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新学期
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「じゃあ寮に戻るから」
「うん。気をつけてね」
俺は瑠衣さんに見送られなが寮に戻った。
「あきちゃん!」
「龍」
「また一緒だよ」
「またかよ!?」
「酷いよー。俺はあきちゃんと一緒で嬉しいのに!……まぁ、いいや。あきちゃんの荷物は移してるから」
「サンキュー」
「大したことないから気にしないで」
「あぁ」
「今年は修学旅行があるねー」
「んーまぁ中学生と一緒だけどな」
「そうなの!?」
「そっ。蓮也んとこの中等部の2年と蓮也たちとうちの2年と」
「どこかな、場所は」
「さあな」
またアメリカか?
はぁ、アメリカは嫌だな。
「あれ?委員長じゃん」
「なんか、隣みたい」
「そう……」
「でもさ……」
「何?」
「いや、噂がね流れてるんだ」
「委員長の?」
「うん。松山がね、去年同室の奴を誘惑して体の関係だったとか……で、瑠衣先生ともそういう関係だったとか」
「……瑠衣さんのは、カムフラージュだって」
「そうなの!?」
「瑠衣さんから聞いた」
俺と噂になっててそれに対するカムフラージュにしたって。
「そっか。ね、クラスまた一緒だといいね」
「そうだな」
「あきちゃん本当にそう思ってる?」
「あぁ。お前といるとあきないし」
「何ソレ。ね、教科書買いに行った?」
「昨日、まこと行ってきた」
そう昨日。
まこと教科書買いに行こうとしたら瑠衣さんが大変だったんだよな。
『晶くん。これ』
『何?』
『やだな。何ってお金だよ?』
『じゃなくて!なんで、万札渡そうとしてんの?』
『外に出るなら真くんと遊んでおいでよ』
『いらない。父さんたちの遺産あるし』
このあと。
瑠衣さんをなだめるのが大変だったんだよな。
瑠衣さんもさなんで俺にお金渡そうとするんだか。
瑠衣さんは俺の家族でもないのにさ。
「まこちゃん、元気?」
「元気だ」
元気なのはいいけどまことシたなんて流石に言えねーよ。
「うん。気をつけてね」
俺は瑠衣さんに見送られなが寮に戻った。
「あきちゃん!」
「龍」
「また一緒だよ」
「またかよ!?」
「酷いよー。俺はあきちゃんと一緒で嬉しいのに!……まぁ、いいや。あきちゃんの荷物は移してるから」
「サンキュー」
「大したことないから気にしないで」
「あぁ」
「今年は修学旅行があるねー」
「んーまぁ中学生と一緒だけどな」
「そうなの!?」
「そっ。蓮也んとこの中等部の2年と蓮也たちとうちの2年と」
「どこかな、場所は」
「さあな」
またアメリカか?
はぁ、アメリカは嫌だな。
「あれ?委員長じゃん」
「なんか、隣みたい」
「そう……」
「でもさ……」
「何?」
「いや、噂がね流れてるんだ」
「委員長の?」
「うん。松山がね、去年同室の奴を誘惑して体の関係だったとか……で、瑠衣先生ともそういう関係だったとか」
「……瑠衣さんのは、カムフラージュだって」
「そうなの!?」
「瑠衣さんから聞いた」
俺と噂になっててそれに対するカムフラージュにしたって。
「そっか。ね、クラスまた一緒だといいね」
「そうだな」
「あきちゃん本当にそう思ってる?」
「あぁ。お前といるとあきないし」
「何ソレ。ね、教科書買いに行った?」
「昨日、まこと行ってきた」
そう昨日。
まこと教科書買いに行こうとしたら瑠衣さんが大変だったんだよな。
『晶くん。これ』
『何?』
『やだな。何ってお金だよ?』
『じゃなくて!なんで、万札渡そうとしてんの?』
『外に出るなら真くんと遊んでおいでよ』
『いらない。父さんたちの遺産あるし』
このあと。
瑠衣さんをなだめるのが大変だったんだよな。
瑠衣さんもさなんで俺にお金渡そうとするんだか。
瑠衣さんは俺の家族でもないのにさ。
「まこちゃん、元気?」
「元気だ」
元気なのはいいけどまことシたなんて流石に言えねーよ。
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