好きって言ってみなよ？

新学期

5

そして日曜日。



「まこ勝負だ！」



俺と晶くんに蓮也くんと真くんそれに沙希とゲームセンターにきた。
真くんはついてそうそうに晶くんに勝負を挑んでた。



「兄ちゃん、上手すぎ」



真くんは晶くんに完璧に負けて文句言ってる。
仲良いね、晶くんと真くんは。
同性の双子はこんな感じなのかな？？



「だって俺が帰国してきたあと蓮也に連れられてよくゲーセン来てたし。な？」
「そうそう。まぁ晶は元々音感というかそういうのは得意だしな」
「蓮也くんは、よくあっちゃんにお昼奢ることになってたよね？」
「蓮也が昼飯かけて勝負挑んでくるからな」
「うるせー上手すぎる晶が悪いんだよ」




普段は子供らしくないけど、蓮也くんたちといると晶くんはホント子供らしいよね。


そして帰り間際。



「まこ、２０日の夕方に墓参り行くからな」
「え？あ、父ちゃんたちの？」
「そ。だから学校終わったら連絡するから」
「うん！」



晶くんと２人っきりになると車に晶くんを乗せる。



「寮に戻るのは夕方まで大丈夫だよね？」
「あぁ……」



そして。
俺は晶くんをホテルに連れ込んだ。
私服だし未成年だってわからないだろうし。



「何で……」
「ごめん。晶くんとしたくなった」
「はぁ？俺はヤダ」
「じゃあその気にさせてあげる」


そう言って後ろから抱きしめ、シャツと下着の中に手を入れる。


「んっ」
「感じちゃった？ここ固くなってる」
「いちいち言うなって……あっ」
「晶くんって結構感じる場所あるからね」



ホント晶くんは可愛いなぁ。




そして。
晶くんを寮まで送っていった。
時間はかなりオーバーしてる。


「あ、もしもし。火山です」
『火山先生？どうしました？』
「実は晶くんなんですけど、俺の都合で遅れちゃったんですよ。だから怒らないで下さいね」
『……火山先生。あなたが如月を可愛がってるのはわかります。あの子を遊びに連れ出すなとは言いません。ですが、門限は守って下さい』
「すいません」
『はぁ、今回だけですよ』



寮監の教師は電話を切った。



「晶くんをあの子なんて呼んで……。無断外泊じゃないんだから細かいこと言わなくてもいいじゃない」



そして夜。
晶くんからメールがきた。



『あんたのせいで寮監に怒られた!どうしてくれんだよ！』って。




あれほど怒らないでって言ったのに。