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由貴と晶
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「気持ち悪いっ」
今日は由貴も颯太も仕事。
だから家の中には誰もいない。
そういう時に限ってつわりがひどいんだよな。
朝から何も食べれてないし。
身体が重くて動けないし。
今日は暖かいはずなのに寒気までしてくる。
************
なんだか暖かい。
今どこにいるんだっけ?
「大丈夫??」
「ここは?」
「病院。帰ってきたらトイレでぐったりしてるし身体冷えきってるから病院に連れてきたんだよ」
「颯太。晶、目覚した??」
「由貴………」
「心配したぞ!」
「晶くん。妊娠悪阻だって。だからしばらく入院になったからね」
「毎日来るからな」
「毎日って大学も行くのにそんな時間あるの?」
「大丈夫だよ。大学からの近道見つけたから!」
そういう由貴は子どもがおもちゃ見つけたみたいな顔してた。
「どの道かわかんないけど変なとこ通ったらダメだからね?」
「わかってるつーの!」
2人は時間ギリギリまでいてくれた。
入院は2週間ほどだった。
退院するとつわりが治まっていた。
今日は由貴も颯太も仕事。
だから家の中には誰もいない。
そういう時に限ってつわりがひどいんだよな。
朝から何も食べれてないし。
身体が重くて動けないし。
今日は暖かいはずなのに寒気までしてくる。
************
なんだか暖かい。
今どこにいるんだっけ?
「大丈夫??」
「ここは?」
「病院。帰ってきたらトイレでぐったりしてるし身体冷えきってるから病院に連れてきたんだよ」
「颯太。晶、目覚した??」
「由貴………」
「心配したぞ!」
「晶くん。妊娠悪阻だって。だからしばらく入院になったからね」
「毎日来るからな」
「毎日って大学も行くのにそんな時間あるの?」
「大丈夫だよ。大学からの近道見つけたから!」
そういう由貴は子どもがおもちゃ見つけたみたいな顔してた。
「どの道かわかんないけど変なとこ通ったらダメだからね?」
「わかってるつーの!」
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