好きって言ってみなよ？

晶と步夏

12

「ただいま」



今日はクリスマス。
まこたちに付き合ってもらい步夏のクリスマスプレゼントを買いに。
步夏は颯太たちと有島のおばさんに見てもらうことに。




「何を買うの？」
「動物のぬいぐるみか人形」
「私はぬいぐるみがいいと思うよ」
「え？」
「人形は顔に当たったら痛いでしょ？」
「流石。保育士の卵」
「そんなことないよ！」



沙希ちゃんは今、保育専門学校に通っている。
保育士になりたいからおじさんたちを説得したらしい。
家のことは気にするなって言われたって。





「これとこれとこれ」
「兄ちゃん買いすぎじゃない？」
「いいじゃん。クリスマスなんだから」
「步夏ちゃんはいいよね。あきちゃんからの愛情を独り占めできて」
「そうか？あ、あと一か所よりたい」




まこたちと買い物して帰ると………。




「おかえり」
「こんにちは。お言葉に甘えて来ちゃいました」




颯太たちの友人一家と一緒にクリスマス。




「晶くん。紹介するね」
「え？」
「これ。一応俺の友人の藤澤。隣にいるのは藤澤の奥さん」
「この子が晶くん？」
「始めまして！藤澤莉音です」
「如月晶です」
「由貴くんも可愛いけど。晶くんも可愛い」
「步夏と有島のおばさんは？」
「おばさん用事ができたみたいで」
「步夏ちゃんに会いにくるって」




そして。
步夏が起きてからクリスマスパーティを始めた。




「步夏にプレゼント。これは寝る時用だろう？大きいのは」




大きいぬいぐるみに步夏を乗せてやるとめっちゃ喜んでいた。




それから寝る時はぬいぐるみがないと寝てくれないようになった。