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修学旅行そして晶の秘密
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そしてお昼頃。
さっき何とか晶くんを説得して昼食を作ってもらうことに成功した。
そして晶くんは、グラタン作ってくれるって渋々言ってくれた。
あー楽しみ。
うちのマンションはキッチンとリビングが一緒になってるんだ。
「瑠衣さんーできたぞ」
「じゃあ食べようか」
「そんなに急がなくても」
だってー。
早く晶くんの作ったの食べたいんだし、仕方ないでしょ。
「美味しいよ」
「そ?なら良かった」
晶くんて料理上手だな。
俺よりもしかしたら上手いかも。
「料理は母さんから教えてもらった」
「そういえば、晶くんのお母さんは調理師だったね」
「あぁ。だから、シェフの作ったのはあまり食べた記憶ない」
「じゃあ晶くんの手料理食べるのは俺が……」
「いや、沙希ちゃんが一番」
「そう」
婚約してたんだし、仕方ないか。
「何だよ」
「いや、俺が一番に晶くんの手料理食べたかったなって」
「瑠衣さんの独占欲、相当なモンだな」
「そうだよ。特に気に入った相手に対してはね」
今のお気に入りは晶くん、きみだよ。
いや、お気に入りじゃない。
俺はキミが好きなんだ。
でも。
晶くんから言って欲しいから今は言わないけどね。
「……俺が先に帰って来た時は作ってやるよ。けど、ズルすんなよ!!」
「わかってるよ」
そして月曜日。
「る、瑠衣?」
「何?」
とおるが恐る恐る声をかけてきた。
「いいことあったか?」
「昨日、晶くんが料理作ってくれてね」
「へぇー珍しい。晶、面倒くさがりだからなかなか作らないのに……」
「とおる、晶くんが料理できるの知ってたの?」
「あぁ。晶が中学入る前までは俺の誕生日にわざわざケーキ焼いてくれてたからな。瑠衣も何回か食べたことあるぞ?それにゆうも晶の作るのは好きだしな」
「とおるさえ知ってるのに何で教えてくれなかったんだろう?」
「だから晶は結構面倒くさがりだから」
晶くんが面倒くさがりなのは知ってるけど、なんか悔しいな。
さっき何とか晶くんを説得して昼食を作ってもらうことに成功した。
そして晶くんは、グラタン作ってくれるって渋々言ってくれた。
あー楽しみ。
うちのマンションはキッチンとリビングが一緒になってるんだ。
「瑠衣さんーできたぞ」
「じゃあ食べようか」
「そんなに急がなくても」
だってー。
早く晶くんの作ったの食べたいんだし、仕方ないでしょ。
「美味しいよ」
「そ?なら良かった」
晶くんて料理上手だな。
俺よりもしかしたら上手いかも。
「料理は母さんから教えてもらった」
「そういえば、晶くんのお母さんは調理師だったね」
「あぁ。だから、シェフの作ったのはあまり食べた記憶ない」
「じゃあ晶くんの手料理食べるのは俺が……」
「いや、沙希ちゃんが一番」
「そう」
婚約してたんだし、仕方ないか。
「何だよ」
「いや、俺が一番に晶くんの手料理食べたかったなって」
「瑠衣さんの独占欲、相当なモンだな」
「そうだよ。特に気に入った相手に対してはね」
今のお気に入りは晶くん、きみだよ。
いや、お気に入りじゃない。
俺はキミが好きなんだ。
でも。
晶くんから言って欲しいから今は言わないけどね。
「……俺が先に帰って来た時は作ってやるよ。けど、ズルすんなよ!!」
「わかってるよ」
そして月曜日。
「る、瑠衣?」
「何?」
とおるが恐る恐る声をかけてきた。
「いいことあったか?」
「昨日、晶くんが料理作ってくれてね」
「へぇー珍しい。晶、面倒くさがりだからなかなか作らないのに……」
「とおる、晶くんが料理できるの知ってたの?」
「あぁ。晶が中学入る前までは俺の誕生日にわざわざケーキ焼いてくれてたからな。瑠衣も何回か食べたことあるぞ?それにゆうも晶の作るのは好きだしな」
「とおるさえ知ってるのに何で教えてくれなかったんだろう?」
「だから晶は結構面倒くさがりだから」
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