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晶と沙希と瑠衣
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「学校にいなくなったから、ほとぼりが冷めたかと思ったのに」
「仕方ないよ。キミの着替えとか持ってこなきゃね」
「は?」
「だってあのマンションじゃあマスコミいるんだから、ここにいればいいじゃん」
確かにそうなんだけど。
瑠衣さんに俺はあまり世話になりたくない。
「いいから、佐伯に連絡しなよ」
「わかった」
ピンポーン
俺が佐伯に電話しようとすると、瑠衣さんの部屋のインターフォンが鳴る。
「誰かな、ちょっと待ってて」
瑠衣さんがある人物と共に戻ってきた。
「晶様」
「佐伯」
「マスコミは、私がなんとかします。ですからしばらくはこちらに身を潜めていて下さい」
「でも着替えとか……」
「それなら……」
そう話していると、瑠衣さんが入ってきた。
「着替えとかは持って来てもらってるから」
いくつかのダンボールを持って。
「相変わらずだな……」
「では、私はこれで」
佐伯が帰り、俺がそう感心していると、瑠衣さんが抱きついてくる。
「これで断る理由ないよね?」
「わかったよ。瑠衣さん、しばらくお世話になるよ」
「あ、晶様。会社の方は心配しないでいいですから、あなたは学業を優先されて下さい」
佐伯は、そう言い残して帰っていった。
そして瑠衣さんは、俺をぎゅっと抱きしめてきた。
「瑠衣さん?」
「晶くんのマンションにいる時も思ったけど……」
「何が?」
「まるで新婚みたいだよね?」
「瑠衣さん、あんたはっ」
瑠衣さんは俺の気持ちを知ってかそんなことを言ってくる。
「仕方ないよ。キミの着替えとか持ってこなきゃね」
「は?」
「だってあのマンションじゃあマスコミいるんだから、ここにいればいいじゃん」
確かにそうなんだけど。
瑠衣さんに俺はあまり世話になりたくない。
「いいから、佐伯に連絡しなよ」
「わかった」
ピンポーン
俺が佐伯に電話しようとすると、瑠衣さんの部屋のインターフォンが鳴る。
「誰かな、ちょっと待ってて」
瑠衣さんがある人物と共に戻ってきた。
「晶様」
「佐伯」
「マスコミは、私がなんとかします。ですからしばらくはこちらに身を潜めていて下さい」
「でも着替えとか……」
「それなら……」
そう話していると、瑠衣さんが入ってきた。
「着替えとかは持って来てもらってるから」
いくつかのダンボールを持って。
「相変わらずだな……」
「では、私はこれで」
佐伯が帰り、俺がそう感心していると、瑠衣さんが抱きついてくる。
「これで断る理由ないよね?」
「わかったよ。瑠衣さん、しばらくお世話になるよ」
「あ、晶様。会社の方は心配しないでいいですから、あなたは学業を優先されて下さい」
佐伯は、そう言い残して帰っていった。
そして瑠衣さんは、俺をぎゅっと抱きしめてきた。
「瑠衣さん?」
「晶くんのマンションにいる時も思ったけど……」
「何が?」
「まるで新婚みたいだよね?」
「瑠衣さん、あんたはっ」
瑠衣さんは俺の気持ちを知ってかそんなことを言ってくる。
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