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湊と瑠衣と晶
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「湊ふりはもういいよ」
生徒会長が卒業して、しばらくして瑠衣がそう言ってきた。
「あ、会長卒業したしな」
明るく俺はそう言う。
けれど、心に穴が開いたようなそんな感じになった。
瑠衣に言われて俺は、考えてるけど、答えがでない。
瑠衣とヤりたいだけ?
それなら女の子とでいいからなんか違う。
瑠衣もだよ。
βである俺よりΩとシた方が。
じゃあ、なんで?
答えはでない。
「ふりはやめるけど、体が淋しい時付き合ってね?」
「え?」
「だーかーらー!俺さ、湊の体気にいったから、またしようね?」
「仕方ねぇな……」
俺は心のすみで喜んでいた。
あんな痛い目にまであったのに。
そして驚いたことに、瑠衣は何人かと関係を持っていた。
それを聞いた俺は意外にもショックを受けていた。
「湊、どうしたん?」
「あ、順平」
俺が変だったのか、順平が声かけてきた。
「もしかして……火山を好きになった?」
「はぁ!?」
瑠衣を好きにって。
いやいやっ!俺、女の子が好きだし。
「本気で考えこむなよ……」
「え?」
「冗談だって」
冗談かよ!!
あーびっくりした。
本気にしたじゃないか!
「けど、冗談じゃないかもな?」
「ん?何か言ったか?」
「いや、何にも……」
何にもって、絶対何か言ったはずなんだけどな……。
「なぁ、湊……」
「ん?」
「……やっぱりやめた」
順平は何かを言いかけてやめた。
何だよ、余計気になるじゃないか。
さっきからなんなんだ?
生徒会長が卒業して、しばらくして瑠衣がそう言ってきた。
「あ、会長卒業したしな」
明るく俺はそう言う。
けれど、心に穴が開いたようなそんな感じになった。
瑠衣に言われて俺は、考えてるけど、答えがでない。
瑠衣とヤりたいだけ?
それなら女の子とでいいからなんか違う。
瑠衣もだよ。
βである俺よりΩとシた方が。
じゃあ、なんで?
答えはでない。
「ふりはやめるけど、体が淋しい時付き合ってね?」
「え?」
「だーかーらー!俺さ、湊の体気にいったから、またしようね?」
「仕方ねぇな……」
俺は心のすみで喜んでいた。
あんな痛い目にまであったのに。
そして驚いたことに、瑠衣は何人かと関係を持っていた。
それを聞いた俺は意外にもショックを受けていた。
「湊、どうしたん?」
「あ、順平」
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「はぁ!?」
瑠衣を好きにって。
いやいやっ!俺、女の子が好きだし。
「本気で考えこむなよ……」
「え?」
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冗談かよ!!
あーびっくりした。
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「ん?何か言ったか?」
「いや、何にも……」
何にもって、絶対何か言ったはずなんだけどな……。
「なぁ、湊……」
「ん?」
「……やっぱりやめた」
順平は何かを言いかけてやめた。
何だよ、余計気になるじゃないか。
さっきからなんなんだ?
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