LOVE☆GAME

嫉妬！？

4

そして……。



俺はいつの間にか颯太を好きになっていった。




そして。
高校に進学してすぐ。
俺は、颯太に連絡しなくなった。
もっとも俺から連絡は全くしてなかったけど。


だって。
メールって面倒じゃね？

3年ぐらい前に颯太が進学先の大学をメールしてきた。



だから。
俺は颯太と同じ大学に進学した。




そして。
大学入った俺は、純に誘われるがまま、テニスサークルにはいった。



「え、由貴くん？」
「あ……」



そのサークルには、颯太がいた。



「由貴知り合いか？橘先輩と」
「違う！はじめまして、"橘先輩"」



俺は思わず颯太と他人のふりしてしまった。
颯太は寂しそうだった。



何度か颯は、言いたそうにしてた。
別人なのか本人か確かめたかったんだと思う。




颯太はなんだかんだ言いながら俺をいつも助けてくれた。



俺の気持ちを知らずに。




ホントは告白するつもりはなかった。
ただ。
颯太のそばにいれたらよかったんだ。





『あの頃みたいに』





？？
あの頃みたいに？
あの時は翼のそばにいたはず。




そういや。
翼の話してる時も何か違うって思ってた。
それが何かはわからないけど。




とにかく違和感があった。