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違和感
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「瑠衣」
「とおるまで来たの?」
みんなして今日来なくても。
「瑠衣。晶来たか?」
「晶?誰それ。沙希なら来たけど」
「沙希ちゃんと一緒に来た子いなかったか?」
「いたよ?来てたけど知らない子だったから思わず聞いちゃった"キミ、誰"って」
「それ晶に言ったのか!?」
「言ったよ?」
「悪い瑠衣。あとでまた来るから」
みんな騒がしいんだから。
それからしばらくして何故か先生ととおるがやってきて。
色々聞かれた。
「記憶喪失?」
「そう。沙希ちゃんと一緒に来た子は如月晶。あの如月財閥の副会長だ。お前とは7年前からの知り合いだ」
そんな前からの?
「事故のショックでそうなっているみたいらしいから」
そして。
俺は年末まで入院することになった。
退院してきて部屋に違和感があった。
食器が2枚ずつおいてあった。
いくつかなら気にしなかっただろう。
でも全て2枚ずつだったから。
恋人でもいたのだろうか。
2月20日。
カレンダーに丸印がしてある。
きっと何かある日だろうけど。
なんでわからないんだろう。
モヤモヤしていて気持ち悪い。
「とおるまで来たの?」
みんなして今日来なくても。
「瑠衣。晶来たか?」
「晶?誰それ。沙希なら来たけど」
「沙希ちゃんと一緒に来た子いなかったか?」
「いたよ?来てたけど知らない子だったから思わず聞いちゃった"キミ、誰"って」
「それ晶に言ったのか!?」
「言ったよ?」
「悪い瑠衣。あとでまた来るから」
みんな騒がしいんだから。
それからしばらくして何故か先生ととおるがやってきて。
色々聞かれた。
「記憶喪失?」
「そう。沙希ちゃんと一緒に来た子は如月晶。あの如月財閥の副会長だ。お前とは7年前からの知り合いだ」
そんな前からの?
「事故のショックでそうなっているみたいらしいから」
そして。
俺は年末まで入院することになった。
退院してきて部屋に違和感があった。
食器が2枚ずつおいてあった。
いくつかなら気にしなかっただろう。
でも全て2枚ずつだったから。
恋人でもいたのだろうか。
2月20日。
カレンダーに丸印がしてある。
きっと何かある日だろうけど。
なんでわからないんだろう。
モヤモヤしていて気持ち悪い。
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