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高校入試
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「はぁ……」
「あ、そだ。ね、生徒会入るよね」
「……何で俺が生徒会入るのが当然みたいな言い方するんだよ?」
「えー皆、晶くんが生徒会に入るモンだと思ってるよ」
やれやれ。
タケも仕方ねぇな。
それから一週間。
ようやく俺の風邪が完治した。
「なぁ、瑠衣さん?何これ?」
「何って、ロールキャベツにポトフでしょ?」
「じゃなくて!なんでこんなに作ったのかを聞いてるの!」
今日は休みで蓮也と遊びに行ってから帰ると凄い量の飯が並んでた。
確かに風邪は完治したけど、食欲はまだ戻ってないんたけどな。
「晶くんの風邪治ったし、だから誕生日と合格祝いを兼ねて」
「別にいいのに」
「いいからいいから」
「別に誕生日は祝ってもらわなくても……」
「そんなさびしいこと言わないで、ねっ?」
瑠衣さんは必ず俺の誕生日を祝ってくれる。
瑠衣さんと出会ってからずっと。
「お誕生日そして合格おめでとうー」
「どうも」
「なんかテンション低いよ?」
「あんたが高いんだよ」
「好きなだけ食べてね」
「へいへい……」
好きなだけって、こんなに食べれねーって。
「あんたイベント好きだよな?」
「そんなことないよ?寂しくない?せっかくの誕生日に誰も祝ってくれないなんて……」
そりゃあわからなくもないけど。
父さんは忙しい人だからあまり誕生日を祝ってもらったことはなかった。
小さい頃は寂しかったけどな。
「まぁいいけど……」
そして。
俺は食いすぎて動けなくなってしまった。
そんな俺に対して瑠衣さんはからかい気味に言ってきた。
「そんなにおいしかった?」
「うるせー」
「冷たいなぁ……」
「冷たくて結構……」
そんな俺に瑠衣さんは、キスをしてくる。
「もう1つプレゼントあげようか?」
「いいっ」
「何にも言ってないよ?」
「あんたが、何をいいたいかわかったから」
「で、どうする?」
「遠慮しとく。あんたの辞書に"手加減"と"労り"って言葉がないから……」
「晶くんはしたくないの?」
「したいしたくないじゃなくて、あんた手加減しないからこっちは大変なんだけど?」
「それは、俺を煽る君が悪いの!」
またそうやって俺のせいにするし!!
んなのに付き合ってられっか。
「お休みー」
「あっ晶くん、それ卑怯じゃない?」
瑠衣さんはあきらめたらしく、ため息を吐きながらっていった。
「あ、そだ。ね、生徒会入るよね」
「……何で俺が生徒会入るのが当然みたいな言い方するんだよ?」
「えー皆、晶くんが生徒会に入るモンだと思ってるよ」
やれやれ。
タケも仕方ねぇな。
それから一週間。
ようやく俺の風邪が完治した。
「なぁ、瑠衣さん?何これ?」
「何って、ロールキャベツにポトフでしょ?」
「じゃなくて!なんでこんなに作ったのかを聞いてるの!」
今日は休みで蓮也と遊びに行ってから帰ると凄い量の飯が並んでた。
確かに風邪は完治したけど、食欲はまだ戻ってないんたけどな。
「晶くんの風邪治ったし、だから誕生日と合格祝いを兼ねて」
「別にいいのに」
「いいからいいから」
「別に誕生日は祝ってもらわなくても……」
「そんなさびしいこと言わないで、ねっ?」
瑠衣さんは必ず俺の誕生日を祝ってくれる。
瑠衣さんと出会ってからずっと。
「お誕生日そして合格おめでとうー」
「どうも」
「なんかテンション低いよ?」
「あんたが高いんだよ」
「好きなだけ食べてね」
「へいへい……」
好きなだけって、こんなに食べれねーって。
「あんたイベント好きだよな?」
「そんなことないよ?寂しくない?せっかくの誕生日に誰も祝ってくれないなんて……」
そりゃあわからなくもないけど。
父さんは忙しい人だからあまり誕生日を祝ってもらったことはなかった。
小さい頃は寂しかったけどな。
「まぁいいけど……」
そして。
俺は食いすぎて動けなくなってしまった。
そんな俺に対して瑠衣さんはからかい気味に言ってきた。
「そんなにおいしかった?」
「うるせー」
「冷たいなぁ……」
「冷たくて結構……」
そんな俺に瑠衣さんは、キスをしてくる。
「もう1つプレゼントあげようか?」
「いいっ」
「何にも言ってないよ?」
「あんたが、何をいいたいかわかったから」
「で、どうする?」
「遠慮しとく。あんたの辞書に"手加減"と"労り"って言葉がないから……」
「晶くんはしたくないの?」
「したいしたくないじゃなくて、あんた手加減しないからこっちは大変なんだけど?」
「それは、俺を煽る君が悪いの!」
またそうやって俺のせいにするし!!
んなのに付き合ってられっか。
「お休みー」
「あっ晶くん、それ卑怯じゃない?」
瑠衣さんはあきらめたらしく、ため息を吐きながらっていった。
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