好きって言ってみなよ？

同棲生活

6

「瑠衣さん｣
「何？｣
「もっと……｣



もっとキスして欲しい。
でも。
恥ずかしいからなかなか言えない。



瑠衣さんはそんな俺に気づいてわざと聞いてくる。



「晶くん、きちんと言わなきゃわからないよ？｣


こんな風にな。



わかってる。
わかってるんだけど！



「瑠衣さん……して｣
「何を？何をしてほしいか言わなきゃわからないよ？｣
「う"ー意地悪｣
「そんなこと言うんだ？もっと意地悪するよ？｣
「やだ！｣
「晶くん？｣



俺は瑠衣さんにしがみついたまま言う。



「瑠衣さん。お願いっもっとキスして欲しい｣
「良くできました｣



瑠衣さんは俺の頭を撫でながら言ってきた。



「でも、先にお風呂入ろうか？｣



瑠衣さんの服にしがみつき頷いた。



「ここきちんと解さないと晶くんが痛いだろうし？｣



そう言いながらシャワーを当てながら指を入れてきた。



「気持ちいい？｣
「わかんないっ｣
「気持ちいいより今は恥ずかしいだろうだからね｣



俺は、瑠衣さんに壁に手をつかせお尻をつき出すような格好をさせられた。



「んっ｣



瑠衣さんは耳たぶをなめ、熱を持った俺のそれに触れてきた。



「晶くんここかなり勃ってるよ？｣



瑠衣さんは指先で、熱を持ったそれに触れるか触れないかもどかしい触り方してくる。


「だって瑠衣さんが｣
「俺のせいにしていいからいっぱい気持ちよくなって？｣
「あっんっ瑠衣さんっ｣
「ここいい？｣



聞かなくてもわかるクセに。