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愛しいキミのために
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みんなと手を切ろう。
由貴くんのために。
もしかしたら、由貴くんを泣かせるかもしれない。
それでも俺は由貴くん以外を本気で構いたくもないから。
そう。
愛しいキミのために。
ーーーーcase1.ミナミーーー
ミナミは俺のセフレの1人。
ミナミと会ったのはまだ由貴くんがうちのたまり場に出入りしていた頃。
「颯太。由貴だよ」
久々たまり場に行くと見慣れない子がいた。
それが由貴くんだった。
昔から遊び相手見つけるのに使っていたマッチングアプリ。
そこでミナミと出会った。
"私はミナミ。あなたは?"
"俺はソウタ"
俺もミナミも意気投合し、気がつけば体を重ねるようになっていた。
その頃の俺は思春期というヤりたい時期だったせいかそれから色んな女の子と遊んだ。
毎日メールしていた。
まるで恋人ごっこをしているかのように。
それからしばらくしてミナミに呼び出された。
「颯太!呼び出してごめんね」
「いいよ。で、どうしたの?」
「あ、あのねっ」
「うん」
何を言われるか薄々はわかっていた。
昔から顔だけは良くて。
よく告白されていたから。
「私、私ね!颯太が好きなの…………」
あぁ。
やっぱり…………。
ミナミをそんな風には見てない。
「颯太が私を恋愛対象として見てないのは知ってる!それでもいいからっ好きな人いないならお願い」
"好きな人いないなら"
「いいよ」
俺はそう答えていた。
陸にはそんなんじゃダメだろうとか言われたけど。
陸には関係ないじゃない。
ホーント。
おっさんなんだから。
それからミナミと付き合うも長続きはしなかった。
それでも恋人いなかったら体を重ねるという関係だった。
年が明け入試が終わったあと。
新入生名簿に由貴くんの名前を見つけた時。
だれかれ構わず遊ぶのを辞めなきゃいけない。
そう思った。
『ミナミ。
話があるから、明日の昼2時すぎ大学前のカフェにきて』
ミナミと話をするために呼び出した。
「お待たせー!」
「単刀直入に言うけど、俺に付きまとうのやめろ」
「何で!?」
「迷惑だからだ」
「迷惑ってひどいー」
ひどい言われても。
目障りだから、消え失せて欲しいくらい。
「じゃあ今までは何で?」
「遊べればよかったんだよ!」
遊べたらそれでよかった。
ヤリたいときにヤレたら。
お前は性欲処理だったんだよ。
でも……。
それをあの子は悲しむだろうから。
「何で今ごろ?」
「好きな子ができたからだ」
「私よりその子がそんなにいいの?」
しつこい。
うざい。
「いいよ。意地っ張りで泣き虫で、構ってあげないと拗ねちゃうんだけどそれすらも可愛い。そんな子だよ」
感じてる時の顔がめっちゃエロくて可愛いけど。
「私は認めない。絶対に認めないんだから」
「俺はミナミに認めてもらわなくてもいい」
「何よ。それっ!いつもの、さめてる颯太はどこにいったのよ!」
「そうは言われてもな。俺はあの子以外いらないから」
お前がどんなに叫ぼうと俺は変わらない。
由貴くんのために。
もしかしたら、由貴くんを泣かせるかもしれない。
それでも俺は由貴くん以外を本気で構いたくもないから。
そう。
愛しいキミのために。
ーーーーcase1.ミナミーーー
ミナミは俺のセフレの1人。
ミナミと会ったのはまだ由貴くんがうちのたまり場に出入りしていた頃。
「颯太。由貴だよ」
久々たまり場に行くと見慣れない子がいた。
それが由貴くんだった。
昔から遊び相手見つけるのに使っていたマッチングアプリ。
そこでミナミと出会った。
"私はミナミ。あなたは?"
"俺はソウタ"
俺もミナミも意気投合し、気がつけば体を重ねるようになっていた。
その頃の俺は思春期というヤりたい時期だったせいかそれから色んな女の子と遊んだ。
毎日メールしていた。
まるで恋人ごっこをしているかのように。
それからしばらくしてミナミに呼び出された。
「颯太!呼び出してごめんね」
「いいよ。で、どうしたの?」
「あ、あのねっ」
「うん」
何を言われるか薄々はわかっていた。
昔から顔だけは良くて。
よく告白されていたから。
「私、私ね!颯太が好きなの…………」
あぁ。
やっぱり…………。
ミナミをそんな風には見てない。
「颯太が私を恋愛対象として見てないのは知ってる!それでもいいからっ好きな人いないならお願い」
"好きな人いないなら"
「いいよ」
俺はそう答えていた。
陸にはそんなんじゃダメだろうとか言われたけど。
陸には関係ないじゃない。
ホーント。
おっさんなんだから。
それからミナミと付き合うも長続きはしなかった。
それでも恋人いなかったら体を重ねるという関係だった。
年が明け入試が終わったあと。
新入生名簿に由貴くんの名前を見つけた時。
だれかれ構わず遊ぶのを辞めなきゃいけない。
そう思った。
『ミナミ。
話があるから、明日の昼2時すぎ大学前のカフェにきて』
ミナミと話をするために呼び出した。
「お待たせー!」
「単刀直入に言うけど、俺に付きまとうのやめろ」
「何で!?」
「迷惑だからだ」
「迷惑ってひどいー」
ひどい言われても。
目障りだから、消え失せて欲しいくらい。
「じゃあ今までは何で?」
「遊べればよかったんだよ!」
遊べたらそれでよかった。
ヤリたいときにヤレたら。
お前は性欲処理だったんだよ。
でも……。
それをあの子は悲しむだろうから。
「何で今ごろ?」
「好きな子ができたからだ」
「私よりその子がそんなにいいの?」
しつこい。
うざい。
「いいよ。意地っ張りで泣き虫で、構ってあげないと拗ねちゃうんだけどそれすらも可愛い。そんな子だよ」
感じてる時の顔がめっちゃエロくて可愛いけど。
「私は認めない。絶対に認めないんだから」
「俺はミナミに認めてもらわなくてもいい」
「何よ。それっ!いつもの、さめてる颯太はどこにいったのよ!」
「そうは言われてもな。俺はあの子以外いらないから」
お前がどんなに叫ぼうと俺は変わらない。
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