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オリエンテーションそして発情期
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「元気ないね。どうしたの?」
「別に。それよりさ、あんた首筋につけただろう?」
「あーバレちゃった?」
悪いと思ってない癖に。
いつものことだけどな。
「いつも言ってるだろう!?」
「だって晶くんが可愛くて、つい、ね……」
瑠衣さんはいつも可愛いって言ってくる。
可愛いって女の子じゃないんだから嫌なんだけど、でも瑠衣さんに言われるのは嫌じゃないんだ。
だから可愛いって言われるのは複雑。
「ね、晶くんー駅前にできた、ファミレスに行かない?」
「駅前?」
「そ。デザートが豊富なんだよ?どうかな?」
「いいけど……」
「決まりー」
そう言って瑠衣さんは車を走らせた。
瑠衣さん。
実はめちゃくちゃ甘いものが好きなんだよな。
「美味しかった?」
「人が多かったけど……」
「人が多いのは、我慢しなよ?」
「ね、元気ないね。何かあった?」
「何もないよ」
タケに言われたことが頭から離れないなんて瑠衣さんには言いたくない。
言ったら言ったで内容を聞いてくるはずだし。
そして夜。
「晶くん。誰に何言われたかわからないけど、あまり考えすぎちゃダメだよ?」
「なんだよ。まるで、俺が何も考えてないみたいじゃん」
「そんなつもりないけど。ね、シない?」
「どうせそのつもりだったくせに」
そして瑠衣さんは微笑んで、俺にキスしてきた。
そして瑠衣さんは言う。
「このままの関係で俺はいいから。無理して答えだそうとしないで」って。
そのいい方すると瑠衣さんはタケとどんな話をしたかなんとなくわかっているみたいだった。
「別に。それよりさ、あんた首筋につけただろう?」
「あーバレちゃった?」
悪いと思ってない癖に。
いつものことだけどな。
「いつも言ってるだろう!?」
「だって晶くんが可愛くて、つい、ね……」
瑠衣さんはいつも可愛いって言ってくる。
可愛いって女の子じゃないんだから嫌なんだけど、でも瑠衣さんに言われるのは嫌じゃないんだ。
だから可愛いって言われるのは複雑。
「ね、晶くんー駅前にできた、ファミレスに行かない?」
「駅前?」
「そ。デザートが豊富なんだよ?どうかな?」
「いいけど……」
「決まりー」
そう言って瑠衣さんは車を走らせた。
瑠衣さん。
実はめちゃくちゃ甘いものが好きなんだよな。
「美味しかった?」
「人が多かったけど……」
「人が多いのは、我慢しなよ?」
「ね、元気ないね。何かあった?」
「何もないよ」
タケに言われたことが頭から離れないなんて瑠衣さんには言いたくない。
言ったら言ったで内容を聞いてくるはずだし。
そして夜。
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「なんだよ。まるで、俺が何も考えてないみたいじゃん」
「そんなつもりないけど。ね、シない?」
「どうせそのつもりだったくせに」
そして瑠衣さんは微笑んで、俺にキスしてきた。
そして瑠衣さんは言う。
「このままの関係で俺はいいから。無理して答えだそうとしないで」って。
そのいい方すると瑠衣さんはタケとどんな話をしたかなんとなくわかっているみたいだった。
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