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合同学園祭・準備編
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「じゃあ俺は夕飯の支度するから晶くん見ててよ」
「え……」
「えじゃないよ。晶くんはとおるの弟でしょ?」
そう言って俺は晶くんをとおるに任せ夕飯の支度をする。
晶くんは雑炊の方がいいだろうし。
「よし!できた」
夕飯ができたから晶くんととおるの分を持って行く。
「昔から変わってないな」
とおるは晶くんの頭を撫でながらつぶやいていた。
「そんなに変わるわけないじゃない」
「瑠衣……」
「とおるあとはよろしくね」
「は?」
「たまには、兄弟水入らずですごしなよ」
そう言って俺は、2人分の食事を置いて出て行く。
「とおるも晶くんも意地っ張りだからね」
ホントに。
とおるは、晶くんが可愛くて可愛くて仕方ないクセにどうしたらいいかわからないでいるし、晶くんは、とおるに甘えたいのに意地はってるし。
しかも晶くんはとおるが晶くんを嫌ってるなんて思ってるし。
「あ、そういえば……」
俺はカバンから沙希に渡されたUSBメモリーカードを取り出す。
「晶くん、入るよ」
「瑠衣さん?」
「これ、沙希から……」
俺は沙希から渡されたUSBメモリーカードを晶くんに渡す。
「あ、会議の……」
「沙希、いつの間に、パソコン使えるようになったんだろう」
「俺が教えた」
「晶くんが?」
「沙希ちゃんに頼まれたから」
晶くんはパソコンに記入しながらそう言う。
すると、急に晶くんの動きが止まる。
「どうしたの?ぶっ」
「何ふきだしてるんだよ、瑠衣」
そう言ってとおるも晶くんのパソコンを覗き込む。
「沙希ちゃん……」
そこには多分さっきの会議中に撮った晶くんの寝顔の写真がずらっと並べられていた。
「いやーん、晶くん可愛い!」
「俺は可愛くねぇー!つか、男だから嬉しくもねぇー」
「とおる、晶くんの写真欲しい」
「それは……」
俺がそう言うと、とおるは返答に困ってた。
そして晶くんは何かを大量にコピーしてた。
「え……」
「えじゃないよ。晶くんはとおるの弟でしょ?」
そう言って俺は晶くんをとおるに任せ夕飯の支度をする。
晶くんは雑炊の方がいいだろうし。
「よし!できた」
夕飯ができたから晶くんととおるの分を持って行く。
「昔から変わってないな」
とおるは晶くんの頭を撫でながらつぶやいていた。
「そんなに変わるわけないじゃない」
「瑠衣……」
「とおるあとはよろしくね」
「は?」
「たまには、兄弟水入らずですごしなよ」
そう言って俺は、2人分の食事を置いて出て行く。
「とおるも晶くんも意地っ張りだからね」
ホントに。
とおるは、晶くんが可愛くて可愛くて仕方ないクセにどうしたらいいかわからないでいるし、晶くんは、とおるに甘えたいのに意地はってるし。
しかも晶くんはとおるが晶くんを嫌ってるなんて思ってるし。
「あ、そういえば……」
俺はカバンから沙希に渡されたUSBメモリーカードを取り出す。
「晶くん、入るよ」
「瑠衣さん?」
「これ、沙希から……」
俺は沙希から渡されたUSBメモリーカードを晶くんに渡す。
「あ、会議の……」
「沙希、いつの間に、パソコン使えるようになったんだろう」
「俺が教えた」
「晶くんが?」
「沙希ちゃんに頼まれたから」
晶くんはパソコンに記入しながらそう言う。
すると、急に晶くんの動きが止まる。
「どうしたの?ぶっ」
「何ふきだしてるんだよ、瑠衣」
そう言ってとおるも晶くんのパソコンを覗き込む。
「沙希ちゃん……」
そこには多分さっきの会議中に撮った晶くんの寝顔の写真がずらっと並べられていた。
「いやーん、晶くん可愛い!」
「俺は可愛くねぇー!つか、男だから嬉しくもねぇー」
「とおる、晶くんの写真欲しい」
「それは……」
俺がそう言うと、とおるは返答に困ってた。
そして晶くんは何かを大量にコピーしてた。
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