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復学
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「步夏を身籠ったのって俺がまだ高2の時なんですよ。高3からは休学にして今日から復学したんですよ」
「相手は当時の担任教師で俺が好きだった人」
「付き合っていなかったの?」
「付き合っていましたけど、交通事故にあって俺のこと忘れちゃって」
今でも忘れない。
瑠衣さんに言われた『キミ誰?誰かと間違えてない?』って言われたのは。
冗談だって言って欲しかった。
けど。
冗談でもなかった。
「それも2年ぐらい前に思い出して去年の冬からまた付き合いはじめたんですよ」
「步夏が小学生になる前に籍入れるんです」
「步夏には寂しい思いをさせちゃってたから」
今一緒に暮らしていることも伝えた。
保育参観の時、步夏は羨ましそうな顔してみていた。
「もし結婚式挙げるなら呼んでね」
「呼びます。明里ちゃんと来て下さい」
三原さんもシングルマザーだった。
それで気が合ったんだけど。
「あかりちゃん!こんどあゆのおうちにきて」
「步夏。勝手に決めるなよ」
「えぇーっ」
「パパに聞いてみろよ」
步夏は渋々納得していた。
步夏のことを話した時。
何勝手に産んでるんだって言われたらどうしようって思った。
怖かった。
「相手は当時の担任教師で俺が好きだった人」
「付き合っていなかったの?」
「付き合っていましたけど、交通事故にあって俺のこと忘れちゃって」
今でも忘れない。
瑠衣さんに言われた『キミ誰?誰かと間違えてない?』って言われたのは。
冗談だって言って欲しかった。
けど。
冗談でもなかった。
「それも2年ぐらい前に思い出して去年の冬からまた付き合いはじめたんですよ」
「步夏が小学生になる前に籍入れるんです」
「步夏には寂しい思いをさせちゃってたから」
今一緒に暮らしていることも伝えた。
保育参観の時、步夏は羨ましそうな顔してみていた。
「もし結婚式挙げるなら呼んでね」
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それで気が合ったんだけど。
「あかりちゃん!こんどあゆのおうちにきて」
「步夏。勝手に決めるなよ」
「えぇーっ」
「パパに聞いてみろよ」
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