好きって言ってみなよ？

初めての発情期そして合同合宿後編

14

タケの奴。
マジなんなわけ？
俺が何をしようとさ勝手じゃん。
くそ！！ムカつく。
マジ腹立ってきた！！




「タケのクソ野郎！！」
「……晶くん。落ち着いて」
「何しに来たんだよ」




瑠衣さんは何も言わず手招きをしてきた。
？？
なんだ？？



「つーかまえた！！」
「うわっ」



瑠衣さんに抱きしめられた。
さっきからなんだよ。



「ねぇ、真くんてどんな子だったの？」
「っち。蓮也のおしゃべりめ」
「まことはずっと一緒だった」




産まれた時から。
遊ぶのも寝るのも同じ布団やベッドで寝ていた。



「そんなにべったりなら留学してた時大変だったんじゃない？」
「大変だった」
「え？」
「まこさ俺にべったりでさ。帰国して向こうに行くたびまこがごねて大変だった」



しばらく話したあと瑠衣さんが腰に手を回してきた。




「瑠衣さん？」
「晶くんがほしい」



囁くように言われた。
というかさ昼間だし。
みんな起きてるしさ。



「まだ明るいじゃん」
「大丈夫だから。ねっ？」



瑠衣さんはそのまま押し倒してきた。




「嫌だって言う割には体は反応してるよ」
「そ、それはっ瑠衣さんがっ」
「俺のせいだから責任取ってあげる」




そのままされるがままされた。



「晶くん。熱いよ？熱ある？」
「なんともないけど？」




そのまま瑠衣さんの体力が尽きるまで抱かれ続けた。


「晶くん、朝だよ」
「ん……」
「起きないと朝食間に合わないよ」



そう言われて俺はようやく目を覚ます。
瑠衣さん無茶しすぎだつーの。



「おはよう」
「あぁ」



あーやべぇ。
頭がフラフラする。



「晶くん」



瑠衣さんは俺の額に手を当てる。


「やっぱり熱あるよ」
「このくらい平気だ」


そう言って俺は瑠衣さんの手を払いのける。



「平気って無茶すると倒れちゃうよ？」
「他の奴が会議中で俺だけ寝てるわけにはいかねぇよ」
「わかった。なら、何かたべれそうなのを取ってくるから寝てなよ」



そう言って瑠衣さんは、食堂に行った。
俺はめちゃくちゃ具合悪くて返事できなかった。