255 / 585
高校入学
2
しおりを挟む
「あきちゃんー」
「お前龍!な、何で!?」
部屋に入ると何故か龍がいた。
「瑠衣さんがここの教師ならあきちゃんもここに来るかなって」
……あれ?
俺話したっけ?
瑠衣さんの勤務先。
「なんで瑠衣さんの勤務先知ってんの?」
「あきちゃんが目を覚ます前に色々話してくれたよ」
「はぁ……」
「な、何そのため息は……」
龍とそんな話しをしていると、携帯がなる。
発信者を見ると瑠衣さんからだった。
「何?」
『今からご飯食べに行かない?』
「断る」
『そんな即答しなくても。きちんと話しは通してあるから、じゃあ1時間後に玄関にいてね』
「あっちょっ……」
相変わらず人の話しを聞かないんだから、瑠衣さんは。
一方的に言いたいこと言って電話を切られた。
「龍。俺1時間後にちょっと出かけてくるから」
「わかった」
「俺の荷物邪魔ならどかしていいけど、勝手にあけるなよ?」
「もしかして、エロ本とか隠してるとか?」
龍が嫌な顔してそう言ってくる。
「はぁ!?エロ本とか持ってねぇよ!」
「またまた!エロ本の一冊や二冊……」
「だーしつこい」
そして1時間後。
「何で、ソレまでいるの?」
「勝手についてきた」
瑠衣さんがくるから玄関で待ってたら、龍がくっついていたのが気に食わないのかそう言ってきた。
「ね、ね、あきちゃんさ、エロ本持ってないって有り得ないよね?」
「エロ本?そんなの人の勝手でしょ?」
「え、でも……」
「じゃあな。俺はもう行くから……」
「あきちゃん冷たいっ」
「冷たくて結構!」
そう言って俺は瑠衣さんの車で出かける。。
「あんたはいつまでも笑ってるんだよ!」
「だってーくっくっく。ねぇ、晶くん?」
瑠衣さんはさっきからずっと笑っていた。
「エロ本持ってないのって、俺としてるから必要ないってこと?」
「関係ないだろう?」
「そんなことないよ?」
「……」
「晶くん?」
「そうだって言ったら?」
「じゃあ俺とするのは、性欲処理?」
「違う……」
「じゃあ何故?」
「嫌いじゃないから。もういいだろう?」
「これ以上お腹すくと晶くんの機嫌が悪くなるからね……」
俺は何で言えないんだろう。
瑠衣さんが好きだからって。
瑠衣さんは、どんな顔する?
俺が瑠衣さんを好きと言ったら。
そして店に向かう間俺と瑠衣さんは特に会話がなかった。
「お前龍!な、何で!?」
部屋に入ると何故か龍がいた。
「瑠衣さんがここの教師ならあきちゃんもここに来るかなって」
……あれ?
俺話したっけ?
瑠衣さんの勤務先。
「なんで瑠衣さんの勤務先知ってんの?」
「あきちゃんが目を覚ます前に色々話してくれたよ」
「はぁ……」
「な、何そのため息は……」
龍とそんな話しをしていると、携帯がなる。
発信者を見ると瑠衣さんからだった。
「何?」
『今からご飯食べに行かない?』
「断る」
『そんな即答しなくても。きちんと話しは通してあるから、じゃあ1時間後に玄関にいてね』
「あっちょっ……」
相変わらず人の話しを聞かないんだから、瑠衣さんは。
一方的に言いたいこと言って電話を切られた。
「龍。俺1時間後にちょっと出かけてくるから」
「わかった」
「俺の荷物邪魔ならどかしていいけど、勝手にあけるなよ?」
「もしかして、エロ本とか隠してるとか?」
龍が嫌な顔してそう言ってくる。
「はぁ!?エロ本とか持ってねぇよ!」
「またまた!エロ本の一冊や二冊……」
「だーしつこい」
そして1時間後。
「何で、ソレまでいるの?」
「勝手についてきた」
瑠衣さんがくるから玄関で待ってたら、龍がくっついていたのが気に食わないのかそう言ってきた。
「ね、ね、あきちゃんさ、エロ本持ってないって有り得ないよね?」
「エロ本?そんなの人の勝手でしょ?」
「え、でも……」
「じゃあな。俺はもう行くから……」
「あきちゃん冷たいっ」
「冷たくて結構!」
そう言って俺は瑠衣さんの車で出かける。。
「あんたはいつまでも笑ってるんだよ!」
「だってーくっくっく。ねぇ、晶くん?」
瑠衣さんはさっきからずっと笑っていた。
「エロ本持ってないのって、俺としてるから必要ないってこと?」
「関係ないだろう?」
「そんなことないよ?」
「……」
「晶くん?」
「そうだって言ったら?」
「じゃあ俺とするのは、性欲処理?」
「違う……」
「じゃあ何故?」
「嫌いじゃないから。もういいだろう?」
「これ以上お腹すくと晶くんの機嫌が悪くなるからね……」
俺は何で言えないんだろう。
瑠衣さんが好きだからって。
瑠衣さんは、どんな顔する?
俺が瑠衣さんを好きと言ったら。
そして店に向かう間俺と瑠衣さんは特に会話がなかった。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…



ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる