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高校入試
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「兄さん。入学金悪いけど、振り込んどいて」
「わかった。明日手続きしとくから。しかし熱が下がらないな……明日で薬終わるし、昼からなら病院付き合えるが……」
「病院くらい大丈夫だって!」
「しかしなぁ……。お前に何かあれば瑠衣が怖いしな」
そんなに瑠衣さんって怖いか?
そうでもないけどな。
「兄さん?あのさ、俺と瑠衣さんは別に」
「お前と瑠衣が付き合ってないのはわかってるよ。瑠衣はお前を気にいってるからな」
気にいってるなんて、そんなわけねぇよ。
瑠衣さんが俺を気に入ってるなんて。
そして、俺の誕生日。
「なぁ、晶。本当にパフェだけでいいのか?」
兄さんが誕生日だから何か買ってくれるって言ってたけど、特になかったから、姫と3人で駅前のパフェを食いにきた。
「いいんだよ。まぁパフェは本当は、瑠衣さんが連れて行くって言ってたけど。いないし」
その言葉に、兄さんは一瞬とまる。
「いいのか?」
「あぁ。いいんだ!それに姫も食べたがってしな」
「わかった。じゃあ行くか?」
へぇ。
これが噂のパフェか。
「晶」
「ん?」
兄さんはいきなり俺を撮るとどこかにメールしたみたいだ。
どうせ瑠衣さんにだろうけど。
兄さんがメールしてすぐ電話がかかってきた。
「もひもひ?」
「晶くん。今何してるの?」
「何って、兄さんと姫と駅前の喫茶店で、パフェ食ってる」
「俺が連れて行くって言ったじゃない」
「兄さんが誕生日何か欲しいのないかって言うから」
「で、駅前のパフェ?」
「そ。今欲しいモノないから。姫もいるし」
「酷いよ。俺が誕生日に奢ってあげるって言ったのに……」
「誕生日にってあんたいないだろう?」
「……もしかして、俺がいないから淋しい?」
瑠衣さんはよく好きなように脳内変換する。
しかも自分の好きなようにな。
「はぁ?んなわけないだろう!!」
「照れなくてもいいじゃない!」
「照れてないし!あんた人の話し聞いてないだろう?」
「聞いてますよー。じゃあ明後日には、帰ってくるから大人しく待っててね」
「あっちょ……」
瑠衣さんは言いたいこと言って電話を切った。
「わかった。明日手続きしとくから。しかし熱が下がらないな……明日で薬終わるし、昼からなら病院付き合えるが……」
「病院くらい大丈夫だって!」
「しかしなぁ……。お前に何かあれば瑠衣が怖いしな」
そんなに瑠衣さんって怖いか?
そうでもないけどな。
「兄さん?あのさ、俺と瑠衣さんは別に」
「お前と瑠衣が付き合ってないのはわかってるよ。瑠衣はお前を気にいってるからな」
気にいってるなんて、そんなわけねぇよ。
瑠衣さんが俺を気に入ってるなんて。
そして、俺の誕生日。
「なぁ、晶。本当にパフェだけでいいのか?」
兄さんが誕生日だから何か買ってくれるって言ってたけど、特になかったから、姫と3人で駅前のパフェを食いにきた。
「いいんだよ。まぁパフェは本当は、瑠衣さんが連れて行くって言ってたけど。いないし」
その言葉に、兄さんは一瞬とまる。
「いいのか?」
「あぁ。いいんだ!それに姫も食べたがってしな」
「わかった。じゃあ行くか?」
へぇ。
これが噂のパフェか。
「晶」
「ん?」
兄さんはいきなり俺を撮るとどこかにメールしたみたいだ。
どうせ瑠衣さんにだろうけど。
兄さんがメールしてすぐ電話がかかってきた。
「もひもひ?」
「晶くん。今何してるの?」
「何って、兄さんと姫と駅前の喫茶店で、パフェ食ってる」
「俺が連れて行くって言ったじゃない」
「兄さんが誕生日何か欲しいのないかって言うから」
「で、駅前のパフェ?」
「そ。今欲しいモノないから。姫もいるし」
「酷いよ。俺が誕生日に奢ってあげるって言ったのに……」
「誕生日にってあんたいないだろう?」
「……もしかして、俺がいないから淋しい?」
瑠衣さんはよく好きなように脳内変換する。
しかも自分の好きなようにな。
「はぁ?んなわけないだろう!!」
「照れなくてもいいじゃない!」
「照れてないし!あんた人の話し聞いてないだろう?」
「聞いてますよー。じゃあ明後日には、帰ってくるから大人しく待っててね」
「あっちょ……」
瑠衣さんは言いたいこと言って電話を切った。
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