント、瑠衣さんには優しくないよな。
「何よー!あっちゃんは渡さない」
「晶くんは沙希のじゃないでしょ?」
沙希ちゃん。
瑠衣さんと俺を奪わなくても……。
「沙希ーとおるがあきれてるよ」
「え!?」
沙希ちゃんは急に振り向いてきた。
けど兄さんさんは呆れてない。
「とおるさんー!笑ってる」
「いやっごめっ」
2人がケンカしている間に俺たちは帰ることに。
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