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悠姫の最後
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翌朝。
俺は食堂で軽く朝食を済ませたあと、本家に向かうために駅まで自転車で行こうとしたら。
「晶ーおはよう」
「……」
「晶?」
何故か、悠兄が寮の前にいた。
「色々聞きたいことあるんだけど……まぁ、いいや。本家までよろしく」
俺がそう言うと皇さんは、車を発信させた。
「晶様。制服でなくてよいのですか?」
「学校じゃない時まであんなの着れるか!」
「皇。晶はな、アトピーで皮膚が弱いんだよ」
悠兄は笑いながら皇さんにそう説明していた。
悪かったな!
皮膚が弱くて。
「アトピーとは大変ですね」
「だから、多少高いけど、特別仕様の制服にすれば良かったんだよ」
「金がもったいない」
「あのな、金がもったいないじゃなくて皮膚が弱いんだから……」
「だから許可もらったじゃん。公式行事以外の私服許可証を」
「それはそうだが……」
俺たちが言い争いしている間に車は本家に到着した。
「あ、あの。到着しましたが……」
「サンキュー。じゃあ行ってくるな」
俺は車から降りて中に入る。
俺は食堂で軽く朝食を済ませたあと、本家に向かうために駅まで自転車で行こうとしたら。
「晶ーおはよう」
「……」
「晶?」
何故か、悠兄が寮の前にいた。
「色々聞きたいことあるんだけど……まぁ、いいや。本家までよろしく」
俺がそう言うと皇さんは、車を発信させた。
「晶様。制服でなくてよいのですか?」
「学校じゃない時まであんなの着れるか!」
「皇。晶はな、アトピーで皮膚が弱いんだよ」
悠兄は笑いながら皇さんにそう説明していた。
悪かったな!
皮膚が弱くて。
「アトピーとは大変ですね」
「だから、多少高いけど、特別仕様の制服にすれば良かったんだよ」
「金がもったいない」
「あのな、金がもったいないじゃなくて皮膚が弱いんだから……」
「だから許可もらったじゃん。公式行事以外の私服許可証を」
「それはそうだが……」
俺たちが言い争いしている間に車は本家に到着した。
「あ、あの。到着しましたが……」
「サンキュー。じゃあ行ってくるな」
俺は車から降りて中に入る。
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