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陸也と颯太と由貴
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陸也と颯太からこの間言われた。
颯太と距離を置けと。
サークルに顔を全く出さない。
大学でも顔を合わせなくなった。
まるで俺を避けているみたいに。
守ってくれるんじゃなかったのかよ?
颯太の嘘つき。
「由貴ー!どうしたんだ?可愛い顔が台無しだぞ」
そう言ってくるのは部長の藤澤さんだった。
「べっつにぃ!」
「颯太。ちょっと事情でしばらくは出れないってさ」
おそらくあれは俺を安心させるための嘘。
「颯太が今日、サークル終わったら来るから部室で待っとくようにだってさ」
「わかった」
颯太に会える。
そう思うと嬉しかったけど、今日も全然集中出来なかった。
今日の練習試合のスコア見てもわかるように散々だった。
「はぁ。何やってんだろう」
まぁいいや。
自主練習でもしよ。
ラケット持ってコートに行くと。
「由貴も自主練か?」
「もって?藤澤さんも?」
「知らないのか?俺は毎日残って練習してるぞ?」
え?
毎日?
嫌な予感がするんだけどっ。
「あ、あのっ。もしかしなくても…………」
「すまん。何回か目撃した。颯太を問いただしたら」
「どうせ開き直った言い方したんだろ?」
藤澤さんはニヤついた顔しながら言ってきた。
「あいつは俺が自主練してるの知ってるはずなのに、由貴以外には興味ないそうだ。…………良かったな由貴。お前めっちゃ愛されてるんじゃないか」
そういう意味じゃないてわかってる。
でも。
期待してしまう俺自身が嫌だ。
颯太と距離を置けと。
サークルに顔を全く出さない。
大学でも顔を合わせなくなった。
まるで俺を避けているみたいに。
守ってくれるんじゃなかったのかよ?
颯太の嘘つき。
「由貴ー!どうしたんだ?可愛い顔が台無しだぞ」
そう言ってくるのは部長の藤澤さんだった。
「べっつにぃ!」
「颯太。ちょっと事情でしばらくは出れないってさ」
おそらくあれは俺を安心させるための嘘。
「颯太が今日、サークル終わったら来るから部室で待っとくようにだってさ」
「わかった」
颯太に会える。
そう思うと嬉しかったけど、今日も全然集中出来なかった。
今日の練習試合のスコア見てもわかるように散々だった。
「はぁ。何やってんだろう」
まぁいいや。
自主練習でもしよ。
ラケット持ってコートに行くと。
「由貴も自主練か?」
「もって?藤澤さんも?」
「知らないのか?俺は毎日残って練習してるぞ?」
え?
毎日?
嫌な予感がするんだけどっ。
「あ、あのっ。もしかしなくても…………」
「すまん。何回か目撃した。颯太を問いただしたら」
「どうせ開き直った言い方したんだろ?」
藤澤さんはニヤついた顔しながら言ってきた。
「あいつは俺が自主練してるの知ってるはずなのに、由貴以外には興味ないそうだ。…………良かったな由貴。お前めっちゃ愛されてるんじゃないか」
そういう意味じゃないてわかってる。
でも。
期待してしまう俺自身が嫌だ。
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