198 / 404
自覚した想い
10
しおりを挟む
.
「次、いちごね。練乳いる?」
「いる。いっぱいかけて」
「由貴くん甘いの好きだもんね」
ほっとけよ。
というかなんでこうなっているかというと……。
あれから、3日。
俺は熱が下がらず大学を休むハメに。
で、昨日。
ようやく熱が下がって。
学園祭の準備に参加しようと思ったら。
『は?学園祭の準備?そんなのいいから、由貴くんは寝てなさい』
なんて言われたけど。
いつも大人しく颯太の言うこと聞くわけない。
で、外に出たら……。
「由貴くん?何してるのかな?」
颯太がいた。
「だって」
「いいから。大人しく寝てないと熱出ちゃうよ?」
「でもっ」
言い訳は聞かないという態度で颯太に部屋に連れ戻された。
「まだ微熱あるんだから。大人しくしてなさい!」
「眠れないなら添い寝してあげるから」
そのままベッドに押し込まれた。
****************
「あれ?」
いつの間にか寝ていた。
颯太は?
帰った?
着替えて下に行くと……。
「なにしてんの?」
「あ、起きた?」
「お姉ちゃんは?」
「美希ちゃんと病院」
「美希ちゃん先週から風邪引いてたらしいから」
「由貴くんが体調わるいの美希ちゃんにうつされたかもって言ってたよ」
颯太はそう言っていた。
そういや。
美希ちゃん、ずっと咳してたし。
俺のそばにいた。
まぁ。
仕方ない。
「でも。病院人が多いから時間かかるから由貴くんの看病頼まれた」
「というわけで、フルーツ持ってくるから食べてね」
そう言いながらキッチンに行った。
強制かよ。
仕方ない。
「お待たせ」
で。
大量のフルーツを持ってきた。
「そんなに食べれない」
「食べれるだけでいいから。あーん」
颯太は食べさせようとする。
「自分で食うからいいっ」
「いや?」
そんな顔して嫌とか聞いてくんなよ。
「わかったから」
****************
「これ以上は無理」
「じゃあ寝てようね」
問答無用で部屋に連れて行かれた。
「まだ少し熱あるよ?とりあえず明後日まで大学来ないでね。来たらみんなの前で犯すよ?」
「……わかった」
そんなこと言われたら言うこと聞くしかないじゃん。
「奈々ちゃん帰って来るまでいるから大丈夫だよ」
そう言って颯太は手を握ってくれた。
「次、いちごね。練乳いる?」
「いる。いっぱいかけて」
「由貴くん甘いの好きだもんね」
ほっとけよ。
というかなんでこうなっているかというと……。
あれから、3日。
俺は熱が下がらず大学を休むハメに。
で、昨日。
ようやく熱が下がって。
学園祭の準備に参加しようと思ったら。
『は?学園祭の準備?そんなのいいから、由貴くんは寝てなさい』
なんて言われたけど。
いつも大人しく颯太の言うこと聞くわけない。
で、外に出たら……。
「由貴くん?何してるのかな?」
颯太がいた。
「だって」
「いいから。大人しく寝てないと熱出ちゃうよ?」
「でもっ」
言い訳は聞かないという態度で颯太に部屋に連れ戻された。
「まだ微熱あるんだから。大人しくしてなさい!」
「眠れないなら添い寝してあげるから」
そのままベッドに押し込まれた。
****************
「あれ?」
いつの間にか寝ていた。
颯太は?
帰った?
着替えて下に行くと……。
「なにしてんの?」
「あ、起きた?」
「お姉ちゃんは?」
「美希ちゃんと病院」
「美希ちゃん先週から風邪引いてたらしいから」
「由貴くんが体調わるいの美希ちゃんにうつされたかもって言ってたよ」
颯太はそう言っていた。
そういや。
美希ちゃん、ずっと咳してたし。
俺のそばにいた。
まぁ。
仕方ない。
「でも。病院人が多いから時間かかるから由貴くんの看病頼まれた」
「というわけで、フルーツ持ってくるから食べてね」
そう言いながらキッチンに行った。
強制かよ。
仕方ない。
「お待たせ」
で。
大量のフルーツを持ってきた。
「そんなに食べれない」
「食べれるだけでいいから。あーん」
颯太は食べさせようとする。
「自分で食うからいいっ」
「いや?」
そんな顔して嫌とか聞いてくんなよ。
「わかったから」
****************
「これ以上は無理」
「じゃあ寝てようね」
問答無用で部屋に連れて行かれた。
「まだ少し熱あるよ?とりあえず明後日まで大学来ないでね。来たらみんなの前で犯すよ?」
「……わかった」
そんなこと言われたら言うこと聞くしかないじゃん。
「奈々ちゃん帰って来るまでいるから大丈夫だよ」
そう言って颯太は手を握ってくれた。
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる