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陸也と颯太と由貴
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「何。このスコア。由貴くんどうしたの?」
「…………別にあんたには関係ないじゃん」
俺は何でこんな言い方しかできないんだ。
自分自身が嫌になる。
「拗ねてる?」
「拗ねてなんかっ」
「いいからおいで」
颯太に手招きされ颯太の隣に行くと…………。
「うわっ」
何故か抱きしめられた。
「しようか?」
「しない。つかあんた、藤澤さんがいつも残ってるの知ってたよな?」
「聞いちゃった?」
「さっき聞いた」
「……ねぇ。由貴くん本気出していいから俺と勝負しない?」
「いいけど」
突然何を思ったのか、颯太は俺と勝負したいと言ってきた。
「由貴と試合?」
「藤澤。審判してよ」
「了解。1セット何試合?」
「3ゲーム。それ以上は由貴が体力持たないって」
確かに体力持たないけどな。
笑わなくてもいいじゃん。
颯太は全力でって言ってきた。
なら、遠慮なく本気を出させてもらう。
「由貴ー手足につけてんの外せよ?」
「…………気づいてたんだ?」
「当たり前だ。俺を甘く見るな」
仕方ない。
本気を出すか。
ムカつくけど本気出しても颯太には勝てないけど。
ろくに練習しないくせに。
そういうとこムカつく。
「…………別にあんたには関係ないじゃん」
俺は何でこんな言い方しかできないんだ。
自分自身が嫌になる。
「拗ねてる?」
「拗ねてなんかっ」
「いいからおいで」
颯太に手招きされ颯太の隣に行くと…………。
「うわっ」
何故か抱きしめられた。
「しようか?」
「しない。つかあんた、藤澤さんがいつも残ってるの知ってたよな?」
「聞いちゃった?」
「さっき聞いた」
「……ねぇ。由貴くん本気出していいから俺と勝負しない?」
「いいけど」
突然何を思ったのか、颯太は俺と勝負したいと言ってきた。
「由貴と試合?」
「藤澤。審判してよ」
「了解。1セット何試合?」
「3ゲーム。それ以上は由貴が体力持たないって」
確かに体力持たないけどな。
笑わなくてもいいじゃん。
颯太は全力でって言ってきた。
なら、遠慮なく本気を出させてもらう。
「由貴ー手足につけてんの外せよ?」
「…………気づいてたんだ?」
「当たり前だ。俺を甘く見るな」
仕方ない。
本気を出すか。
ムカつくけど本気出しても颯太には勝てないけど。
ろくに練習しないくせに。
そういうとこムカつく。
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