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新学期
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そんなある日。
「如月ーチューしよう?」
「ヤダ」
「いいじゃん」
何でこいつとキスしなきゃいけないんだよ。
「何してるの?」
「見ればわかるじゃん!」
そう言って吉住さんは俺を抱きしめた。
瑠衣さんの前で。
「勝手に俺の"モノ"に触るのやめてくれる?」
「別に如月は瑠衣先生のモンじゃないだろう?」
吉住さんは俺にキスしようとしたけど……。
「!!」
「!?」
俺は吉住さんを思いっきり蹴飛ばした。
「ってー!」
「何しやがるんだ!気持ち悪い」
「気持ち悪いって、でも瑠衣先生とはしてるんだろう?」
「お前には関係ない」
「関係なくはないだろう?如月は誰彼かまわず……」
ガンッ
それまで黙って聞いてた瑠衣さんはいきなり吉住さんを殴った。
「何するんだよ!」
「晶くん。あんな馬鹿おいといて行こう?」
「え?」
「キミに話しがあるんだよ」
瑠衣さんはそう言って俺の手を引いて数学準備室へ連れ込んだ。
数学準備室へ連れ込んだかと思えばいきなり消毒と言ってキスしてきた。
「ん……」
「隙ありすぎ!」
「何だよ!」
「全く、晶くんはホント……」
何か言いたそうな顔してたけどそれを言わずに瑠衣さんは何かの書類を渡した。
「何?」
「いいから見てみなよ?驚くから」
転校生か?
「転校生くるのか?」
「そう」
「えーと……はぁ!?」
「真くんが来週くるって。で、真くんは晶くんと同室になるから、3人部屋のある4階に移動してね?」
「わかった」
「それと……」
瑠衣さんは後ろから俺を抱きしめた。
「真くんとしちゃダメだよ?」
「しねぇよ」
「じゃあ真くんを襲っちゃダメだからね?」
「あのな!」
俺は瑠衣さんと違うんだから!!
誰彼構わずするわけねぇだろうが!!
「俺はあんた以外とはしようとは思わないから」
「え?」
「あ、な、何でもない!!じゃあ帰る」
何を口走ってんだ、俺は。
俺は瑠衣さんから逃げるかのようにして数学準備室をあとにした。
「如月ーチューしよう?」
「ヤダ」
「いいじゃん」
何でこいつとキスしなきゃいけないんだよ。
「何してるの?」
「見ればわかるじゃん!」
そう言って吉住さんは俺を抱きしめた。
瑠衣さんの前で。
「勝手に俺の"モノ"に触るのやめてくれる?」
「別に如月は瑠衣先生のモンじゃないだろう?」
吉住さんは俺にキスしようとしたけど……。
「!!」
「!?」
俺は吉住さんを思いっきり蹴飛ばした。
「ってー!」
「何しやがるんだ!気持ち悪い」
「気持ち悪いって、でも瑠衣先生とはしてるんだろう?」
「お前には関係ない」
「関係なくはないだろう?如月は誰彼かまわず……」
ガンッ
それまで黙って聞いてた瑠衣さんはいきなり吉住さんを殴った。
「何するんだよ!」
「晶くん。あんな馬鹿おいといて行こう?」
「え?」
「キミに話しがあるんだよ」
瑠衣さんはそう言って俺の手を引いて数学準備室へ連れ込んだ。
数学準備室へ連れ込んだかと思えばいきなり消毒と言ってキスしてきた。
「ん……」
「隙ありすぎ!」
「何だよ!」
「全く、晶くんはホント……」
何か言いたそうな顔してたけどそれを言わずに瑠衣さんは何かの書類を渡した。
「何?」
「いいから見てみなよ?驚くから」
転校生か?
「転校生くるのか?」
「そう」
「えーと……はぁ!?」
「真くんが来週くるって。で、真くんは晶くんと同室になるから、3人部屋のある4階に移動してね?」
「わかった」
「それと……」
瑠衣さんは後ろから俺を抱きしめた。
「真くんとしちゃダメだよ?」
「しねぇよ」
「じゃあ真くんを襲っちゃダメだからね?」
「あのな!」
俺は瑠衣さんと違うんだから!!
誰彼構わずするわけねぇだろうが!!
「俺はあんた以外とはしようとは思わないから」
「え?」
「あ、な、何でもない!!じゃあ帰る」
何を口走ってんだ、俺は。
俺は瑠衣さんから逃げるかのようにして数学準備室をあとにした。
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