好きって言ってみなよ?

葉月カイト

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合同学園祭・準備編

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「いいから……」
「本当瑠衣さんは好きだな。人の世話焼くの」



正直俺は瑠衣さんに髪ふいて貰うのは嫌いじゃない、むしろ好きだ。



「いただきます」
「はい、どうぞ」



俺が飯食ってると瑠衣さんが聞いてきた。



「昨日の夜、ご飯食べてないよね?」



やっぱりばれるか。




「あ、目そらした」
「き、気のせいだ」
「本当にぃー?」
「ごちそうさま」
「もういいの?」
「あぁ」
「晶くん、今日のお昼は?」
「コンビニで買っていく」
「はい、お弁当」
「はっ?」
「晶くんのお弁当だよ」
「瑠衣さんて何か」
「うん?」
「母さんみたい……」



瑠衣さんに弁当を渡された俺は瑠衣さんにそう言った。



「残さず食べてね」



学園祭本部に向かうと沙希ちゃんが声をかけてきた。



「あっちゃんもう来てたの?」
「うん。朝、起こしに来た人がいるから……」
「お兄ちゃんはマメだねー。あっちゃんお昼は?」
「瑠衣さんに弁当渡された」
「お兄ちゃん、お母さんみたいだよね」



沙希ちゃんもそう思ったらしくそう言ってくる。







「いい天気になってよかったな!」



お祭り好きな会長がそう言ってくる。



「朝から元気だな?」
「体育祭は好きだからな」
「島崎先輩は、お祭り全般好きじゃないの?」
「ははっそうともいうな」



そして合同学園祭の1日目が始まる。
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