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瑠衣と湊・前編
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翌朝。
学校に行くと、空気が変だった。
教室に入ると、友人の1人が俺を問い詰めた。
「嘘だよな!?嘘だって言ってくれよー」
友人がそう言ってくるが、俺にはなんのことか……。
「多分会長の仕業だよ」
「瑠衣?」
「おはよう……」
瑠衣はクラスの連中に説明した。
つき合ってるふりしたことを。
驚いたことに俺以外はみんな、瑠衣が同性愛者って知ってたみたいだ。
「なんだー。びっくりしたー」
「ごめんごめん」
「瑠衣。よく湊とキスできたな?」
「湊も俺のキス良かったみたいでさ……」
なんか嫌な予感が。
まさか、喋らないよな?
「なんだよ?」
「湊てばキスしただけで勃ってたんだよ?」
「瑠衣ーっ」
それを聞いたクラスメートたちは引いてた。
な、なんだよ!
あんなキスされたら、仕方ねぇだろう?
「あ?」
「火山ー。こんな奴ですが、遠慮なくどうぞ」
「こら!」
「ありがとう。では遠慮なく」
瑠衣と俺の別の友人・純平がそんな会話をしていた。
俺はモノじゃないんだけど。
そんな話しているとチャイムが鳴り、先生が入ってきた。
「……」
気のせいじゃなきゃ、隣の席の瑠衣が俺のをズボンの上から……。
瑠衣の方をみると、余裕の笑み浮かべていた。
「保健室行く?」って聞いてきやがった。
くそー!
誰が行くか!!
そしてやっと授業が終わり、トイレに行こうとすると……。
「湊ートイレ?じゃあ俺も行くー」
そう言って、瑠衣はついてきた。
ついて来たら、できないじゃんっ!!
「湊、欲求不満?」
「違う!」
「隠さなくていいよ?俺らやりたいお年頃だし」
「またお前か火山ー」
「うわっ先生っ」
トイレに行こうとした俺を瑠衣は、保健室に連れてきた。
制服のズボンの上から撫でられていると、いきなり保険医が入ってきた。
保険医は瑠衣に訪ねる。
日常会話のように……。
「授業は?」
「湊次第かな?」
「俺次第?」
「湊が我慢しないでイッてくれたら授業出れるよ?」
保険医の前で、イかされるのか?
むちゃくちゃ恥ずかしいんだけど。
「恥ずかしがらないでいいよ?」
「手伝ってあげようか?」
「何を?」
俺は恐る恐る聞いてみた。
あれ?
瑠衣の奴なんかムッとしてないか?
「先生。あっちいってよ」
「けちだな、火山は」
「湊に触らないでよ」
けど瑠衣、お前……先生にあっちいけって……。
しかも手でしっしって。
学校に行くと、空気が変だった。
教室に入ると、友人の1人が俺を問い詰めた。
「嘘だよな!?嘘だって言ってくれよー」
友人がそう言ってくるが、俺にはなんのことか……。
「多分会長の仕業だよ」
「瑠衣?」
「おはよう……」
瑠衣はクラスの連中に説明した。
つき合ってるふりしたことを。
驚いたことに俺以外はみんな、瑠衣が同性愛者って知ってたみたいだ。
「なんだー。びっくりしたー」
「ごめんごめん」
「瑠衣。よく湊とキスできたな?」
「湊も俺のキス良かったみたいでさ……」
なんか嫌な予感が。
まさか、喋らないよな?
「なんだよ?」
「湊てばキスしただけで勃ってたんだよ?」
「瑠衣ーっ」
それを聞いたクラスメートたちは引いてた。
な、なんだよ!
あんなキスされたら、仕方ねぇだろう?
「あ?」
「火山ー。こんな奴ですが、遠慮なくどうぞ」
「こら!」
「ありがとう。では遠慮なく」
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俺はモノじゃないんだけど。
そんな話しているとチャイムが鳴り、先生が入ってきた。
「……」
気のせいじゃなきゃ、隣の席の瑠衣が俺のをズボンの上から……。
瑠衣の方をみると、余裕の笑み浮かべていた。
「保健室行く?」って聞いてきやがった。
くそー!
誰が行くか!!
そしてやっと授業が終わり、トイレに行こうとすると……。
「湊ートイレ?じゃあ俺も行くー」
そう言って、瑠衣はついてきた。
ついて来たら、できないじゃんっ!!
「湊、欲求不満?」
「違う!」
「隠さなくていいよ?俺らやりたいお年頃だし」
「またお前か火山ー」
「うわっ先生っ」
トイレに行こうとした俺を瑠衣は、保健室に連れてきた。
制服のズボンの上から撫でられていると、いきなり保険医が入ってきた。
保険医は瑠衣に訪ねる。
日常会話のように……。
「授業は?」
「湊次第かな?」
「俺次第?」
「湊が我慢しないでイッてくれたら授業出れるよ?」
保険医の前で、イかされるのか?
むちゃくちゃ恥ずかしいんだけど。
「恥ずかしがらないでいいよ?」
「手伝ってあげようか?」
「何を?」
俺は恐る恐る聞いてみた。
あれ?
瑠衣の奴なんかムッとしてないか?
「先生。あっちいってよ」
「けちだな、火山は」
「湊に触らないでよ」
けど瑠衣、お前……先生にあっちいけって……。
しかも手でしっしって。
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