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南あすかと北星
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「…………由貴。顔色悪いよ?ご飯食べてる??」
「……食べてる」
「お昼は由貴くん探し出して無理やり食べさせてるよ」
「え?」
「二人は同じ大学なんだよ」
「そうなんだ。じゃあ朝は?」
「…………食べてるよ」
「今の間は何?本当に食べてる?ご飯食べれないほどお金ないなら陸也に言って」
「それは大丈夫。家から無駄に多く仕送りされてるから」
「無駄って……由貴ていいとこのお坊ちゃん?」
「まぁ、それなりに」
「由貴。今日は終わり?」
「もう上がりだけど」
「これ明日食べなさい」
お姉ちゃんはそう言って俺に陸也に作ってきた夜食を押し付けてきた。
「いや、いいよ。それ、陸也のだろう?」
「いいの。陸也は少しは食べる量減らさないと最近、太ってねー」
「ぶはっ陸はいい歳なんだから気をつけないとねー」
あー。
颯太は。
そういうことばかり言うし。
「うるせー」
「陸也。俺帰るから」
「おぅ。気をつけて帰れよ」
「待って。俺も帰るから」
あれから。
颯太は毎日俺のバイト終わる時間までお店で陸也とだべっている。
「今、車検に出してて今日は歩きだから」
「それは別に構わねーよ」
「歩きだとこうやってくっついていられるしね」
「歩きにくい」
そんな話をしながら歩いているとあっという間にアパートに着く。
「じゃあ」
「また、明日ね。今日、さらに寒くなるらしいから暖かくして寝なきゃダメだからね」
「颯太ってまるで母親みたいだぞ?」
「そうは言っても由貴くんよく風邪引いてるでしょ?」
「わかってるって」
そのまま俺は部屋に入っていく。
「……食べてる」
「お昼は由貴くん探し出して無理やり食べさせてるよ」
「え?」
「二人は同じ大学なんだよ」
「そうなんだ。じゃあ朝は?」
「…………食べてるよ」
「今の間は何?本当に食べてる?ご飯食べれないほどお金ないなら陸也に言って」
「それは大丈夫。家から無駄に多く仕送りされてるから」
「無駄って……由貴ていいとこのお坊ちゃん?」
「まぁ、それなりに」
「由貴。今日は終わり?」
「もう上がりだけど」
「これ明日食べなさい」
お姉ちゃんはそう言って俺に陸也に作ってきた夜食を押し付けてきた。
「いや、いいよ。それ、陸也のだろう?」
「いいの。陸也は少しは食べる量減らさないと最近、太ってねー」
「ぶはっ陸はいい歳なんだから気をつけないとねー」
あー。
颯太は。
そういうことばかり言うし。
「うるせー」
「陸也。俺帰るから」
「おぅ。気をつけて帰れよ」
「待って。俺も帰るから」
あれから。
颯太は毎日俺のバイト終わる時間までお店で陸也とだべっている。
「今、車検に出してて今日は歩きだから」
「それは別に構わねーよ」
「歩きだとこうやってくっついていられるしね」
「歩きにくい」
そんな話をしながら歩いているとあっという間にアパートに着く。
「じゃあ」
「また、明日ね。今日、さらに寒くなるらしいから暖かくして寝なきゃダメだからね」
「颯太ってまるで母親みたいだぞ?」
「そうは言っても由貴くんよく風邪引いてるでしょ?」
「わかってるって」
そのまま俺は部屋に入っていく。
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