383 / 404
年末そして年明け
10
しおりを挟む
「電話?」
誰だよ?
着信見ると陸也だった。
「もしもし?」
『由貴、俺だ。練習終わったか?』
「終わった。今、着替えてる最中」
『今日飯食いにこいよ。んでついでに颯太を拾ってカードで買い物してきてくれ。買う物はメールしとくから。で、颯太も来いって言っておけよ』
仕方ねぇな。
メールみるとかなり大量だった。
着替えて颯太のとこに戻ることに。
「颯太!」
「着替えた??」
「着替えた?じゃなくて何したんだよ」
「なにも?」
何もしてないならなんでそいつらそんな顔してるんだよ。
まぁ。
何言っても無駄か。
「あのさ。陸也が飯食いに来いって!で、買い物してきて欲しいらしい」
「陸が渡してたカードで?」
「そ。あれ」
陸也はしょっちゅう買い物頼んでくる。
帰りは颯太と一緒だからなんだけど。
「何を買ってこいって?」
「これ」
「…………」
「店の買い出しも含まれてない?」
「多分な」
「いつもの業務用スーパー行こうか?」
「まるで橘先輩パシってるみたいじゃね?」
「外野は黙ってくれる?」
「由貴先輩。なんで練習参加しないんだよ!」
「全部話すよ。由貴くんはオメガで今、妊娠しているんだよね」
「なにそれ」
「俺たち今一緒に暮らしてるから」
何にいらついてるのかわからないけど。
こいつらに颯太はバラしやがった。
「それと陸也が夕飯食っていけって」
「夕飯なんだろうね?」
そして。
陸也に頼まれた食材を買って車に乗せるんだけど。
颯太の奴。
全く手伝わせてくれなかった。
妊娠してるのに重たいモノ持つなって言われてるんだよな。
いつも。
**********
「ただいまー」
「悪かったな」
「いいよ。颯太もいたし」
「俺荷物持ち?」
「いや、そういうわけじゃないけど」
「あ、おにーちゃん」
「美希ちゃん」
「由貴、美希と遊んでやってくれ」
「俺にだけ手伝わせるの?」
「お前も食うだろう?だったら手伝え!」
「わかったよ」
美希ちゃんは俺に懐いててこうやって遊んでって言ってくる。
颯太はいつもこうやって手伝わされるんだよな。
「チーズダッカルビー?」
「由貴好きでしょ?」
「おいしそう」
「由貴のは颯太が愛情込めて作ったから」
辛さ控えてあってちょっと物足りない感じだった。
夕飯のあとも美希ちゃんは遊んで欲しがっていたから遊んであげた。
「あれ?美希寝ちゃった?」
「お姉ちゃん。うん、美希ちゃん寝ちゃった」
夕飯のあと。
美希ちゃんと遊んでたらいつの間にか寝ちゃっていた。
「由貴に遊んでもらえたのが嬉しかったのね」
「由貴。美希はいいから」
「いいよ。部屋に運ぶよ」
「ありがとう」
*********
「由貴。あとはいいから陸也のとこに行って?颯太が捕まってるはずだから」
「うん」
颯太から聞いた話しによると。
陸也は颯太と二人の時ってかなり絡んできて、颯太に色々聞くんだそうだ。
「で、最近どうだ?」
「どうって」
「だから、由貴とだよ。お前由貴に言ったんだろう?由貴が言ってくるまでシないって」
「そうだよ」
「まだ続いてるのか?」
「だって由貴くん言ってくれないし」
「そろそろ折れたらどうだ?」
…………。
何で陸也が知ってるんだよ。
颯太の奴話しやがったな!
「何話してんの?」
「颯太が由貴が誘ってくれないって。まぁ、普通は妊娠中にシようとは思わないけどな」
「きちんと先生に聞いたから大丈夫だよ」
そう。
忘れもしない。
つわりが治まったぐらいのとき。
颯太の奴。
真面目な顔して聞いていた。
「先生。セックスは妊娠中はダメなんですか」って。
先生は一瞬驚いてはいたけど真面目に答えた。
先生によると激しくしたり無理な体位じゃなきゃいいらしいから。
颯太とたまにシている。
誰だよ?
着信見ると陸也だった。
「もしもし?」
『由貴、俺だ。練習終わったか?』
「終わった。今、着替えてる最中」
『今日飯食いにこいよ。んでついでに颯太を拾ってカードで買い物してきてくれ。買う物はメールしとくから。で、颯太も来いって言っておけよ』
仕方ねぇな。
メールみるとかなり大量だった。
着替えて颯太のとこに戻ることに。
「颯太!」
「着替えた??」
「着替えた?じゃなくて何したんだよ」
「なにも?」
何もしてないならなんでそいつらそんな顔してるんだよ。
まぁ。
何言っても無駄か。
「あのさ。陸也が飯食いに来いって!で、買い物してきて欲しいらしい」
「陸が渡してたカードで?」
「そ。あれ」
陸也はしょっちゅう買い物頼んでくる。
帰りは颯太と一緒だからなんだけど。
「何を買ってこいって?」
「これ」
「…………」
「店の買い出しも含まれてない?」
「多分な」
「いつもの業務用スーパー行こうか?」
「まるで橘先輩パシってるみたいじゃね?」
「外野は黙ってくれる?」
「由貴先輩。なんで練習参加しないんだよ!」
「全部話すよ。由貴くんはオメガで今、妊娠しているんだよね」
「なにそれ」
「俺たち今一緒に暮らしてるから」
何にいらついてるのかわからないけど。
こいつらに颯太はバラしやがった。
「それと陸也が夕飯食っていけって」
「夕飯なんだろうね?」
そして。
陸也に頼まれた食材を買って車に乗せるんだけど。
颯太の奴。
全く手伝わせてくれなかった。
妊娠してるのに重たいモノ持つなって言われてるんだよな。
いつも。
**********
「ただいまー」
「悪かったな」
「いいよ。颯太もいたし」
「俺荷物持ち?」
「いや、そういうわけじゃないけど」
「あ、おにーちゃん」
「美希ちゃん」
「由貴、美希と遊んでやってくれ」
「俺にだけ手伝わせるの?」
「お前も食うだろう?だったら手伝え!」
「わかったよ」
美希ちゃんは俺に懐いててこうやって遊んでって言ってくる。
颯太はいつもこうやって手伝わされるんだよな。
「チーズダッカルビー?」
「由貴好きでしょ?」
「おいしそう」
「由貴のは颯太が愛情込めて作ったから」
辛さ控えてあってちょっと物足りない感じだった。
夕飯のあとも美希ちゃんは遊んで欲しがっていたから遊んであげた。
「あれ?美希寝ちゃった?」
「お姉ちゃん。うん、美希ちゃん寝ちゃった」
夕飯のあと。
美希ちゃんと遊んでたらいつの間にか寝ちゃっていた。
「由貴に遊んでもらえたのが嬉しかったのね」
「由貴。美希はいいから」
「いいよ。部屋に運ぶよ」
「ありがとう」
*********
「由貴。あとはいいから陸也のとこに行って?颯太が捕まってるはずだから」
「うん」
颯太から聞いた話しによると。
陸也は颯太と二人の時ってかなり絡んできて、颯太に色々聞くんだそうだ。
「で、最近どうだ?」
「どうって」
「だから、由貴とだよ。お前由貴に言ったんだろう?由貴が言ってくるまでシないって」
「そうだよ」
「まだ続いてるのか?」
「だって由貴くん言ってくれないし」
「そろそろ折れたらどうだ?」
…………。
何で陸也が知ってるんだよ。
颯太の奴話しやがったな!
「何話してんの?」
「颯太が由貴が誘ってくれないって。まぁ、普通は妊娠中にシようとは思わないけどな」
「きちんと先生に聞いたから大丈夫だよ」
そう。
忘れもしない。
つわりが治まったぐらいのとき。
颯太の奴。
真面目な顔して聞いていた。
「先生。セックスは妊娠中はダメなんですか」って。
先生は一瞬驚いてはいたけど真面目に答えた。
先生によると激しくしたり無理な体位じゃなきゃいいらしいから。
颯太とたまにシている。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる