好きって言ってみなよ？

冬休みそして3学期

10

そして翌週の日曜日。




「はぁ……」
「面白くない？」
「瑠衣さんてこういうのが趣味？ショタコンとか」
「だって可愛いでしょ？」
「確かに可愛いけど……」



だから瑠衣さんは俺に構ってんのか？
というか気のせいじゃなかったら俺に似てる？
なわけないか。



それよりも。
すげームカつく。
俺がいるのにＡＶとか見て。


瑠衣さんがやらしいてつきで太ももを触ってくる。



「今は晶くん相手が一番興奮するよ」


とか言いながら。



「はぁ！？」
「だからしよう」
「だから俺嫌だったんだよ！昼間から」
「でも、晶くんのこんなになってるじゃない？」


瑠衣さんが触るからだし。
そんな俺を無視して、瑠衣さんは俺のをジーンズの上から揉んでくる。




「んっ」
「それとも嫌？」
「あまり無茶しないで欲しいんだけど……」
「了解ー」



そう言って守られたことがないし、わかってるけど。


「ね、晶くん。ホントはまだ"怖い"んじゃない？」



瑠衣さんは心配そうに聞いてきた。
瑠衣さんには言ってないけどなんとなく気づいているみたい。



「大丈夫だから……」
「そう……ならいいんだけど」


そして……。
手加減するといいながらしない瑠衣さんにされるがままされた俺はしばらく起き上がれなかった。



「ごめんね？」
「謝るくらいなら手加減くらいしろよ！」
「これで許して？」




そう言って瑠衣さんは俺に軽くキスをしてくる。



そして。
俺は昼過ぎ……夕方頃寮に戻って行った。