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悠姫の最後
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「あきちゃん瑠衣先生と仲直りできたかな?」
夏休みの登校日。
瑠衣先生が馬鹿なことしてあきちゃんを泣かせた。
瑠衣先生があきちゃんを好きなのは知ってた。
だって瑠衣先生てば、あきちゃんにあんなにラブラブ光線だしまくりだったし。
あきちゃんも瑠衣先生好きみたいだけど。
でも、意地っ張りだから瑠衣先生に言ってないみたい。
あれ?
瑠衣先生と松山じゃん。
「キミが晶くんをどう思おうが勝手だけど晶くんを傷つけたりしたら俺も黙ってないからね」
……。
瑠衣先生、笑顔でキレてる。
でも、瑠衣先生も罪な人だな。
だって松山は瑠衣先生が好きなんだ。
瑠衣先生には好きな人がいるって松山もわかってたはずなのに。
「瑠衣先生っ……」
「松山ー!」
「真中……」
「お前相手が悪いよ」
「え?」
「瑠衣先生はあきちゃんをとても大切に思ってる」
「……」
松山にもそれはわかってるみたい。
あの2人に入り込めないことは。
「あきちゃんがさ、お父さんたちに殺されかけて入院してた時、俺も入院してたんだ」
「真中が?」
「むぅ!何だよ、俺じゃ病弱に見えないのか?」
皆して酷いな。
俺が入院してたって言うと必ず驚かれる。
「そうだけど」
「酷いなぁー。まぁいいけど。でね、あきちゃんさ退院する一週間前くらいまでそのショックで、声がでなかったんだ」
「え……」
「それだけじゃない。きっと悔しかったんだよ。お父さんたちが死んで助けられなかったのが……」
「真中……」
「あきちゃん、今はうなされてないけど、あの頃はうなされてたし、あきちゃんさ首に手近づけられるのが嫌なんだよ」
「へぇ、首に手ね……」
「じゃあな!」
松山が嫌な笑みを浮かべてたけど俺はそのまま生徒会室に向かう。
夏休みの登校日。
瑠衣先生が馬鹿なことしてあきちゃんを泣かせた。
瑠衣先生があきちゃんを好きなのは知ってた。
だって瑠衣先生てば、あきちゃんにあんなにラブラブ光線だしまくりだったし。
あきちゃんも瑠衣先生好きみたいだけど。
でも、意地っ張りだから瑠衣先生に言ってないみたい。
あれ?
瑠衣先生と松山じゃん。
「キミが晶くんをどう思おうが勝手だけど晶くんを傷つけたりしたら俺も黙ってないからね」
……。
瑠衣先生、笑顔でキレてる。
でも、瑠衣先生も罪な人だな。
だって松山は瑠衣先生が好きなんだ。
瑠衣先生には好きな人がいるって松山もわかってたはずなのに。
「瑠衣先生っ……」
「松山ー!」
「真中……」
「お前相手が悪いよ」
「え?」
「瑠衣先生はあきちゃんをとても大切に思ってる」
「……」
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あの2人に入り込めないことは。
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「真中が?」
「むぅ!何だよ、俺じゃ病弱に見えないのか?」
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「え……」
「それだけじゃない。きっと悔しかったんだよ。お父さんたちが死んで助けられなかったのが……」
「真中……」
「あきちゃん、今はうなされてないけど、あの頃はうなされてたし、あきちゃんさ首に手近づけられるのが嫌なんだよ」
「へぇ、首に手ね……」
「じゃあな!」
松山が嫌な笑みを浮かべてたけど俺はそのまま生徒会室に向かう。
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