好きって言ってみなよ？

学園祭

10

あのあと。
俺はいつの間にか寝ていたらしく、目を覚ますと俺は寮の医務室にいた。
そして。
龍は、暇さえあれば医務室に来ていた。



「あきちゃんー大丈夫？」
「寝てれば大丈夫だから」



あーくそっ。
マジ具合悪ぃ。
頭痛するし吐き気はするし。



「お腹すいたら言ってね!何か作るから……」
「……」



龍は俺を気遣いそう言ってきた。
悪いな龍。
今飯欲しくないんだ。



「明日は休んだ方がいいね。火山先生には連絡しとくから大丈夫だよ」



榎本先生にそう言われ翌日俺は休むことになった。


そして、学園祭当日。




「あきちゃん、本当に学園祭行くの？」



龍から見てわかるほど俺は体調が悪いように見えるんだろうな。
龍は俺に休むように言ってきた。


そして生徒会室に行くと。
タケがあきれてた。



「晶。クラスの方は龍稀がどうにかするらしいから気にするな」



そう言って俺に生徒会室で休むように言ってきた。