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思い出作り
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「あー疲れた」
「……颯太。おっさん臭い」
「由貴くん。癒してよ」
サプライズのために陸に無理やりシフト増やしてもらったんだけど。
なんかいいように使われてるんだけど。
『昼間のことだけど。嘘でもないからな』
知ってる。
由貴くんが寂しがりやなのは。
最近、全く一緒にいれないし。
というか陸てば由貴くんのシフトを俺が寝てる間の時間帯にしてるしさ。
由貴くんとシたかったけど由貴くんてば疲れてるだろう言って断ってきた。
「何して欲しいんだよ?」
「膝枕して?」
どうするかな?
「いいよ。その代わり変なことすんなよ?」
「変なことて?」
「颯太がしたいこと全部だよっ」
「ズボンの隙間からイタズラしたりとか?」
「そんなことするなら膝枕しないから」
由貴くんに引かれちゃった。
好きな子がそばにいたらしたくなるでしょ?
「なにもしないから。昼寝しよう?」
由貴くんを抱き締める。
相変わらず抱き心地がいいというか。
細いというか。
前よりは肉ついたけどね。
ほっとくと偏食しまくるし!
偏食だけならいいよ。
下手したらご飯たべないからね。
「あ、由貴くん。夏休みの最後の一週間予定入れないでね?」
「何で?」
「旅行行こう?」
「どこに?」
「ちょっと遠くに行かない?」
「まるで最後の思い出作りたがってるみたいだよな」
「…学生でいれるのも今年が最後なんだよ?」
「颯太はな」
由貴くんを守ってあげれるのも今年だけ。
俺の後任にはあの子を選ぶけどね。
「教授たちの小言も今年で最後だしね」
「小言って?」
「高校は留年しないように計算して休んでたから」
「そんな奴が学生会会長?ありえねー」
「休んでた時はたまり場に行ってたしね」
「うちは犯罪に手をかすばかはいないし。陸がそれを許さないからね」
陸がヘッドになった時にみんなに言った。
『犯罪に手をかすな。もし巻き込まれたり、知らない間に手をかすことになってたら相談しろ』って。
陸らしいけど。
あれ?
・
・
・
。
それって陸だったっけ?
他の誰かだったような気がするんだけど……。
「出席日数ギリギリだったんじゃないのか?」
「そうそう」
「陸が面白おかしく話してたけど本当だったんだ?」
「そうだよ。で、由貴くん行きたいとこある?」
「…………特にないよ。颯太とならどこでも」
「…………本当に?例えば心霊現象の起きてる場所とかでも?」
由貴くんはお化けとかホラーが大の苦手。
「…………俺が嫌いだってわかってて言ってるだろう?」
「だって怖がってる由貴くん可愛いし」
「絶っっ対に行かないからっ!」
残念。
震えて怖がる由貴くん可愛いのに。
「……颯太。おっさん臭い」
「由貴くん。癒してよ」
サプライズのために陸に無理やりシフト増やしてもらったんだけど。
なんかいいように使われてるんだけど。
『昼間のことだけど。嘘でもないからな』
知ってる。
由貴くんが寂しがりやなのは。
最近、全く一緒にいれないし。
というか陸てば由貴くんのシフトを俺が寝てる間の時間帯にしてるしさ。
由貴くんとシたかったけど由貴くんてば疲れてるだろう言って断ってきた。
「何して欲しいんだよ?」
「膝枕して?」
どうするかな?
「いいよ。その代わり変なことすんなよ?」
「変なことて?」
「颯太がしたいこと全部だよっ」
「ズボンの隙間からイタズラしたりとか?」
「そんなことするなら膝枕しないから」
由貴くんに引かれちゃった。
好きな子がそばにいたらしたくなるでしょ?
「なにもしないから。昼寝しよう?」
由貴くんを抱き締める。
相変わらず抱き心地がいいというか。
細いというか。
前よりは肉ついたけどね。
ほっとくと偏食しまくるし!
偏食だけならいいよ。
下手したらご飯たべないからね。
「あ、由貴くん。夏休みの最後の一週間予定入れないでね?」
「何で?」
「旅行行こう?」
「どこに?」
「ちょっと遠くに行かない?」
「まるで最後の思い出作りたがってるみたいだよな」
「…学生でいれるのも今年が最後なんだよ?」
「颯太はな」
由貴くんを守ってあげれるのも今年だけ。
俺の後任にはあの子を選ぶけどね。
「教授たちの小言も今年で最後だしね」
「小言って?」
「高校は留年しないように計算して休んでたから」
「そんな奴が学生会会長?ありえねー」
「休んでた時はたまり場に行ってたしね」
「うちは犯罪に手をかすばかはいないし。陸がそれを許さないからね」
陸がヘッドになった時にみんなに言った。
『犯罪に手をかすな。もし巻き込まれたり、知らない間に手をかすことになってたら相談しろ』って。
陸らしいけど。
あれ?
・
・
・
。
それって陸だったっけ?
他の誰かだったような気がするんだけど……。
「出席日数ギリギリだったんじゃないのか?」
「そうそう」
「陸が面白おかしく話してたけど本当だったんだ?」
「そうだよ。で、由貴くん行きたいとこある?」
「…………特にないよ。颯太とならどこでも」
「…………本当に?例えば心霊現象の起きてる場所とかでも?」
由貴くんはお化けとかホラーが大の苦手。
「…………俺が嫌いだってわかってて言ってるだろう?」
「だって怖がってる由貴くん可愛いし」
「絶っっ対に行かないからっ!」
残念。
震えて怖がる由貴くん可愛いのに。
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