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番そしてはじめての
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「アイスいっぱい!おにーちゃんたちありがとう」
合宿から帰ってきて美希ちゃんにアイスを持ってきた。
「おにーちゃん!」
美希ちゃんは何故か俺に懐いてくれている。
俺も美希ちゃん可愛いから遊んであげてるんだけど。
「颯太。いらっしゃい!由貴おかえり」
お姉ちゃんたちのとこに帰ったのって合宿で必要な着替え取りにいった時だっけ。
「でも、どうしたの?これ」
「去年卒業した人からの差し入れなんだけど」
「美希。パパとアイス食べておいで」
そう言って美希ちゃんを追いやった。
「……」
「奈々ちゃん?」
「颯太と由貴。仲直りしたのね」
「仲直りというか」
お姉ちゃんどこまで知ってるんだろう??
「そう言えば颯太。恋人ができたんですって?」
「そうなんだ」
「由貴のこと捨てちゃうの?」
「二股?」
「違うって」
お姉ちゃんは知らないからそう言ってるんだろうけど。
「颯太は俺のだからっ!」
「知ってるわよ?2人が付き合っているのは」
「由貴教えてくれないから」
「だから泣かないの」
こんなことで泣くとか恥ずかしすぎる。
するとお姉ちゃんが俺の手を握ってきた。
「由貴。颯太が避妊なしでシようとしたら全力で止めなさいよ?」
お姉ちゃんは心配してそう言ってきた。
「奈々ちゃん。奈々ちゃんから由貴くんに説明してくれない?由貴くんさ着けないでしたがるんだよね」
「ごほっ」
颯太の爆弾発言にお姉ちゃんはむせていた。
「由貴。だめよ?そんなことしたら赤ちゃんデキちゃうわよ?」
「もちろん出来たら責任は取るよ?デキたから大学休学になったら学費出してくれているお父さんたちに悪いでしょ?」
「最初の頃、着けないでシてたじゃん」
最初にシた時は颯太が急にシたがったからだけどさ。
するとすっごい顔して颯太を睨んでいた。
「颯太!!」
「わっ待って!それは由貴くんがΩってわかる前だって」
「それでもダメでしょ!!」
「今はきちんと着けてシてるって。ただ、由貴くんの説得が大変だけど」
「由貴。あのね、ゴム着けてするのはね避妊だけじゃないのよ?」
「わかってるよ」
「それに颯太。ちょっと前まで色んな子と関係持っていたから変な病気移されているかもしれないでしょ?」
「もしそうだったら由貴くんに感染しちゃうかもしれないし、俺が嫌なんだよね」
颯太の言いたいことわかるけどさ。
「ふふっ」
「お姉ちゃん?」
なんだ?
急に笑いだして。
「颯太。あなた由貴にすっごく愛されてるわね?」
「え?」
「だって妊娠するかもしれないのに避妊したくないとか思わないわよ?」
「それって颯太との子どもならって思ってるってことじゃない」
「え?」
「私はそう思うわよ?少なくともいくら好きな相手でもそんな風には私は思えない」
確かに颯太のことは好きだし。
颯太との子ならデキてもいいとは思う。
それをそんな風に見られていたとは。
「2人ってまだ番じゃないのよね?」
「そうだよ。番って発情期中にシて項噛まないと成立しないから」
「周期的にそろそろだと思うけどね」
普通恋人の周期把握してる奴ってあまりいないよな。
きっとこういう奴だから颯太はモテるんだと思う。
「由貴?なんだったらこのまま颯太と暮らす?陸也には私から説得するわよ?」
「いいよ」
「即答!?少しは悩んでよ」
そんなに嘆かなくても。
「ここから大学近いし」
なんたって歩いて5分の距離だし、スーパーも近くにあるし。
オメガ病院は遠いけど。
合宿から帰ってきて美希ちゃんにアイスを持ってきた。
「おにーちゃん!」
美希ちゃんは何故か俺に懐いてくれている。
俺も美希ちゃん可愛いから遊んであげてるんだけど。
「颯太。いらっしゃい!由貴おかえり」
お姉ちゃんたちのとこに帰ったのって合宿で必要な着替え取りにいった時だっけ。
「でも、どうしたの?これ」
「去年卒業した人からの差し入れなんだけど」
「美希。パパとアイス食べておいで」
そう言って美希ちゃんを追いやった。
「……」
「奈々ちゃん?」
「颯太と由貴。仲直りしたのね」
「仲直りというか」
お姉ちゃんどこまで知ってるんだろう??
「そう言えば颯太。恋人ができたんですって?」
「そうなんだ」
「由貴のこと捨てちゃうの?」
「二股?」
「違うって」
お姉ちゃんは知らないからそう言ってるんだろうけど。
「颯太は俺のだからっ!」
「知ってるわよ?2人が付き合っているのは」
「由貴教えてくれないから」
「だから泣かないの」
こんなことで泣くとか恥ずかしすぎる。
するとお姉ちゃんが俺の手を握ってきた。
「由貴。颯太が避妊なしでシようとしたら全力で止めなさいよ?」
お姉ちゃんは心配してそう言ってきた。
「奈々ちゃん。奈々ちゃんから由貴くんに説明してくれない?由貴くんさ着けないでしたがるんだよね」
「ごほっ」
颯太の爆弾発言にお姉ちゃんはむせていた。
「由貴。だめよ?そんなことしたら赤ちゃんデキちゃうわよ?」
「もちろん出来たら責任は取るよ?デキたから大学休学になったら学費出してくれているお父さんたちに悪いでしょ?」
「最初の頃、着けないでシてたじゃん」
最初にシた時は颯太が急にシたがったからだけどさ。
するとすっごい顔して颯太を睨んでいた。
「颯太!!」
「わっ待って!それは由貴くんがΩってわかる前だって」
「それでもダメでしょ!!」
「今はきちんと着けてシてるって。ただ、由貴くんの説得が大変だけど」
「由貴。あのね、ゴム着けてするのはね避妊だけじゃないのよ?」
「わかってるよ」
「それに颯太。ちょっと前まで色んな子と関係持っていたから変な病気移されているかもしれないでしょ?」
「もしそうだったら由貴くんに感染しちゃうかもしれないし、俺が嫌なんだよね」
颯太の言いたいことわかるけどさ。
「ふふっ」
「お姉ちゃん?」
なんだ?
急に笑いだして。
「颯太。あなた由貴にすっごく愛されてるわね?」
「え?」
「だって妊娠するかもしれないのに避妊したくないとか思わないわよ?」
「それって颯太との子どもならって思ってるってことじゃない」
「え?」
「私はそう思うわよ?少なくともいくら好きな相手でもそんな風には私は思えない」
確かに颯太のことは好きだし。
颯太との子ならデキてもいいとは思う。
それをそんな風に見られていたとは。
「2人ってまだ番じゃないのよね?」
「そうだよ。番って発情期中にシて項噛まないと成立しないから」
「周期的にそろそろだと思うけどね」
普通恋人の周期把握してる奴ってあまりいないよな。
きっとこういう奴だから颯太はモテるんだと思う。
「由貴?なんだったらこのまま颯太と暮らす?陸也には私から説得するわよ?」
「いいよ」
「即答!?少しは悩んでよ」
そんなに嘆かなくても。
「ここから大学近いし」
なんたって歩いて5分の距離だし、スーパーも近くにあるし。
オメガ病院は遠いけど。
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